2018年夏から秋 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 2018年夏から秋 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

2018年の夏から秋にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価される物件を私の視点からピックアップした。

シティタワー国分寺ザ・ツイン ウエスト/イースト

住友不動産

超高層マンションは都心部や郊外拠点駅でいくつも建設され、その数はまだ増える————そう思っている人は多い。しかし、建物の高さが地上60m(階数にしておおよそ20階建て)以上という定義をもつ超高層建築物は、どこでも、そしていつまでも建設できるものではない。

まず、建設できるのは、再開発エリアや新たな街がゼロからつくりはじめられる場所に限られる。

周囲への影響を考慮し、容積緩和などの特例措置を受けて建設が許される、つまり「特別に認められて」初めて建設できるものであるからだ。

今、首都圏では、「特別に超高層マンションの建設が認められる場所」が少なくなっている。湾岸や横浜のみなとみらい21など超高層マンション多発エリアでは、用地が残り少なくなっているし、郊外拠点駅の駅周辺再開発も、めぼしいところはやり尽くした感がある。

超高層マンションは、ある程度までは盛んに建設される。が、その後、途絶える宿命にあるのだ。実際、首都圏では、新規分譲される超高層マンションの数が年々減っている。そのため、駅近超高層マンションの多くは、中古で値上がりしている。

たとえば、JR中央線「立川」駅近くに建つ超高層マンションは、新築分譲時価格より1000万円から2000万円上乗せした価格で中古取引されている。新築分譲時にインターネットサイトで「値段が高すぎる」と書かれたマンションなのだが、希少価値によりそれ以上に値上がりしているわけだ。

そんな“限りある超高層マンション”で、今、実物を見て購入を検討できる数少ない物件のひとつが、「シティタワー国分寺ザ・ツイン」だ。ウエストとイースト2棟の超高層マンションで構成され、ウエストが36階建て、イーストが35階建て。いずれも制震構造を採用したタワー形状となる。

その特徴は、人気の高いJR中央線の特快停車駅「国分寺」駅から徒歩1分(10m)の駅直結で、住・商一体型大規模複合開発によって生み出されたマンションであること。屋根付きの通路で駅改札口まで行けるので、雨の日も雪の日も傘を差す必要がない。

都心の勤務先は地下道に直結しているため、もう傘は持たない、と言う人も出てきそうだ。駅周辺に、クィーンズ伊勢丹、成城石井、マルエツ、西友など複数のスーパーマーケットがあるし、ファッション、日用品のショップも集まっている。金融機関、行政機関もそろっているので、生活の便利さはこの上ない。

そんな便利な場所で、国分寺で最高層の建物となるのが、「シティタワー国分寺ザ・ツイン」だ。エリア最高層ということは、上層階の眺望が大きく開けることを意味する。

「シティタワー国分寺ザ・ツイン」の場合、駅徒歩1分という近さから、その弊害を気にする人もいるだろう。そこで、強調したいのが、「シティタワー国分寺ザ・ツイン」の現状。すでに建物が完成しているので、建物内に入り、実際の住戸を利用したモデルルームを見学することができる。

建物内で、実際の日当たりや眺望、そして音の聞こえ方を確認することができる。これは、確実性を重視したマンション購入ができることを意味する。

西向き、東向き、中層階と上層階……いくつもの住戸を見て、最も好ましい住戸を選ぶ。そんな買い方ができるマンションは数が少ない。しかも、駅直結の超高層マンションで、実物を見て購入を検討できるチャンスは非常に希だといえる。

実際の住戸に入れば、電車の音が聞こえず、駅のすぐそばのマンションにいることさえ忘れるほど。また、住戸によっては、真下に駅と線路を見下ろすこともできる。鉄道好きにはたまらない設定だろう。

「国分寺」駅が同マンションの南側に位置し、駅の先のマンションまでは50m以上離れている。そのため、駅のそばに位置しながら、開放的な暮らしが実現するのも、「シティタワー国分寺ザ・ツイン」の特徴だ。

取材時点で購入できる住戸は、6598万円の2LDKや7798万円の3LDKなど。決して安くはないが、駅徒歩1分でエリア最高層であることを考え合わせれば、納得感がある。

「国分寺」駅北口側ではまだ再開発の工事が続いている。これからの伸びしろが残っていることを考えれば、これでもまだ注目の価格設定といえそうだ。

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住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト: http://www.sakurai-yukio.com