2018年冬から春 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 2018年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

2018年の春から夏にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価される物件を私の視点からピックアップした。

ルピアグランデ浦和美園

中央住宅

 ルピアグランデ浦和美園は全340戸の大規模マンションだ。その建設地は、埼玉高速鉄道の始発駅「浦和美園」駅を最寄りとし、同駅から徒歩8分。「浦和美園」駅は始発駅であるため、通勤時間帯も座って通勤が可能。朝7時台にはほぼ5分に1本の割合で運行され、東京メトロ南北線に乗り入れる。「王子」「駒込」「飯田橋」「市ヶ谷」「四ッ谷」「永田町」など都心のターミナル駅に直通し、「駒込」へは30分、「四ッ谷」へは43分の所要時間となる。

 便利な立地なのに、予定価格は3LDKが2400万円台から……首都圏全体でマンション価格が上昇している現在、見過ごすのはもったいないマンションである。

 建設地の浦和美園(さいたま市岩槻区)は、埼玉スタジアム2002がある場所というと分かりやすいだろう。02年サッカーワールドカップ(W杯)に合わせてつくられた球技専用競技場だ。その場所に、06年にイオン浦和美園ショッピングセンター(現・イオンモール浦和美園)がオープンし、駅周辺に住宅も増加している。

 もともと「浦和美園」エリアは、さいたま市の副都心として開発が行われている場所。市内最大の土地区画整理事業が進んでいる「みそのウィングシテイ」構想の一画で、美しい田園都市を目指した街づくりが進行中だ。具体的には、広い歩道が設けられ、電線を埋設して、電柱のないすっきりした街区がつくられている。先進の街づくりが行われているわけだ。そして、2020年東京五輪では埼玉スタジアム2002でサッカー競技が行われる、という楽しみもある。

 ルピアグランデ浦和美園の建設地周辺では、南側に公園予定地があり、2020年、近接地に順天堂大学付属病院が完成する予定もある。イオンモール浦和美園へは徒歩7分で、将来の楽しみが多い場所だと評価される。  こういう場所は、価格が抑えられているうちにマイホームを購入しておきたい。エリアの人気が高まると、ある時期からマンション価格が跳ね上がる可能性があるからだ。

 ルピアグランデ浦和美園は建物の魅力も多い。

 外壁にはタイル張り部分が多く、バルコニーの手すりはガラス張り。経年変化を起こしにくく、資産価値を保ちやすい外観だ。敷地内の駐車スペースはすべて平置き式。機械式と比べると、運用費・メンテナンス費用が少なく、将来における機器交換の不安もない。

 建設を受け持つ長谷工コーポレーションのプレミアムアフターも付く。これは、建物に対する保証期間が長く、24時間365日住戸のトラブルに対応してくれるものだ。

 販売センターにはモデルルームが2つ用意されているが、そこにも工夫がみられる。モデルルームのひとつはウォールドアでLDと洋室を仕切る・つなげるの可変が容易な間取り。もう一つのモデルルームでは、「ピアキッチン」という新しい間取りの工夫をみることができる。これは、LDK部分にシステムキッチンを縦配置し、キッチンを住戸の中心に設けたもの。これにより、回遊する動線が生まれ、家事が楽になるし、家族が集まりやすいという長所も生まれる。新しいマンション暮らしの提案で、これまで中央住宅がつくる多くのマンションで好評だった。そのため、ルピアグランデ浦和美園では、ピアキッチン採用住戸を増やし、340戸中130戸でピアキッチンが設定される計画だ。

 そのほか、キッチンにはシステムキッチンとは別に床から天井までの大型食器棚を標準設置しており、収納スペースが豊富。洗面所のドアには高所に「届かない錠」を付けるなど、中央住宅ならではの工夫も多くみられる。

 洗面所のドアに付けられる「届かない錠」は、幼児の事故を防ぐため。洗濯機や浴槽など洗面所・浴室には幼児の事故を誘発する場所が多い。その洗面所に、うっかり幼児だけが入ってしまうのを防いでいるわけだ。

 流しの水栓はタッチレス方式。水栓に触れることなく、お湯を「出す」「止める」の操作ができるものだ。これで水栓金具の汚れも減り、食中毒などの感染を防ぐことができる。

 いずれも、他のマンションでは見られない工夫。「中央住宅のルピアグランデ浦和美園だからこそ享受できる住み心地のよさ」を表す部分である。

住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト:http://www.sakurai-yukio.com

PAGETOP