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住まいサーフィン編集部

マンション購入者の平均年齢や決め手は?年代別体験談も紹介!

2023年12月06日

更新日最終更新日:

マンションは大きな買い物であるからこそ、購入タイミングに迷う方も多いのではないでしょうか。
何歳くらいで購入するのがベストなのか、また結婚や子どもの誕生等、ライフイベントとの兼ね合いも気になるところです。

今回のコラムではマンション購入者の平均年齢や、購入年代別のメリット・デメリットについてご紹介していきます。
実際にマンション購入した人の体験談も年代別にご紹介するので、是非最後までご覧ください。

この記事の編集者

住まいサーフィン編集部

1998年開設、マンションの適正価格や資産価値を判断するための価格情報サイト「住まいサーフィン」が運営。
宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を保有し、不動産の専門知識を持つスタッフが自宅売買に役立つ情報を発信します。
売り手と買い手の情報格差が大きい住宅業界。
自宅購入で後悔する人を減らすため、業界の専門知識・データを分かりやすくお届けします!

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1.マンション購入者の平均年齢、その他属性をチェック!

まずは、マンション購入者の平均年齢などの基本データを見ていきましょう。

マンション購入者の年齢層とは

国土交通省「令和4年度 住宅市場動向調査」によると、初めて住宅を購入した人(一次取得者)の平均年齢は下記のようになります。

世帯主の平均年齢

種類 平均年齢
新築分譲マンション 39.9歳
中古マンション 43.7歳
新築分譲一戸建て 37.5歳

年代別で見ても、30~40代の購入者がもっとも多くなっています。

新築・中古マンション、一戸建てのいずれも、全体の6~7割を30~40代が占める結果となりました。

マンション購入者の年収とは

購入者の年齢層につづいて、一時所得者の平均世帯年収をご紹介します。

平均世帯年収

種類 平均年収
新築分譲マンション 923万円
中古マンション 609万円
新築分譲一戸建て 722万円

新築マンションは価格高騰していることもあり、新築マンション購入者の年収がもっとも高くなっています。

年収別の月返済額の目安が知りたい方はこちらの記事もご参照ください。

年収からみたマンション購入の適正金額とは?

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年収別の購入適正金額、年収別の月返済額の目安を詳しく解説します。

住宅ローン利用の有無

多くの人が利用する住宅ローンについても平均値を確認しておきましょう。

なお、住宅ローンに関する調査の数値は二回目以降の購入者のデータも含まれます。

住宅ローンの利用率

種類 ローン利用率
新築分譲マンション 59.7%
中古マンション 52.5%
新築分譲一戸建て 64.9%

住宅ローンの平均返済期間

種類 返済期間
新築分譲マンション 29.7年
中古マンション 28.5年
新築分譲一戸建て 32.7年

住宅ローンの平均返済負担率

種類 返済負担率
新築分譲マンション 17.4%
中古マンション 16.6%
新築分譲一戸建て 18.8%

参考:国土交通省「令和4年度 住宅市場動向調査

住宅ローンの利用率を見ると、全体の半数以上が住宅ローンを利用していることが分かります。

また、注目すべき点として、住宅ローンの返済期間は借入時の年齢によってもある程度決められてきます。

中古マンション購入者は新築マンション、新築一軒家と比べ、購入時の年齢が高いため、返済期間も短くなっています。

続いては、年齢別にマンション購入のメリット・デメリットを見ていきましょう。

2.年齢別マンション購入のメリット・デメリットとは

20代は住み替えを視野に入れて選ぶ

20代での購入はまだ早いと考える方も多いかもしれません。

しかし、早いうちからの自宅購入はメリットも大きく、男性・女性関わず独身や一人暮らしで自宅を買う方も増えている時代です。

20代でマンションを購入するメリット

20代でのマンション購入のメリットとして、住宅ローンの借入期間を長く取れる点が挙げられます。最近は借入期間が50年の住宅ローンもあります。
借入期間を長く取れるため、収入が低くても借りられる金額は大きくなります。

ちなみに、住宅ローンは早くて新卒入社後3カ月を経過すると、銀行や条件により借入が可能です。

また、10年住んでもまだ30代のため、世帯人数やライフスタイルの変化に合わせた住み替えが可能です。
賃貸マンションの家賃は掛け捨てですが、マンションを購入すると自宅が資産となり、住み替えの際に売却益が手に入ることもあります。

20代でマンションを購入するデメリット

資産価値の低いマンションを購入してしまうと、住み替え時のリスクが大きくなります。

売却価格がローン残債額を下回った場合、不足額を自己資金で補填しなくてはなりません。
売却損が大きいと住み替えも難しくなり、ライフスタイルの変化に対応出来ない可能性があります。

20代のマンション購入のポイント

若いうちからの自宅購入を考える場合は、必ず住み替えを視野に入れて慎重なマンション選びを行いましょう。

住替えを円滑に行うために重要なのは、資産価値が高い物件かどうかです。

資産価値の重要性についてはこちらのコラムをご覧ください。

また、独身でマンション購入する際のおすすめの広さ・間取りはこちらのページをご参照ください。

30代・40代はライフスタイルに合った住まいを

30~40代は自宅購入者がもっとも多い年代です。

ライフイベントが多い年代だからこそ、自宅購入のタイミングに悩む人も多いのではないでしょうか。

30代・40代でマンションを購入するメリット

まだまだ働き盛りの30代・40代は住宅ローンの借入期間を長く取ることが可能です。
住宅ローンの借入期間を長く取るメリットとして、毎月の支払額を抑えられる点が挙げられます。まだまだ人生の先が長く、何が起こるか分からない年代だからこそ、月々の返済額には余裕を持たせておくと安心です。

そして、早めに購入しておくと、定年退職を迎える65歳前後までのローン完済も可能になります。

30~40代では、結婚やお子さんの誕生などのライフイベントをすでに終えている方も多くなります。
その場合は、ご自身やご家族のライフスタイルに合った自宅を選びやすいというメリットもあります。

30代・40代でマンションを購入するデメリット

子育て環境や住み心地を重視して郊外のマンションや一戸建てを購入した場合、短期での売却が難しくなるリスクがあります。
郊外立地は、新築時からの価格の下落幅が大きいためです。

転勤や引っ越しの可能性がある方は、住み心地だけではなく資産価値も考慮に入れて住まい選びを行いましょう。
家賃補助や社宅がある方は賃貸に住み続けた方が良い場合もあります。

30代・40代でのマンション購入のポイント

30~40代の方は仕事や育児に日々追われる年代のため、ライフスタイルに適した住まい選びを慎重に行いましょう。

ご家族とよく話し合い、優先順位を明確にした上でのマンション購入をおすすめします。

50代以降は退職後の生活もイメージして

50代以降は、お子さんの独立や定年退職などをきっかけに自宅をダウンサイズさせる方も増えてくる年代。自宅購入が二回目以上となる方も多いです。

50代以降でマンションを購入するメリット

年齢を重ねて資産形成もでき、手持ちの自己資金のみで自宅購入する方も多くなる年代です。
住み替えの場合は、売却益を活用することができます。

お子さんの独立や仕事の昇格昇給で家計に余裕が出てくる年代のため、毎月のローン返済額を多く組むことが可能になります。

50代以降でマンションを購入するデメリット

住宅ローンの借入が難しい場合や、借入期間が短くなってしまう可能性があります。
借入期間が短いと、借入できる金額が少ない・毎月の返済額が大きいといったデメリットがありますので要注意です。

50代以降のマンション購入のポイント

住宅ローンを利用して自宅購入したいと考えている方は、なるべく早めに動くことをおすすめします。

また、50代以降の自宅購入では、定年退職後も住宅ローン返済が続く場合があります。

老後のライフプランを考慮した上での住まい選びを行いましょう。
老後の住まい選びについてはこちらのページをご参照ください。

ここまでで、年齢別のマンション購入メリット・デメリットをご紹介してきました。

最後に年齢別のマンション購入体験談をご紹介します。

3.年齢別マンションを購入した理由と決め手

ここからは、年齢別にマンションを購入した理由と購入の決め手について伺ったアンケートをご紹介していきます。

20代でマンションを購入した理由

東京都杉並区 年齢:20代後半 中古マンションを購入

賃貸マンションの家賃が高く、このまま払い続けていくことがもったいないと感じ、夫と相談しマイホームの購入を考え始めました。

住みたい路線が明確にあったので、その付近を重点的に1年ほど探し続けました。
エリア、周辺環境、間取りも申し分ない物件を見つけたので、内見に2回ほど行き、購入を決意。
早く契約する代わりに割引もしてもらえたので、価格的にも満足しています。

当時住んでいた賃貸マンションよりも家賃が下がったので、言うことなしです。

愛知県名古屋市 年齢:20代前半 新築マンションを購入

住宅ローンの金利の安さ、住まい給付金があり、住宅ローン減税が40m2に緩和されたタイミングの今が買い時だと思いました。
また、賃貸と同じくらいの月々の負担で家を持てることにも凄く魅力を感じました。

単身女性なので単独ローンで、変動金利を選択。頭金など入れる資金は無かったので、諸費用も全部フルローンで組みました。
月々75,000円ほどの負担になりますが、ローン減税も使えるので実質5万円台で家が買えると思うと、本当に買ってよかったと思っています。

30代でマンションを購入した理由

東京都足立区 年齢:30代後半 新築マンションを購入

子供が生まれてからもしばらく住んでいた家が手狭になったので、引っ越しを機にマンション購入を考えました。
いろいろ検討しましたが、やはり交通の便と値段が決め手になり、購入を決めました。
希望の学区内であること、あとは間取りが自分たちの希望にピッタリでした。

夫婦で働いているためペアローンにしました。
金利は変動にして、初期費用300万円は自分たちで用意をしました。

東京都大田区 年齢:30代後半 新築マンションを購入

当時住んでいた賃貸が育児には手狭だったので、妊娠発覚を機に物件を探し始めました。間取りや広さはある程度イメージが出来ている一方で、それ以外については漠然としており、最初は物件掲載サイトで間取りを検索条件にリストを眺める日々でした。
ある日、自宅の郵便受けに新築マンションのチラシが入っていたので見てみると、広さ・間取り、そして予算感が合致していたこともあり、見学に行くことにしました。モデルルーム見学をしたことで、実際に自分たちの譲れるところ、譲れないところが明確になりました。その後いくつかマンションを見学し、最終的には最初に見学したマンションの金額と間取り、設備の充実さ、新築の綺麗さなどを改めて評価し、購入を決めました。

40代でマンションを購入した理由

東京都中央区 年齢:40代前半 新築マンションを購入

第二子が生まれ、将来的に部屋を分けることを想定し、広めの3LDKか4LDKの物件を探すことにしました。
もともと住んでいた賃貸も3LDKでしたが、全体的に狭かったので、広さにこだわりました。

また、夫が個人事業主なので、通勤にはこだわりませんでしたが、眺望を重視したいという希望がありました。
最終的に、子育て支援施設、公園、学校などの環境を見て、今の物件に決めました。

50代でマンションを購入した理由

福岡県北九州市 年齢:50代 中古マンションを購入

ずっと賃貸のアパートで生活していましたが、建物が古く引越しを考えていました。
当初持家は考えていませんでしたが、次に引っ越すとしたら高齢になってしまうことから賃貸は厳しいと考え、中古マンションを購入することにしました。
価格の安い中古マンションを選び、自分の使い易いようにリフォームして住もうと思いました。

格安物件でしたが、リフォーム代も込みで住宅ローンを組みました。それでも家賃より少し高いくらいで収まっています。

10年ローンにしたので、ローン控除も受けられ、完済後は定年となるため、今しかないタイミングでした。

4.まとめ

今回の記事では、マンション購入者の平均年齢や年齢別の購入ポイントについてご紹介しました。

記事でご紹介した通り、年齢・世代やライフスタイルによって重視したい点や気をつけたい点が異なります。

しかし、マンション購入に適したタイミングは人それぞれ。
ご自身のライフプランをよく考えた上で住まい選びを行うことが大切です。

損をしない住まい選びにおいて重要なのは、情報収集です。

例えば、新築マンション購入検討中の皆さんは、こんな経験はないですか?

  • ● 「将来値下がりしないか心配。10年後に価格がいくらになるのか簡単に分かったら良いな」
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また、中古マンション購入検討中の皆さんは、こんな経験はないですか?

  • ● 「スーモ等で見つけた物件が6,000万円で売出されている。この駅でこの価格少し高い気がするけど、本当に適正な価格なのだろうか?」
  • ● 「適正な価格(沖式査定額:5,400万円)が分かれば、指値(値下げ交渉)を入れて、自分の予算内である5,500万円で強気に交渉出来るのになあ。。」
  • ● 「どのサイトも適正な価格が分からないし、表示されていても、マンション単位で大雑把、お部屋毎に間取り、向き、階数を考慮されていない気がする」

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