櫻井幸雄が見たマンション市況&狙い目物件 狙い目マンションはこれだ!
2017年は供給増加。価格は上昇傾向

都心部を中心に、2017年はマンション発売戸数が増えそうだ。新規物件が増えて、マイホーム探しの楽しさが高まる。が、その価格は、3年前と比べると高くなった感がある。

3年前なら郊外で3000万円台の3LDKが珍しくなかった。それに対し、最近は準都心・近郊外部で5000万円台の3LDKが中心になってしまった。都心部は2億円以上の価格設定だ。

しかし、世界的な不動産価格水準と考え合わせてみると、「3年前が安すぎた」ともいえる。だいたい3000万円台で郊外3LDKが買えたのは昭和の終わり、バブルが始まる前と同じ水準だ。30年間の物価上昇と現在の低金利、住宅ローン控除の大きさなどを考え合わせれば、現在の3000万円台3LDKは30年前の3000万円3LDKより値下がりしていると考えられる。

今から30年前の昭和後期、住宅ローンの金利は今よりずっと高く5.5%〜7%程度だった。35年ローンで3000万円借りると、毎月の返済はざっと15万円(ボーナス時加算なし)。現在であれば、住宅ローンの金利がずっと低いため、毎月15万円返済の35年ローンで5000万円ほど借りることができる。

参考までに、昭和後期は住宅ローン控除の額も今より少なく、昭和62年取得の場合で、5年間にわたり1年20万円まで。5年合計で100万円までだった(現在は、10年間で、総額400万円まで)。

以上の事実を並べてみると、普通のサラリーマンでも5000万円、6000万円の物件は許容範囲ではないか、と考えられる。

郊外マンションには30年価格据え置きも

もし、「5000万円」まで予算を上げると、郊外部ではかなりリッチな住まいが手に入る。モデルルームを見ると、ワクワクするような物件だ。「夢のような……」と思える物件を見て回るのは、マイホーム探しの醍醐味。その楽しさを今なら十分味わうことができる。

従来、マイホームは多少背伸びして買う人が多かった。普通の勤め人が自分の予算で無理なく購入できる物件を探すと、たいていはがっかりする。都心から離れて、駅からも遠すぎる。その上、住まいは狭く、憧れの設備機器が何一つ付いていない。建物の外観デザインも洒落ていない。いいところが見つからないのだ。

そこで予算を少し上げると、魅力が一つ加わる。さらに予算を上げると、ワクワク度も上がってくる。そこで、ちょっとは背伸びしてみようかという気持ちになる。背伸びをすると、夢のような住まいが手に入る。背伸びした分、夫は「仕事をがんばろう」という気になり、妻は「私も手伝う」という。そういう家族の一体感が、家を買う醍醐味だと私は考えている。

もちろん、「背伸びをすると、リスクが高まる。だから背伸びはやめよう」という考え方もある。でも、金利水準が低く、この先も低い水準が続くと考えられる状況下、背伸びするリスクは小さい。となれば、「せっかく大きなローンを組んでマイホームを買うんだから、返しがいのある住まいを買おう」と考え方をしてもよいだろう。

世界では「郊外の新築3LDKが7000万円台」という価格水準の先進国が増えている。それから見ても、5000万円台、6000万円台の3LDKは納得感がある。さらに、首都圏ではまだ3000万円台で購入できる新築3LDKもなんとか見つかる。

マイホーム購入を諦めるのは、まだ早い。

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年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴
1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇ オフィシャルサイト:http://www.sakurai-yukio.com

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