建築家 碓井民朗の良識あるマンション指南毎月第二第四水曜日

[第571号]「 良識ある中古マンション 」購入へのチェックポイントは…。-4

2017年11月08日

碓井 民朗 ( うすい たみお )

今回も前回コラム570号『 「 良識ある中古マンション 」購入へのチェックポイントは…。-3 』の続きです。

ちなみに,前回コラム570号を読まれた方より「 碓井らしくないコラムで,もっとピリ辛が欲しい。 」とのメールや電話を戴きましたので,今回はいつものピリ辛をチョット入れたコラムになりましたので,御了承下さい。

さて,毎回申し上げています様に,今後数回に及び,私のこのコラムでは「 良識ある中古マンション 」購入の為に「 事業主( 売主 )」「 設計者及び工事施工者 」や「 建物内容 」の購入チェックポイントの見解を申し上げます。

今回も「 中古マンション 」に於いて,当初に事業化しました「 事業主( 売主 )」に関してお話しを致します。

「 中古マンション 」の購入の場合は数年前に新築し竣工・引き渡しを行った会社を「 事業主( 売主 )」と言います。

ですので「 中古マンション 」の場合の「 売主 」は仲介が主な不動産会社が多いので御間違え
の無い様にして下さい。

まず分譲マンションの「 事業主( 売主 )」( ディベロッパー )を大きく6つに分けました。

一番供給量が多く知名度が高いのが「 旧財閥系 」ディベロッパーです。

二番目に供給量が多く知名度が高いのが「 金融系 」ディベロッパーです。

その次が「 電鉄系 」ディベロッパーです。

またその次が「 ゼネコン及びメーカー系 」ディベロッパーです。

またまた,その次が「 商社系 」ディベロッパーです。

系列分け致しました最後は「 独立系 」ディベロッパーです。

前回は,一番供給量が多く知名度の高い「 旧財閥系 」ディベロッパーの御説明を致しました。

今回は,二番目に知名度の高い「 金融系 」ディベロッパーの体質を,いつもの私の建築家( マンション設計者 )と致しまして,独断と偏見で大雑把に皆様に分かり易く御説明致します。

「 金融系 」ディベロッパーの中で知名度が高い会社は4社です。

「 金融系 」ディベロッパーの中で,一番知名度が高いのは「 証券会社系列 」の「 野村不動産 」です。

 

■ 野村不動産.

「 野村不動産 」は1957年( 昭和32年 )に「 野村證券 」から分離独立した不動産会社で,1963年( 昭和38年 )に分譲マンション事業を開始したディベロッパーです。

今年2017年9日3日付日本経済新聞に「 野村不HD 」社長のインタビューが掲載されていました。

そして,この記事のインタビュアーが「 野村不動産 」を「 伝統的なモーレツ営業でマンションや戸建てを素早く売るのが強みだ。 」と見解を述べていました。

現在,この会社の分譲マンションのブランド名は「 プラウド 」「 オハナ 」と2種類有ります。

「 プラウド 」は「 高額マンション 」が多く,高所得者層向けで立地は良いと思います。

「 オハナ 」は「 ファミリーマンション 」で価格設定に割安感が有ります。

尚「 オハナ 」に関しては,この「 住まいサーフィン 」サイトでコラムを書かれていられる細野透先生が2014年に「 日経BPネット 」で細かく分析しておりますので,そちらを御覧下さい。URLは以下です。クリックして御覧下さい。

http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20140829/413356/?P=1

「 金融系 」ディベロッパーの中で,二番目に知名度が高いのは「 銀行系列 」の「 新日鉄興和不動産 」です。

 

■ 新日鉄興和不動産.

「 新日鉄興和不動産 」は「 旧新日鉄都市開発 」が「 旧日本興業銀行 」子会社の「 旧興和不動産 」に2012年10月吸収合併された会社です。

この会社の分譲マンションブランド名は「 リビオ 」です。

「 旧興和不動産 」は超高級マンションであります「 HOMAT 」ホームズの賃貸事業や分譲事業に於ける不動産業界でのソフト面の評価の高さは有名です。

「 旧新日鉄都市開発 」も「 新日鉄 」系の不動産会社を「 新日鉄 」の「 都市開発事業部 」が吸収した会社でソフト面よりはハード面がかなり優れた会社です。

過去に私が「 東急設計コンサルタント 」に在籍していました時に3回程,設計・工事監理業務及び設計監修・工事監理監修業務を「 新日鉄 」の「 都市開発事業部 」より依頼され担当させて戴いた経験がありますので,この会社のハード面の優秀な事は良く知っています。

ちなみに「 住まいサーフィン 」サイトの中で「 資産価値の下がらないマンション 」2年連続第1位を獲得している事が私の見解を裏付けています。URLは以下です。クリックして御覧下さい。

http://www.nskre.co.jp/company/news/2017/10/aad4624d9afc1db6ce132e6a908e0e0203b36dee.pdf

「 金融系 」ディベロッパーの中で,三番目に知名度が高いのは「 金融サービス業系列 」の「 オリックス不動産 」です。

 

■ オリックス不動産.

この会社は,多角的金融サービス業を営んでいる「 オリックス 」の子会社です。

1999年に創業された割と新しいディベロッパーです。

この会社の分譲するマンションや戸建てのブランド名は「 サンクタス 」です。

親会社が銀行でないという事で物件の価格が割安の感じが致します。

「 金融系 」ディベロッパーの中で,四番目に知名度が有りますのが「 銀行系列 」の「 日本土地建物 」です。

 

■ 日本土地建物.

この会社はあまり有名なディベロッパーではないですが元は「 旧勧業銀行 」の子会社で,現在は「 みずほ銀行 」の子会社です。

この会社のマンションや戸建てのブランド名は「 BAUS 」です。

分譲マンション事業に於いては,今後どんどん良い物件を出す可能性を感じます。

「 金融系 」の不動産会社はまだまだ数社程有りますが,主に分譲マンション業務や分譲戸建て業務を行っていますのは以上の4社だと思っております。

上記が「 金融系 」ディベロッパー4社の分譲マンション事業等に於いての私の見解です。


次回,このコラム572号『 「 良識ある中古マンション 」購入へのチェックポイントは…。-5 』は「 電鉄系 」ディベロッパーに関してのお話しで,11月22日( 第4水曜日 ) に更新致しますのでお楽しみに…。

 

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