田中和彦が斬る!関西マンション事情 不定期
田中 和彦

[第31号]ローレルスクエア高槻

2016年08月10日

【駅前再開発事業、高槻初のタワーマンション】
高槻市内初のタワーマンションであるローレルスクエア高槻が発売されたのは2002年7月、竣工は2004年3月、十数年前の話だ。しかし計画が持ち上がったのは1980年代半ば、いわゆるバブル時代。JR「高槻」駅北口の再開発事業として建設された。計画当時のJR「高槻」駅北側は木造の住宅や商店が密集したエリアだったが、再開発事業でその環境は一変、整然とした街並みとなった。駅舎からペデストリアンデッキで直結している建物「アクトアモーレ」は、アル・プラザ高槻(平和堂高槻店)と高槻アレックスシネマ(シネマコンプレックス)を中心とする複合商業施設。そして、その建物の左右に建つ30階と28階建てのツインタワーマンションがローレルスクエア高槻である。

【JR駅前、でも阪急線合わせ2線2駅利用可能】
ローレルスクエア高槻の最寄り駅であるJR「高槻」駅周辺は、北摂エリアでも屈指の生活利便性が高いエリアだ。JR「高槻」駅はJR東海道線の新快速停車駅。JR「大阪」駅まで2駅20分弱、JR「京都」駅までは1駅10分強、どちらに移動するにも大変便利である。

また、JR「高槻」駅から阪急「高槻市」駅までは徒歩圏内。約700m、徒歩9分で移動可能だ。しかも両駅間はアーケード商店街を中心とした商業施設集積エリアであるため、雨にも濡れない区間も長くウインドウショピングも楽しい。両駅間の移動が苦にならないというわけだ。またJR「高槻」駅は新快速停車駅であるが、阪急「高槻市」駅は特急停車駅。単なる2線2駅ではなく、「高いレベルの2線2駅」となっている。

【ランドマーク的存在の駅前ツインタワー】
ローレルスクエア高槻は、駅前ツインタワー。とても目立つ建物であり、大阪方面から電車で京都方面に向かう時に真っ先に目に飛び込んでくるJR「高槻」駅前エリアのランドマークだ。西棟と東棟からなるが、白っぽい色合いのマリオン、タイル/パンチングメタル/ガラスの3種の素材からなるバルコニーの立ち上がり。色合いこそ似ているもののディテールは西棟と東棟では異なる部分が多い。西棟は地上30階建てで内部が吹抜構造となる三角柱のような形状。東棟は地上28階建てのI型住戸配置でシャープなラインだ。バルコニーが線路方向に向いているのが気になるなら西棟の北向/西向がオススメだ。

JR東海道本線新快速停車駅である「高槻」駅前にそびえる高層ツインタワーは、駅まで直結、生活利便。住んでよし、貸してよしの好物件だ。


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田中和彦 
株式会社コミュニティ・ラボ代表。マンションデベロッパー勤務等を経て現職。
ネットサイトの「All About」で「住みやすい街選び(関西)」ガイドも担当し、関西の街の魅力発信に定評がある。