●●●みなとみらい線「馬車道駅」から徒歩1分
首都圏この秋最大の話題物件とされる、分譲マンション「ザ・タワー横浜北仲」の第1期販売が11月25日から始まります。
これは三井不動産レジデンシャルと丸紅が、横浜市中区の北仲エリアに建設中のマンションで、以下のような特徴があります。
(1)みなとみらい線「馬車道駅」から徒歩1分。
(2)横浜市の分譲マンションとして、最高層になる58階建て。
(3)横浜市の分譲マンションとして、最大規模になる1176戸。
(4)分譲住宅、商業施設、宿泊施設、文化施設などからなる複合施設。
(5)第1期の販売戸数は、横浜市で過去最大という730戸。
(6)第1期の平均坪単価は約390万円、最高価格は8億円(212.3平方メートル)。
このように最高層、最大規模、過去最大などの形容詞が並びます。
完成予想CG。中央の高い建物が「ザ・タワー横浜北仲」、その右側の白い建物が「横浜市新市庁舎」(画像はすべて三井不動産レジデンシャルの提供)
屋上の「ハーバーテラス」から、横浜港を一望する
●●●多くのユーザーがこの物件を高く評価
「ザ・タワー横浜北仲」には、すでに説明したように、最高層、最大規模、過去最大という形容詞が並びます。私はこれに、もう1つの形容詞をつけ加えたいと思います。
第1期販売予定時期を「後ろ倒し」にしなかった、最近では珍しい物件。
これはどういうことでしょうか。分譲マンションを販売するに当たって、物件のウェブサイトで5月下旬に、「第1期販売予定時期──8月下旬」と表示したとしましょう。しかし最近は、時間の経過とともに、販売予定時期が以下のように変わるケースが大部分でした。
(A)5月下旬には、「第1期販売予定時期──8月下旬」と表示
(B)6月下旬には、「第1期販売予定時期──9月下旬」と表示
(C)7月下旬には、「第1期販売予定時期──10月下旬」と表示
(D)8月下旬には、「第1期販売予定時期──11月下旬」と表示
この意味が分かりますか。モデルルームを訪れたユーザーの反応が芳しくないため、やむを得ず販売時期を少しずつ「後ろ倒し」にしていた、ということなのです。
しかし「ザ・タワー横浜北仲」は、数カ月前から「11月下旬」と表記し、それを守り抜きました。こういうケースは、最近ではなかなかお目にかかれません。
それだけではなく、第1期の販売戸数は、横浜市で過去最大の730戸に達しました。多くのユーザーがこの物件を高く評価したことを物語っています。
駅前広場の完成予想CG
歴史広場の完成予想CG。画像の奥側が「馬車道駅」への出入り口で、画像の手前にマンションのエントランスがある
●●●想定購入者は神奈川県65%、東京都28%の割合
三井不動産レジデンシャルによると、2017年8月下旬〜11月上旬の来場者は3600組を超えました。想定購入者と目される、彼らのプロフィルを紹介しましょう。
【現在の居住地】
〔神奈川県―65%〕
横浜市―54%
地元3区(中区、西区、神奈川区)―36%
〔東京都―28%〕
港区、中央区、江東区の順
〔その他(神奈川県、東京都以外)―6%〕
投資目的、セカンドハウス目的
【年齢層】
〔29歳以下―4%〕
〔30代―25%〕
〔40代―30%〕
〔50代―24%〕
〔その他―17%〕
【職業】
〔会社員―53%〕
〔会社役員―14%〕
〔経営者―9%〕
〔その他―24%〕
【家族数】
〔1人―14%〕
〔2人―47%〕
〔3人―23%〕
〔4人―13%〕
〔その他―2%〕
マリンデッキの完成予想CG。デッキの右側に商業施設が並ぶ
エントランスホールの完成予想CG
●●●最高価格8億円のモデルルームを見る
第1期販売の内容を、数字で詳しく紹介しましょう。
販売戸数―730戸
販売価格―4500万円(44.03平方メートル)〜8億円(212.3平方メートル)
最多価格帯―6600万円台(26戸)
平均価格―8781万円
間取り―1LDK〜3LDK
平均坪単価―約390万円
登録受付の期間は11月25日〜12月3日です。
最後に価格8億円のモデルルームと、価格3億円超のモデルルームの画像を添付します。
P・212タイプのモデルルーム。58階にある、このタイプの住戸の価格が8億円
E・129タイプのモデルルーム。58階にある、このタイプの住戸の価格は3億円超
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細野 透(ほその・とおる)
建築&住宅ジャ─ナリスト。
建築専門誌『日経ア─キテクチュア』編集長などを経て、2006年からフリ─ランスで活動。東京大学大学院博士課程(建築学専攻)修了、工学博士、一級建築士。
著書に、『建築批評講座』(共著、日経BP社)、『ありえない家』(日本経済新聞社)、『耐震偽装』(日本経済新聞社)、『風水の真実』(日本経済新聞出版社)、『東京スカイツリーと東京タワー』(建築資料研究社)、『巨大地震権威16人の警告』(共著、文春新書)、『謎深き庭 龍安寺石庭』(淡交社)など。