田中和彦が斬る!関西マンション事情不定期

[第60号]ザ・パークハウス中之島タワー

2017年10月26日

田中 和彦 ( たなか かずひこ )

【「日本一」のタワーが大阪中之島に誕生】
「The TOP of JAPAN 日本一という称号を中之島に刻む。」 顧客の購買欲を煽るコピーの多いタワーマンションにおいても、今回紹介するザ・パークハウス中之島タワーのコピーはかなり押し出しが強い。何せ堂々と日本一とうたっている。そのザ・パークハウス中之島タワーが今月(2017年10月)竣工した。

【55階894戸のスケール感が魅力】
何が日本一かというと「1995年以降に供給された免震構造タワーマンションにおいて、2017年7月1日現在、地上55階建は日本最高階数となる」ということで「階数が日本一」。55階という階高もかなりインパクトがあるが、戸数も894戸とかなり目を引く数字だ。関西のタワーマンションでは、大規模なマンションでも総戸数はせいぜい500〜600戸程度。複数棟からなるマンション以外でなく1棟で1000戸近いマンションというは他には見当たらない。

規模の大きなマンションは共用施設が充実している場合が多いが、ここも例外ではない。オーナーズラウンジ、カフェラウンジ、パーティーラウンジそして40階41階と2層に及ぶビューラウンジ。これでもかとラウンジが並ぶ。それ以外にスタディールーム、ライブラリー、3室のゲストルーム。大規模マンション+タワーマンションのメリットが十二分に享受できそうだ。

【中之島ブランド+三菱+竹中】
マンション単体としての魅力だけではなく、周辺環境も優れている。大阪をよく知る人であれば説明は不要、マンション名にもあるようにあの「中之島」に立地する。福島〜梅田〜中津の「大梅田エリア」に利便性は負けるが、環境面は堂島川と土佐堀川に挟まれた中之島に軍配が上がる。現地の東側ブロックには住友病院、リーガロイヤルホテル、その隣ブロックは大阪市立科学館、国立国際美術館。ステイタスを感じられる施設が並ぶ。売主三菱地所レジデンス(他3社)、設計施工竹中工務店という本物件はブランド負けはしないであろう。

ちなみに免震構造タワーマンション以外では55階超は何棟か存在するので本物件は高さ日本一でも階高日本一でもない。ただ関西では、計画中も含め55階を超えるマンションはない。免震構造タワーマンションに限らずとも関西一の座は当分奪われそうにない。

 

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田中和彦 
株式会社コミュニティ・ラボ代表。マンションデベロッパー勤務等を経て現職。
ネットサイトの「All About」で「住みやすい街選び(関西)」ガイドも担当し、関西の街の魅力発信に定評がある。