
2016年5月 人気マンションランキングTOP10
2016年5月に住まいサーフィンでアクセス数の多かった分譲マンションを公表する。
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前月のランク外から今月新たに入ったマンションは1つ
5月は大型連休「ゴールデンウイーク」が奏功して国内的には消費意欲が極めて旺盛なシーズンだ。不動産購入意識も消費意欲と連動するのか、4月より比較的動きが活発化する。
しかしながらマンションの供給棟数が少なく、「めぼしいマンション」の登場はなく、5月のアクセスランキングは4月と比較して1つのマンションしか入れ替わりがなかった。。。
前月(4月)のランク外から今月10位以内に入ったマンションは1つだけ。ランク外から8位にランクインしたのは、「パークホームズ豊洲ザレジデンス」である。
今回8位に入ったその「パークホームズ豊洲ザレジデンス」は、マンション販売大手の三井不動産レジデンシャルが手がける22階建て総戸数690室の大型マンション。今年3月にもランクインしていた。5月は先着順住戸の申し込みを受付けていたことで、再びランクインした。今回、返り咲きという恰好でのランクインは、職住近接を優先するユーザーのニーズと手を伸ばせば届く価格のバランスが決め手だと言える。
同マンションは東京メトロ有楽町線「豊洲駅」徒歩5分、新交通ゆりかもめ線「豊洲駅」徒歩4分という好立地に建設され、豊洲エリアで最後の駅前開発と言われている。ショッピングアーケード「ららぽーと」や「イオン東雲ショッピングモール」へも徒歩7分と便利だ。
キャッチコピーは「Tokyoをずっと愛せるレジデンスを」としている。新しくできた「昭和大学江東豊洲病院」や「豊洲西小学校」への距離は徒歩1分。通勤・通学、ショッピングやレジャー、そして医療など、“極めて便利な街に住まう”という点が受けた。
免震構造に加え、一括受電・ガス共用空調など最新設備を採用。こだわりの室内仕様も魅力のひとつ。中心プライスラインは70平米で7000万円代と決してリーズナブルなマンションとは言えない。が、頭金次第では共働きのサラリーマン家庭が購入可能な価格である。
ウォーターフロント人気が継続
5月のランキング1位のマンションである「パークシティ中央湊ザタワー」や同3位「DEUXTOURSCANAL&SPA(ドゥ・トゥール)」、5位の「KACHIDOKITHETOWER(勝どきザ・タワー)」(すべて中央区)と比較検討しているユーザーが多い。パークタワー晴海もそろそろ販売開始だという話もあり、豊洲&東雲エリアは、街区がほぼ完成しつつある。
先月3位だった千代田区との一体複合開発マンションの「アルファグランデ千桜タワー」は4位に陥落した。同マンションは定期借地権マンションで、所有権の分譲マンションより、割安となるだろうとの期待感があった。価格表が漏れ聞こえる以前に「割安期待」で高アクセスを獲得していた。が、価格表が公表されるに至り「期待していたほど安くない。ある意味で適正価格」だったため、アクセス数が落ち着いてきたと考えられる。
1位、2位は前月と変わらず。上位10位中7つのマンションは湾岸エリア立地マンションであり、いわゆるウォーターフロント人気が継続している。
4月と比較して1つのマンションしか入れ替わりがなく全体的に動きがない。
パークホームズ豊洲ザレジデンスのランクイン返り咲きは、好立地(職住近接、豊洲駅徒歩5分)と、価格(手を伸ばせば届く)のバランスが決め手だと言える。
湾岸の大手デベロッパー分譲の大規模マンションが人気を集めていることは先月から変わっていない。