2018年夏から秋 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 2018年夏から秋 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

2018年の夏から秋にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価される物件を私の視点からピックアップした。

シティテラス杉並方南町

住友不動産

東京都杉並区内で、東京メトロ丸ノ内線「方南町」駅から徒歩1分もしくは徒歩2分(住宅棟によって異なる)のマンションが、「シティテラス杉並方南町」だ。

その建物はすでに完成済みで、今年10月に引き渡しの予定。が、ここへきて注目度が上がっている。それは、最寄り駅「方南町」駅の利便性が飛躍的に向上する————そのときが迫ってきているか

らだ。 「方南町」駅は、丸ノ内線分岐線の始発駅で、「新宿」駅まで11分の所要時間となる。この「方南町」駅から都心部に向かう場合、現在は「中野坂上」駅で支線から本線への乗り換えが必要だ。下りの場合も、「中野坂上」駅での乗り換えが必要となり、それが面倒という声がある。しかし、この面倒さはまもなく解消されることになっている。

というのも、「方南町」駅のある支線部でホームの改良工事が進んでおり、本線の電車がそのまま方南町まで来るようになるからだ。

工事の完成は2019年度の予定。工事が完成すれば、「新宿」「赤坂見附」「銀座」「東京」「大手町」まで乗り換えなしで行くことができ、始発駅なので座って通勤も可能になる。利便性が飛躍的に向上するわけだ。

加えて、丸ノ内線の行先表示に「方南町」が加わることになることの意味も大きい。「荻窪」「新宿」とともに「方南町」という駅名がメジャーなるきっかけになる可能性があるからだ。

多くの人が知る駅名になると、注目度が上がる。これは、分譲価格上昇の要因になりやすい。その前に、マンション購入を検討しようと、「シティテラス杉並方南町」の注目度が上がっているわけだ。

その敷地は南北2つに分かれ、方南通りに近い6階建ての「ノース」には保育園や歯科クリニックが入っている。住戸の大部分は、地上11階建ての「サウス」に配置される。

全298戸という大規模マンションだが、華美な共用施設は設けず、毎月の管理費・修繕積立金を抑えている。これは、長く住み続ける上で、うれしい特徴となるだろう。

すでに完成している建物外観は美しい。

外壁にはコンクリート打放しとタイル張り部分を多く、デザイナーズマンションを連想させる外観だ。そして、同マンションの財産となるのが、3層吹き抜けでガラスのカーテンウォールを備えるエントランスホール。高さ約9mの大空間で、美術館や大型ホテルのロビーを思わせる。

住戸は、柱形を極力住戸の外に出すアウトフレーム構法を採用。ウォークインクローゼットや納戸といった大型収納を必ず1つ設置されるようになっており、設備機器のレベルも高い。キッチンにはディスポーザーと食器洗い乾燥機が標準設置され、カウンターは天然石仕上げに。手洗いカウンターが別に設置されるタンクレストイレで浴室にはミストサウナも標準設置される

バルコニーの奥行は1.8mとゆとりがある。そして、バルコニー内で水が使いやすいよう、ミニシンクも設けられる。

共用廊下側にデザインルーバーを設けて視線を遮るようにしたり、共用廊下の外側にマルチコア=設備格納部分を取り付け、そのなかにエアコン室外機を収めてしまう住友不動産独自の「S-マルチコア」も採用される。

このほか、全戸の玄関にドアカメラが設置され、玄関の鍵を携帯するだけでオートロックが解錠されるハンズフリー方式も特徴となる。居住性を重視したマンションと評価される。

これら、すぐれた外観、住戸内のつくりを実物で見て、検討できるのも同マンションの魅力となる。

取材時点で購入できる住戸は1LD・K+2S(納戸)〜3LD・Kが7098万円〜8798万円。「シティテラス杉並方南町」は、住み心地を高める工夫を随所に盛り込み、納得感の大きいマンションと評価される。

建物が完成しているため、立地の便利さ、落ち着き、居住性の高さを、実物を見て確認できる。見て損のないマンションである。

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住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト: http://www.sakurai-yukio.com