2018年夏から秋 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 2018年夏から秋 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

2018年の夏から秋にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価される物件を私の視点からピックアップした。

グローリオ コンフォート東京菊川

セコムホームライフ

物件名に付けられた「コンフォート」は、駅から徒歩5分以内というように便利な場所に立地する都市型コンパクトシリーズであることを意味する。「コンパクト」は、1LDKと2LDKを中心に、単身者やDINKSが快適に暮らすことをできるように開発されるマンションの意味だ。

もともと、セコムホームライフの分譲マンションは、単身者それも女性の単身者に評価が高かった。

それは、「セキュリティ・マンション」を打ち出すセコムホームライフの物件で、建物に高い安全・安心性能を備えるから。オートロックや窓のセンサーといった防犯体制が整っているのは当然のこと、各住戸内に壁埋め込み型の収納庫「ピタゴラス・ウォールセーフ」が設置される。セコムによって開閉を監視される小型収納庫だ。

キッチンでは、コンロ火災を感知すると自動的に消火薬剤が噴射される「トマホークジェットアルファ」が採用され、洋室、浴室、トイレ、キッチン、廊下にセコムに通報できる救急ボタンも配置される。

住戸の外にも独自の特徴があり、エントランスとエレベーターにはセコムの「IXシステム」が採用される。これは、非常ボタンを押すとモニター監視が始まり、スピーカーで警告が出されるもの。録音の警告ではなく、生の声で「今、監視され、録画もされている」ことが伝えられる。コンビニや銀行に採用されているセキュリティシステムがマンションに採用されているわけだ。

一人暮らしで、万が一の事態が起きても安心度が高い。それが、単身者に支持されてきた理由である。

この長所をさらに高めようと生み出されたのが「グローリオ コンフォート」シリーズ。「グローリオ コンフォート東京菊川」は、その第3弾にあたる。

今回も安全・安心性能は高い。

そして、立地の便利さが際立つマンションとなっている。

建設地は、都営新宿線「菊川」駅から徒歩4分。他に都営大江戸線「森下」駅から徒歩10分など4駅4路線が利用できる。便利な立地であることはいうまでもなく、駅から徒歩5分以内のマンションは中古になっても値下がりしにくい、いや値上がりするケースが多いという実証データから、資産性の面でも安心感も大きなマンションと評価される。

建設地は三ツ目通りに面した場所。音を気にする人も出てきそうだが、サッシの遮音性を高めるなど、対策は十分だ。そして、三ツ目通りに面していることで買い物が便利だし、夜の帰宅も明るい道を歩くことができる、という長所が生まれる。大きな通りに面していることで開放感が高まるし、東京スカイツリーの眺望を楽しみやすくなるというのも、大きな利点だ。

菊川や森下のように、江戸時代から続く街では、ビルに囲まれた立地条件が生じがち。そのため、大きな通りに面していることは決してわるいことにはならない。現実的に考えると、メリットの多い立地といえる。

建物は、地上11階建て全40戸で、1LDKと2LDKが半分ずつの構成となる。全体の75%が角住戸タイプで、2LDKは住宅ローン控除を利用できる面積になっているのも特徴だ。

1LDKであっても十分な収納が設けられている点が女性シングルに相応しい。浴室にミストサウナ、リビングに床暖房が標準設置され、洗濯物を干すときに便利な室内物干しユニットも配置される。

建物外観はシックなタイル張り部分が多く、ホテルのような内廊下方式も採用。内廊下はエアコン付きなので、夏の暑い日や冬の寒い日も快適。なにより、外からどの住戸に住んでいるかを悟られにくいなど、安全面の長所も大きい。

「グローリオ コンフォート東京菊川」は、一人暮らしでも快適な都心マンションと評価される。これは、将来、売りやすく貸しやすいという「資産性」の高さも約束する特性といえる。

建設地は猿江恩賜公園や錦糸町公園などの緑が身近で、徒歩圏に複数のスーパーマーケットもある。便利な場所だが、新築マンションの分譲価格が抑えられ、「3000万円台の1LDK」を探しやすいのが、菊川や森下のある城東エリアのよいところ。「グローリオ コンフォート東京菊川」は9月から販売が開始される予定で、取材時点で価格未定だった。価格面の魅力も大きいことを期待したい。

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住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト: http://www.sakurai-yukio.com