2018年冬から春 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 2018年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

2018年の春から夏にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価される物件を私の視点からピックアップした。

パークシティ柏の葉キャンパスサウスフロント

三井不動産レジデンシャル

 今年1月不動産経済研究所が「マンション価格上昇」を報じて以降、首都圏郊外エリアの新築分譲マンションが売れるようになった。さらに、3月、「全国的に地価が上がっている」公示地価が発表され、売れ行きはさらに上昇。「どうも、マンションは値下がりしそうもない」と認識を改めた人が動き出したことが原因だろう。

 首都圏のなかでも、売れ行き上昇物件が多いなあ、と私が感じているのは、つくばエクスプレス沿線。首都圏各地で価格上昇マンションが続出しているなか、抑えた価格の新築マンションがまだ見つかるエリアだ。

 パークシティ柏の葉キャンパス サウスフロントもそのひとつ。大型商業施設の「ららぽーと柏の葉」や東大キャンパスがあることで知られるつくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅を最寄りとし、同駅から徒歩4分。便利な立地で、一戸建て住宅に囲まれた建物は南向き中心。三井不動産レジデンシャルが販売するマンションなのだが、分譲価格は抑えられている。取材時点で購入可能な住戸は約70m2~約85m2の3LDKが3758万円から5848万円。ボリュームゾーンの75m23LDKでは4500万円となっている。

 柏の葉キャンパス駅は、東京駅から25km圏に位置し、横浜駅や国分寺駅、津田沼駅とほぼ同等の位置関係。それらの駅で、「駅徒歩5分以内」の新築3LDK・75m2を買おうとしたら、どのくらいの予算が必要だろうか。安くても6000万円台で、7000万円台は覚悟しなければならないだろう。

 それと比べれば、3758万円からの価格設定は魅力的。注目度が高まるのは時間の問題だった。

 加えて、柏の葉キャンパスは街の魅力も多い。

 私はかねてより、「柏の葉キャンパスは、21世紀のニュータウン」だと考えてきた。

 昭和の時代、かつての住宅・都市整備公団(現・UR都市機構)は日本各地にニュータウンをつくった。それは「何もないところに電車を通し、駅を設けて新しい街づくりを行う」というもの。幅広い車道と歩道を設け、公園など緑地を増やしてマンションを建設。多くの仕事を公団主体で成し遂げた。

 昭和時代のマンションは、コンピュータ制御による省エネルギーの発想はおろか、浴室換気乾燥機やディスポーザー(生ゴミ粉砕処理機)も導入されていない時代。だから、公団だけで大事業ができたといえる。

 公団主体の街づくりに変化が生じたのは昭和の終わり。マンションが進化し、電気、通信、エネルギーなど幅広い分野の専門家が知恵を出し合う必要が生じ、「民間活力導入」という動きが生じた。

 そこで、住宅・都市整備公団はUR都市機構に名前を変え、住宅づくりから撤退した。代わってニュータウンづくりを任されたのが民間のデベロッパーだ。

 「柏の葉キャンパス」は、三井不動産グループが主体となり、大学、自治体、多くの企業と力を合わせてつくり上げる新しいタイプの街、「21世紀型ニュータウン」と位置づけることができる。

 21世紀型ニュータウンであるため、地球環境に配慮したスマートシティ構想によって街づくりが行われ、20世紀には考えられなかった街が徐々に輪郭を表している。

 そのことを感じる人が多いのだろう、柏の葉キャンパスに住む人の意識は高い。少なくとも、“田舎に住んでいる”と思っている人はいないだろう。時代の最先端に住んでいる、という意識のほうが強いはずだ。

 ちなみに、パークシティ柏の葉キャンパス サウスフロントに近い小学校は、校舎もモダンな柏の葉小学校で、その隣接地に今年柏の葉中学校が開校した。同中学校はジェンダーレス(男女の性差をなくしてゆこう)という考え方で、女子生徒がスラックス、男子生徒がスカートをはくことを認めている。

 そんな街、めったにあるものではない。ゆえに、この街の将来性も高いと私は信じている。

 パークシティ柏の葉キャンパス サウスフロントに住むことは、この先進の街の住人になることを意味する。その分譲価格は、「3LDKが3758万円から」……もっと多くの人が注目してもよいだろう。

住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト:http://www.sakurai-yukio.com

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