外国人管理員への委任意向はコロナ禍でも拡大

コロナ禍で入国できない外国人労働者に代わり進むIoT化

プレス発表資料 2020年11月12日
スタイルアクト株式会社

目次

  1. 要旨
  2. 調査概要
  3. 調査結果
    1. 全項目でDI値が上昇、外国人管理員への管理業務の委任意向が大幅に高まる
    2. 外国人管理員への期待は高まったが、依然としてコミュニケーションの不安は拭えず
    3. 「清掃業務」と「サービス取次ぎ」ではDIが初めて30を超える
    4. 一方、相談業務の委任には未だ心理的ハードルが存在
    5. 渡航できない外国人労働者に代わり、目覚ましく進歩するAI・ロボット技術

要旨

  • 全項目でDI値が上昇、外国人管理員への管理業務の委任意向が大幅に高まる
  • 外国人管理員への期待は高まったが、依然としてコミュニケーションの不安は拭えず
  • 「清掃業務」と「サービス取次ぎ」ではDIが初めて30を超える
  • 一方、相談業務の委任には未だ心理的ハードルが存在
  • 渡航できない外国人労働者に代わり、目覚ましく進歩するAI・ロボット技術

調査概要

分譲マンション購入・売却検討者26万人を有するマンションのセカンドオピニオンサイト「住まいサーフィン」(https://www.sumai-surfin.com/)は、マンション入居者に対し、外国人管理員に対する意識調査を行いました。「住まいサーフィン」は不動産ビッグデータを活用しコンサルティングを行う、スタイルアクト株式会社(東京都中央区・代表取締役:沖有人)が運営しています。

今回の調査では、「外国人管理員への“マンション管理業務”に対する委任意向」、「外国人管理員とのコミュニケーション」、「外国人管理員への“個別業務”に対する委任意向」について聞きました。本調査は、2018年から実施しており、今回で3年目となります。

実施時期
2020年6月3日~8月10日(インターネット調査、郵送調査)
調査対象者
「お住まいの分譲マンションに関する調査」の回答者
有効回答数
2264

調査結果

分析結果から、昨年度と比較してすべての項目で外国人への委任度が上昇していることが分かりました。昨年からの委任意向の上昇は著しく、「共有部の清掃業務」や「受付でのサービス取次」ではDI(※)が初めて30を超えました。昨年度よりも外国人労働者への期待度は大きくなっているものの、コミュニケーションに不安を感じている人は一定数おり、特に相談業務では依然として日本人への委任志向が強く表れました。

出生率の低下や人手不足の影響により、政府が外国人労働者の受け入れ拡大を進めているものの、新型コロナウイルスの影響により日本へ入国できない状況が長く続いております。2020年10月29日当社リリースの「- マンション入居者のAI・ロボットに対する意識を調査 -」でもAI・ロボットへの委任意向は大幅な増加が見受けられることから、コロナ禍で外国との往来が制限されている状況下では、マンションでの暮らしの中で外国人労働者のみならず、AI・ロボットが欠かせない労働者になると予想されます。

図表1:外国人管理員への管理業務の委任意向(DI※)
※ DI(diffusion index)の算出は、各項目の5段階の回答をそれぞれポジティブな回答から50,25,0,-25,-50と5段階の重みを設定し、それらを加重平均し算出

全項目でDI値が上昇、外国人管理員への管理業務の委任意向が大幅に高まる

昨年度調査と比較し、全項目で外国人管理員への委任意向が上昇したことが分かりました。これは多くのマンション管理会社が研修や試験等の取り組みによって、管理員の人材教育に力を注いでいるため、外国人管理員になっても業務レベルが維持されるという期待が高まっていると考えられます。

外国人管理員への期待は高まったが、依然としてコミュニケーションの不安は拭えず

外国人管理員への期待度が36.8(前年比+8.2ポイント)となりました。期待度と連動して外国人管理員とのコミュニケーションの不安についても前年比+10ポイントとなったものの、依然としてコミュニケーションについて不安を感じている意見が一定数あり、DIは-6.7と伸び悩みました。

人手不足や高齢化が進み、外国人労働者の受け入れが拡大する中、言語や文化が異なることによるコミュニケーションへの懸念が挙げられました。

「清掃業務」と「サービス取次ぎ」ではDIが初めて30を超える

DIで比較すると、外国人管理員への「共有部の清掃業務」の委任意向が34.2(前年比+8.5ポイント)、「サービス取次ぎ」の委任意向では32(前年比+8.7ポイント)となり、昨年度の同調査と比較し外国人管理員への業務委任意向が高くなりました。「相談業務」に関しては、未だ抵抗を感じるようですが、共有部や受付の業務においては託しやすいことが伺えます。

一方、相談業務の委任には未だ心理的ハードルが存在

「共有部の清掃業務」や「サービス取次ぎ」においては昨年度同調査よりもポイントが高く、受け入れ度合いが増している一方で、「相談業務」においてはポイントが伸び悩みました。コンビニエンスストアや飲食店など、より身近に外国人労働者と接する機会が増えたものの、言語や文化の異なることによって一部の業務ではまだまだ日本人管理員への相談を希望することが分かりました。

渡航できない外国人労働者に代わり、目覚ましく進歩するAI・ロボット技術

2020年10月29日当社リリースの「- マンション入居者のAI・ロボットに対する意識を調査 -」からもAI・ロボットへの委任意向は大幅に増加していることが分かります。世界的なコロナウイルスの蔓延により、技能実習生といえども出入国が容易ではない状況が続いています。人手不足や高齢化解消のため、今後は外国人管理員とAI・ロボットを用いた両輪でマンション運営が行われていくと考えられます。

本件に関するお問合せ

担当:住まいサーフィン広報担当

E-mail:pr@styleact.co.jp

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