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住まいサーフィン編集部

[第4号]住宅ローンって怖くない?もしも旦那様がなくなったら?!:住まいサーフィン編集部によるマンション知識

2015年09月13日

一般的には、住宅ローンの契約時に団体信用生命保険(団信)というものにも加入します。
一家の大黒柱である、旦那様に万が一のことがあっても安心な団体信用生命保険。

この団信について正しく理解することで、生命保険をお得にできることをご存知でしょうか?
こちらでは、知っているようで意外と知らない住宅ローンと保険の関係についてご紹介します。

住宅ローンって怖くない?もしも旦那様がなくなったら?!

■そもそも団体信用生命保険とは?
多くの民間金融機関では、住宅ローン借入の際、団体信用生命保険(通称:団信)への加入が融資条件とされています。
これは、住宅ローンの返済は大変高額なうえ長期間にわたり、万が一の事態が起こるリスクが大きくなるからです。
そこで、住宅ローンの契約者が返済期間中に死亡または高度障害になってしまった場合に備えて、生命保険会社がローン残高を支払う保険商品である団体信用生命保険への加入が必須となるというわけです。

これには、三大疾病や七大疾病保障など、特約付きの団信も展開されています。
不測の事態に陥った場合には、ただちに保険金が支払われ、住宅ローンの残高が清算されます。
■健康状態が金利を左右する?
住宅ローン契約時や借り換えの際、契約者である旦那さまの健康状態は良好でなければなりません。
健康上の理由から団信に加入できない場合には、ワイドタイプへの加入になります。

これは、生命保険の引き受け基準が拡大されている住宅ローンになるため、金利が0.2%ほど高くなってしまいます。
■生命保険は解約していいの?
団信へ加入していれば、生命保険は不要なのでは?そんな疑問が浮かぶ方もいるでしょう。
確かに、既存加入の保険に、住宅資金の補償額が含まれている商品であれば、重複して加入していることになります。
つまり、補償に対し、二重に保険料を支払っているということです。

住宅ローン加入時に、旦那様の生命保険を気に掛ける方は少ないと思います。
しかし、重複保険料を減らすことで、繰り上げ返済資金への充当もできます。
効率良い資産運用を行うことで、返済の負担を減らすことができるでしょう。

また、生命保険の重複を節約される際には、長期療養が必要になった場合のリスクに備えて、長期所得補償保険の損害保険などに加入することをお勧めします。
■万が一の事態でも安心
このように、住宅ローンを組む際には、団体信用生命保険に加入します。
これにより、旦那様の万が一の事態に備えることができ、住宅ローンにおける心配がなくなるでしょう。

しかし、住宅費補償に充てられている生命保険料の減額ができる点はあまり知られていません。
大切な資産を有効に活用し、無駄のない資金計画を実行しましょう。