田中和彦が斬る!関西マンション事情 不定期
田中 和彦

[第19号]ロイヤルアークグランデールタワー

2016年02月10日

【駅前再開発でガラリと変わった放出駅】
大阪の、いや全国にある難読地名の横綱格「放出」。「はなてん」と読む。大阪市鶴見区にあるJR片町線の駅名だ。この「放出」駅、2000年以前の様子しか知らない人は、現在の駅周辺を見れば相当驚くに違いない。駅北側の住宅密集地は駅前再開発で道路幅の拡張やロータリーの整備が行われ様子が一変した。駅南側は貨物ヤード跡地。再開発以前は広大な更地であった。そちらもマンション開発が相次ぎ、今では線路とその南側にある第二寝屋川の間のエリアに10棟近くの分譲マンションが建ち並ぶ。そのマンション群の中の一つ、2004年竣工のタワーマンションが「ロイヤルアークグランデールタワー」だ。

【マンション群でひときわ目立つタワーマンション】
内環状線(国道479号線)と第2寝屋川の交わる地点から、同河川がクランクして線路にぴったりと並走するまでの東西約1km、JR片町線の南側に南北約100mの線路と水路に囲まれた土地がある。そこが放出貨物ヤード跡地なのだが、その空地に21世紀に入ってから10棟に及ぶ分譲マンションが建設された。その中で一際目を引くマンションが「ロイヤルアークグランデールタワー」だ。駅の北側から見ると、その特徴的なフォルムが目を引く。15階建のマンションが並ぶ中「ロイヤルアークグランデールタワー」は31階建。躯体から張り出た3本の構造部分があたかも列柱のように見え、まさにそびえ建っているという感じだ。南側に回り建物の足元に行くと、建物前面の公開空地に目がいく。タワーマンションであるため建ぺい率は低く、敷地の約半分が公開空地。それが建物前面(南側)にまとまっているのでとてもゆとりを感じられる。通路、植栽回りの石垣等は円形を基調としてデザインされており北側から見た押し出しの強い外観とは対照的だ。

【都心に近い駅近マンションは資産的にも価値あり】
先にも書いたが、JR「放出」駅南側には同時期に分譲されたマンションがたくさんある。しかしその中でも「ロイヤルアークグランデールタワー」は他のマンションと比べて優位性を持っていると言える。「駅に近い(徒歩1分)」「タワーマンションのステイタス」「ゆとりのあるランドプラン」といったとてもわかりやすい特徴があるからだ。またJR「放出」駅から大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線、JR環状線、京阪本線へと乗り継ぐことができる「京橋」駅までは2駅。約2kmほど北に行けば地下鉄長堀鶴見緑地線「今福鶴見」駅、南に行けば地下鉄中央線「深江橋」駅。自転車を使えば十分移動できる距離。交通利便性が高いことは言うまでもない。

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田中和彦 
株式会社コミュニティ・ラボ代表。マンションデベロッパー勤務等を経て現職。
ネットサイトの「All About」で「住みやすい街選び(関西)」ガイドも担当し、関西の街の魅力発信に定評がある。