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住まいサーフィン編集部

中古マンション購入で後悔したくない!そんな方によくある失敗談まとめと対策を解説!

2022年10月31日

更新日最終更新日:

待ちに待った、マイホーム購入。
はじめての中古マンション購入で後悔したくないが、どういった点に注意すべきか分からない方も多いかと思います。

そこで今回の記事では、中古マンション購入でのよくある失敗談についてご紹介します。
マンション購入で後悔しないために、どのようなことに気をつければよいかの参考としてお役立ていただければ幸いです。

この記事を書いた人

住まいサーフィン編集部

1998年開設、マンションの適正価格や資産価値を判断するための価格情報サイト「住まいサーフィン」の運営スタッフが自宅売買に役立つ情報を更新中。
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1.騒音に関する中古マンション購入の失敗談

中古マンション入居後に騒音トラブルに巻き込まれてしまった…という声は多いです。
騒音の原因を分析すると、マンションの隣室から聞こえる内部騒音、マンションの外から聞こえる外部騒音の大きく二つに分けられます。

内部騒音に関する後悔

中古マンションの騒音について特に多いお悩みは、上階に住む住民の音が気になるという意見です。
築年数の経過した物件では、構造上音が響きやすいという声も聞かれます。

かなり古い中古マンションを購入したんですが、実際に住んでみたら上の階の住民の足音がドタドタと、下の階からはドアの音がドーンと響いてきます。古いのはわかっていましたが、もっとその部分を確かめてから購入するべきだったと後悔しています。
購入したマンションは5階建ての中古マンションで、現在2階に住んでいますが、上に小さいお子さんが住んでいるようで走り回っている時のドタバタした音が響いていたので少し失敗したなと思いました。見学に来たときには昼間でしたが、昼間は外出されているようで気付きませんでした。夜にドタバタした音が響いているので、夕方や夜間にも一度見学をしてみればよかったなと感じました。

また、お子さんの足音で苦情を言われてしまったという声もありました。

子供が男の子で幼稚園入園の年齢だったため、言うことを中々聞いてくれず、騒音問題で下階の方から苦情を言われてしまいました。小学生の今でも走ったりするので、常に「静かに!」と言わなければならず、子供にも少し可哀想なことをしましたし、自分も常にピリピリしていてしんどかったです。男の子のいる私たちは1階を買えば良かったのかもと思いました。

外部騒音に関する後悔

購入した中古マンションの周辺が賑やかである場合、外からの騒音が気になる場合があります。
古い物件では、サッシや窓の建付けが悪くなっており、外と同じくらいうるさいという意見もありました。

購入する際にチラシに「ショッピングモールまで徒歩5分」と書いてあって近いからと決めたまでは良かったのですが、土日はもちろん平日も朝から晩まで車の音や人の多さから来る音が尋常でなくて、もう少し利便性以外の要素を考えたら良かった。
マンションのすぐ近くに幹線道路が通っていて、車の音が気になります。内見のときからその事はわかっていたのですが、いざ住み始めると、深夜に救急車やパトカーのサイレンなどが響き、予想よりうるさく感じます。窓を開けてると車の音がより一層大きくなるので、窓を開けて寝たりできないのが辛いです。

騒音で後悔しないための対策

誰でも出来る騒音対策として、中古マンションの内覧は複数回行うのがベターです。
条件の良い物件はすぐに売れてしまう可能性もありますが、騒音が気になる方は焦らずに探すことをおすすめします。
朝昼夜、平日休日など別のタイミングで訪問することで思わぬ騒音に気付くこともあります。

売主さんへ引っ越しの理由やご近所さんについて質問をしてみるのも一つの方法です。
本当のことを答えてもらえるとは限らないですが、不安が払拭できる場合もあります。
マンション内の掲示板にも目を通すと住民の雰囲気が伺い知ることができるかもしれません。

また、静かな暮らしが送りたい方は、駅前・繁華街・幹線道路・線路などに面した立地は避けましょう
窓を開けて生活したい方は特に注意が必要です。

築年数の経過した中古マンションで、外からの音を防ぎたい場合、内窓(二重窓、二重サッシ)を取り付けるのもおすすめです。
窓やサッシは通常「マンションの共用部」となり、修繕には管理組合の許可が必要となりますが、内窓であれば共用部に手を加えずに済みます。

2.リフォーム・リノベーションに関する中古マンション購入の失敗談

中古マンションを購入し、リフォームやリノベーションをするのに魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。
リフォーム・リノベーションに関する後悔についてもまとめました。

リノベーションと聞くと、全てが新築のように取り換えられているというイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、リノベ済み中古マンションを購入したら、一部が古いままだったという事例も多くありました。

リノベーションマンションを購入したのですが、全てが新築のようにリノベーションされているわけではなく、網戸や玄関ドアなどは使い回されているので、部分的には古さや傷みを感じました。リノベーションされているという期待値より少し完成度は低かったことが残念です。
リノベーション済みとはいえ、いわゆる表面だけしかリノベーションしていなかったので、石膏ボードやら床のつくりは昔のままだったというのが失敗でした。築30年という古さだったので、もう少しお金に余裕があれば、購入時にスケルトンからきちんとリノベーションしておけばよかったと後悔しています。見た目も大事ですが、住んでみると見えないところも気になってきますので、中古を購入する際は基礎部分をしっかり確認する必要があると思います。

マンションの管理規約上、窓・ベランダなどの共用部は自由にリフォームできないことが多いです。
リフォームできない部分の古さが気になるといった後悔もありました。

内装はリフォームで新品同様に綺麗になりましたが、築35年の古いマンションのため、外観や窓、ベランダなど自分たちでリフォームできない箇所の古さが気になります。新品の箇所との差が気になるため、そのまま使う予定だったキッチンはリフォームの途中で結局フルリノベーションすることになりました。購入前に補修できる箇所とできない箇所をもっとしっかり把握しておくべきだったと思います。

入居前はリフォームは不要と思っていたものの、住んでから古さが気になったという声も。
余計にお金がかかってしまった、住みながらのリフォームは大変という後悔もありました。

リフォームされていない築37年の中古マンションを格安で購入しました。住んで4年立ちましたが、購入時にどこもリフォームされていないので、給湯器が壊れたり、キッチンのシンクに穴があき水漏れしたり、トイレが壊れたりと次々に問題が発生。結局、総リフォームすることになり、お金が思った以上かかってしまい、残念です。これなら最初からリフォームされた物件の方が安かったと思います。
それほど古くないと思っていたマンションでしたが、住んでみると気になるところが色々と出てきてしまいました。リフォームするにも手間とお金がかかるので、そう簡単にも出来ないため、決断できずに悩んでいます。
住むにあたっては、大規模なリフォームをしましたが、トイレについては費用もかかるので行いませんでした。すると、住み始めてすぐに水が漏れ始めました。今はどうにかだましだまし使っていますが、そのうち修繕が必要だと思っています。リフォームした時に一緒に行っておけばよかったと後悔しています。

リフォーム・リノベーションで後悔しないための対策

リノベーション、リフォーム済みの中古マンションの場合、リフォームされている範囲を確認しましょう。

特に、トイレや給湯器など水回りのトラブルが目立ちます。
交換時期を迎えている場合は、壊れていなくても取り換えておくという選択肢もあります。

入居後、住みながらリフォームを行うのは、金銭面をはじめとして、様々な面で負担が大きいです。
購入時点で気になる箇所がある方は、中古マンション購入時に直しておいた方が後々後悔せずに済みます。

中古マンション購入と同時にリフォームを行う場合、一体型住宅ローンを利用できる場合があります。
一体型住宅ローンは一般的なリフォームローンと比較し、長期かつ低金利で借りられるメリットがありますので活用するのもおすすめです。

3.経年劣化に関する中古マンション購入の失敗談

中古マンション購入の後悔として、経年劣化について挙げている方は多いです。

中古マンション専有部の劣化

まずは、居室内の劣化に関する失敗談をご紹介します。
初めての自宅購入で、細かい部分の古さを見落としてしまったことを後悔する声が多くありました。

購入前に何度か部屋を見て決めたのですが、全体の雰囲気は綺麗だと思っていました。いざ住んでみると思ったより老朽化していて、隙間風がひどく、天気が悪い日は虫がわいてきたりします。もう少ししっかり確認しておけば良かったと後悔しています。
賃貸住まいが長いせいもあり、中古マンションの経年劣化の実情を知りませんでした。住んですぐにガス台が壊れ、想定外の費用が発生。また、見学時には分からなかったのですが、引き渡された部屋の汚さ(プロの掃除で落ちないような汚れ)に絶望したので、買い替えることがあれば、次はそうしたことをよく確認したいと思います。

居住中に中古マンションを内覧した方は、内覧時の見落としを後悔する声が目立ちます。

購入時に前の方が居住中だったため見学が一度しか出来ず、フローリングの目地に詰まったクレヨンの汚れ、洗面台下の扉の中の妙な匂い、引き戸の木目のはがれ等、部屋の細部の汚れや劣化に気付く事ができませんでした。こんな高い買い物をするのだから、居住者に気を遣わずに、もっと念入りに細部までチェックすればよかったと思っています。
内覧した時には家具などがあって気にならなかったのですが、前の持ち主がペットを飼っていて、退去後によく見てみると、床が傷だらけ。思っていたよりもリフォーム代がかさんでしまい、予算オーバーになりました。買う前に絨毯の下を見ておけば良かったと後悔しています。

中古マンション共用部の劣化

共用部の劣化についての後悔もありました。
注意したいのが、エントランスや共用施設だけでなく、配管やベランダ、窓なども共用部として扱われ、自由に修繕できない場合があります。
共用部の古さがどうしても気になる中古マンションは、避けた方が良い場合もあります。

住み始めてすぐにマンション共用部の給排水管等に、築年数相当の傷みがあることがわかりました。戸数の少ない中古マンションであったため、補修のための修繕積立金の値上げや一時金の徴収などがあり、思いがけない出費となりました。中古物件の場合は外見の雰囲気や綺麗さだけに気を取られず、見えないところにも注意を払うべきだったと思います。
中古マンションではありましたが、高級で、ステイタスのある、管理の行き届いた良いマンションという印象でした。ですが住んでみると、やはり築25年ということで、新築マンションと比べると設備の面で段違いでした。宅配ボックスサービスや床暖房はなく、ドアが重くて突然バタンとしまるので危険です。低層でエレベーターもありません。つい新築と比較してしまい、失敗だったかなと思っています。

経年劣化で後悔しないための対策

経年劣化で後悔しないためにも、中古マンションの内覧時には納得いくまでチェックを行いましょう。
売主が居住中の場合は、遠慮してしまう方も多いですが、家具で隠れている部分に傷がある場合もあります。
入居後に修繕費用を負担してもらうことは難しいので、見えない部分は必ず確認しておきましょう。

また、売主からの許可が得られれば、ホームインスペクションを依頼するのもおすすめです。
数万円の費用負担で、中古マンションの劣化状況や欠陥をプロの目で診断してもらうことができます。

4.周辺環境に関する中古マンション購入の失敗談

マンション購入においては、建物周辺の環境に後悔される方が多いです。

目の前に建物が建ってしまった

よくある後悔として、入居後に建物が建ってしまったという失敗談は多く聞かれます。

買った当初は非常に良かったのですが、マンション購入後に裏手に新しいマンションの建設が始まってしまい、せっかく良かった日当たりが悪くなってしまいました。購入前に、マンション周辺の開発調査をもうちょっとしておけばと後悔しています。
最近、南隣に高い建物が建ち、日当たりが悪くなってしまいました。第一種低層住居専用地域ではないので、こういう事態になる可能性は認識していましたが、日当たりの良さが気に入って購入しただけに大変ショックでした。
東側が空き地になっている中古マンションを購入したのですが、そこに将来なにかが建つかもしれないという想像力を欠いていたのは失敗でした。結果、5年後にその空地に3階建ての建物が建ちました。私たちの購入したマンションは、2階から下の部屋に日が当たらなくなってしまい、我が家は3階だったので、ギリギリ日照時間はあるものの、以前にくらべて格段に洗濯物が乾かなくなってしまいました。しかも悪いことに、その東側に建った建物が葬儀場でした。マンションの資産価値が下がったようです。となりの空き地に何か建物が建つだろうと思っていれば、もしかしたら購入しなかったかもしれません。

繁華街で治安が悪い

利便性の高い立地はつまり、人の集まるエリアともいえるため、治安の悪さが気になる場合があります。
特に、子育て世帯の場合は、お子さんと暮らしていくうえで不安がないかを確認しておきたいですよね。

夜にマンション近くの空き地が、若者の集会場になっていました。騒音はそこまでひどくはありませんが、大勢で集まって夜遅くまで何かやっているのは不安です。昼間に何度か見学に来ていたのですが、夜にもマンションに来て周辺の様子を調べるべきだったと思います。
交通の便を優先するあまり、治安のあまりよくない地域になってしまい、子供ができたときに「子育て環境に適さない」という結果に…将来を見据え、優先順位のつけ方には慎重になるべきだったと後悔しています。
会社からのアクセスと駅からの距離がちょうどよかったので購入を決めました。ただ、思ったより最寄り駅の治安が悪かったことが住んでから判明。もっと、ネットでの前評判であったり、実際に現地に出向く数を増やすなどの手段を取るべきだったと思います。また、不動産会社の担当者にも詳しく聞いてみればよかったと後悔しています。

周辺環境で後悔しないための対策

用途地域がマンションの前に広めの空き地や駐車場がある場合は要注意です。
人が住んでいない土地は新しい建物を建てるのが容易であるため、マンション等が建つ可能性があります。

また、中高層の建物のない地域で暮らしたい方は用途地域を確認しましょう。
「第一種低層住居専用地域」などの住宅街であれば、周辺に高い建物が建つ心配もありません。

周辺の治安を確認するためには、時間帯を変えて何度か現地調査をするのもおすすめです。

5.近隣トラブルに関する中古マンション購入の失敗談

集合住宅であるマンションでは、近隣トラブルに巻き込まれる方も少なくありません。

近隣住民との相性が悪い

隣人との相性が悪く、人付き合いに悩まされているという後悔もありました。

失敗したと感じるのは住民問題。柔軟剤の匂いがベランダ越しに窓から入ってくるということまでクレームをつける変な隣人に辟易しています。その隣人は近隣でも有名なクレーマーで、他にもいろいろ事細かく文句をいうためできる限り避けたいと思っているのですが、とにかく不快です。
同じ階にマンション内を仕切る老夫婦が住んでいたのが想定外でした。比較的部屋が離れていたので特に入居の挨拶はしませんでしたが、入居後間もなく偶然エレベーターで会って挨拶すると、やんわり自宅に来るように言われました。手土産を持ち小さい子供を抱っこして伺ったにも関わらず、主人の仕事や私自身の勤め先など根掘り葉掘り聞かれ、1時間程引き留められました。
引っ越した初日に挨拶にまわっていると隣人がとても変わった人だということがわかりました。玄関の隣にある部屋の窓が白いガムテープでガチガチに固めてあります。赤ちゃんを連れて挨拶をしたときも、睨みつけるような顔で対応されました。あまり関わらないようにしていますが、この先何かあったらどうしようと不安です。購入する前に不動産屋さんに聞いてみるとか、マンションの人に話を聞くとか、もう少し様子を探ってみればよかったと思いました。

自治体などの人付き合いが大変

マンションによって自治会など住民同士の付き合いの内容は様々です。
ご自身とは合わない雰囲気に後悔する人もいます。

築年数の古いマンションのせいか、周りに住んでる人があまり社交的じゃなかったのが残念です。また、購入後に、マンションのルール本を渡され、想像と違うなと思う点がいくつかあり、しっかり確認しなかったのが失敗だったと思いました。
入居して気がついたのは、古いマンションのため住民の平均年齢が高く、自治会などの催しが多く、参加して当たり前のような雰囲気がしんどいことです。
高齢の住人が多く、親世代も子供達の年齢も合わず、いつまでも馴染めない雰囲気です。マンションの書類を作ろうにもパソコン作業ができない奥様がほとんどで、他のご主人たちと協力してやっていたら嫌がられました。

近隣トラブルで後悔しないための対策

遠慮せず、売主さんには気になることを質問をしてみましょう。
中には、内覧時に近隣住民へ挨拶に伺うといった方もいました。

また、築年数が経過した中古マンションでは高齢の住民が多く、気を遣ってしまう場合もあります。
子育て世帯の場合は、自分たちと近い世帯構成の住民が多いファミリー向けマンションの方が暮らしやすい傾向があります。

また、郵便受けやゴミ置き場、掲示板といった共用部から住民の雰囲気を感じ取れる場合もあります。
居室内だけでなく、マンション全体をくまなく見学しましょう。

6.金銭面に関する中古マンション購入の失敗談

人生最大の買い物ともいえるマンション購入。
購入後に金銭面で後悔している方もいます。

管理費・修繕積立金の値上げ

中古マンションで特に多い後悔が、管理費・修繕積立金の月々の負担が重いという点です。

修繕積立金は購入時は平均的な金額で、上がるとしても時間をかけて徐々に上がっていくだろうと思っていました。それが、入居して2年目に一気に1万円ほど上がることに。そして、そのとき住民からの反対意見はほとんどなく、ほぼ管理会社の言いなりだったことに大変驚きました。購入時、不動産会社の担当者からは「修繕積立金の値上げは当面ありません」と聞かされていただけに、騙された気分になりました。
失敗したと思っているのは、修繕費です。築15年のマンションを購入しましたが、築20年たった頃から修繕費が倍になり、ローンの金額と管理費、修繕費を合わせた金額がほぼ同額になりました。購入する前に修繕費、管理費の事を詳しく聞いておけばよかったと後悔しています。
築40年で全リフォーム済み、立地も良く、私の実家にも夫の職場も近い中古マンションを購入することにしました。失敗だったのは、良い面ばかりを見て、築年数を軽視していたこと。契約して数年後に大規模修繕工事を予定していましたが、積立金が足りておらず、2年後に30万、3年後に50万を各家庭から出費する話が出ていると知りました。焦らずに、マンションの管理組合の帳簿を見せてもらい、今後の工事計画を把握していればと後悔しました。

住宅ローンの返済がきつい

多額のローンを背負ったことへの不安があるという意見もありました。

これからも賃貸にお金を払い続けるのであれば、購入してしまったほうがいいと考え、中古マンションを購入しました。ただ、やはり金額的な負担が大きく、こんなに大きな買い物は初めてですから、未だに不安はあります。今後長くローンを払い続けることになることを考えると、無理せず賃貸に住み続けるという選択でもよかったのではないかと思ってしまいます。
物件価格が高かったので、ローン返済が負担です。35年ローンなので、自分が71歳までローンを返済しなければならない計算になります。ローン返済とは別で貯金もしていこうと思っていますが、最悪返済出来なかったら売ることも考えています。

金銭面で後悔しないための対策

中古マンション購入前にはファイナンシャルプランナー(FP)に家計相談するのもおすすめです。
月々の収支をもとに、ローン返済に無理がないかを客観的に判断してもらえるので安心して購入へと進めます。

また、修繕積立金は、築年数が経過するごとに値上がりしていくのが一般的です。
新築時から比較して修繕積立金が2倍以上となるケースも多いです。
管理費も人件費の増加と連動するため、最近では上昇傾向にあります。

管理費・修繕積立金は値上げされる前提で、余裕を持った資金計画を立てることをおすすめします。

注意点として、戸数が少ないマンションは、一戸あたりの維持費負担が大きくなります。
維持費の値上げが不安な方は、中規模以上のマンションを選んでおくことをおすすめします。

7.マンションの規約に関する中古マンション購入の失敗談

ペットの飼育について

中古マンションの後悔で意外と多いのが、ペットの飼育に関する内容です。
ペット不可のマンションは意外と多いので、入居後に飼えないと知り後悔している方も多いです。

不動産会社からは小型犬は飼育可能だと聞いていたのと、実際に内覧に行った時にペットを連れておられる方がいらっしゃったので安心していたのですが、入居してみたら小動物飼育不可という条件でした。小型犬を飼っていたので大丈夫かと思ったのですが、散歩に連れて行くたびに駐在している管理人さんに嫌みを言われていたので、引っ越しました。もっと約款などをきちんと読んで確認するべきだったと思います。
失敗したと思ったのは、ペット不可のマンションであったことです。購入時ペットは飼っていなかったので、「ペット不可」というルールは気にもしていませんでしたが、長く住んでいると気が変わってきて、ペットを飼いたいと思うようになりました。その時の状況だけでなく、将来の家族像を想像し、十分に検討して物件の選定するべきだったと思います。

反対に、近隣住民のペットに悩まされているという意見もありました。

ペット可のマンションのため、犬の吠える音が響いてきたり、ペットが部屋の中で暴れまわっているようで、それを追いかけているであろう飼主さんの足音が思ったよりうるさくてガッカリしました。とくに朝と夜は騒がしく、失敗したなと感じています。昼間しか部屋をみていなかったので、夜にでもみていればよかったと思います。
お隣が、動物屋敷のごとく動物を飼っていて、糞などの悪臭と鳴き声の騒音がひどくて困っています。大きなアヒル2匹と、数え切れないほどのインコを飼っていて、隣の人は毎朝、毎夕、ベランダでゲージを洗っています。排水溝が我が家のベランダの下なので、お隣さんが流した糞の混じった水も我が家のベランダの排水溝まで来ることに・・・お隣さんのペット関係と排水溝などの共有部分はもう少し慎重に調べるべきでした。

ペット飼育で後悔しないための対策

ペットを飼いたい方は管理規約を忘れずに確認しておきましょう。
ペット飼育が禁止されているマンションもあれば、動物の種類や大きさに制限が設けられている場合もあります。

また、動物が苦手な方は、ペット飼育が禁止されているマンションを選ぶのもおすすめです。
小型犬1匹のみといったルールのあるマンションもありますので、ご自身の許容範囲内で選択しましょう。

駐車場について

マンションに多い後悔が駐車場に関するお悩みです。
特に中古マンションですと、駐車場が埋まっていて外部に駐車場を借りているという方も多いです。

マンション内はもちろんのこと、周辺に空いている駐車場が少なく、駐車場を借りるのに大変な労力を要しました。何とかして一台分確保しましたが、立地条件が悪く、今現在も探している状態です。マンションを購入する際に駐車場のことを忘れていたのが最大の失敗です。購入する物件が決まった時に探し始めておけば、こんなことにはならなかったと思います。
駐車場が立体型の4階で出庫に時間がかかることに加え、駐車場の支柱と支柱の間が狭いことが不満です。将来ランドクルーザーを購入したいと思っていたのですが、その願いは夢に終わってしまいそう。立地がよいので、他の駐車場や平置きの駐車場は検討しにくい状況です。
マンション内の駐車場に空きがあるという事で、あまり深く考えずに契約しましたが、機械式駐車場だったため、高さ制限の関係で所有している車は駐車場に入れることができませんでした。結局、他の場所に新たに駐車場を借りなければならず、とても不便です。その後、最上段が空いたと連絡があったので、今度こそ入れられるかと思いましたが、最上段でさえ十分な高さがなく、結局借りることができませんでした。

駐車場で後悔しないための対策

中古マンション購入時は、駐車場をマンション内で借りられるか必ず確認しましょう。
前住民の駐車場が引き継げるケースも稀にありますが、すでに順番待ちが発生しており借りられないパターンが多いです。
マンション内で駐車場が借りられない場合は、近所の月極駐車場を探す必要があります。

また、機械式駐車場の場合は車体サイズ、高さ、重量等に制限がある場合もあります。
現在、大きい車を所有している方、また将来乗りたい車がある方は、サイズを必ず確認しておきましょう。

8.まとめ

この記事では、中古マンションによくある後悔とその対策についてご紹介しました。
購入者の失敗ポイントを事前に知っておくことで、中古マンション選びに役立てていただければと思います。

下記では、マンション・一戸建ての失敗談をランキング形式でまとめています。
こちらも是非参考にご覧ください。

マンションを買って後悔した理由ランキングTOP5

 

夢のマンション購入に潜む“しくじり”の数々。体験談の中から、特に多かった失敗ランキングTOP5を発表!これから購入する方へのアドバイスも。

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