不動産マーケティングのアトラクターズ・ラボ株式会社(東京都千代田区・代表取締役:沖有人)は、売主別の中古マンション価格の騰落率ランキング(2010年版)を作成したので、公表する。
2010年に売り出された中古売出住戸と2001年以降に分譲された新築時の当該住戸価格を突き合わせて、新築時からの騰落率を算出し、これを売主別(JVを除く)に集計し、ランキングした。
(住戸サンプル数は全31,578件で、30以上サンプル棟数のあるデベロッパーのみをランキング対象とした)
■本調査は2006年から行っており比較すると、全体平均が06年が-4.0%(平均築年数3.7年)、07年は2.7%(同4.2年)08年は-2.5%(同4.2年)、09年は-5.3%(同4.8年)、10年は-5.5%(同5.5年)となっており、前年比で築年が+0.7年で騰落率-0.2%となった。
その中で、1位は昨年2位だった丸紅で、5.0%のプラスとなり、全体平均(-5.5%)よりも10%超上回った。2位以下は老舗総合デベロッパーが上位を占め、2位三菱地所、3位有楽土地、4位東急不動産、5位住友不動産となった。
傾向として、ファミリー向け実需用の物件は新築時坪単価が高いほど資産価値が保たれやすい傾向があることが明らかになっている。
■東京23区のみで集計すると全体平均は-0.6%(平均築年5.8年)となる。23区のみで集計した場合の1位も丸紅(+9.1%)で、全体平均を約10%上回る。2位は東急不動産、3位はオリックス不動産の順となった。
■不動産経済研究所が発表している2010年度のマンション供給ランキングで上位20位に入っている企業でサンプル棟30棟以上の企業のみでランキングを作成すると、1位は三菱地所、2位は有楽土地、3位は東急不動産という結果であった。
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