2018年夏から秋 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 2018年夏から秋 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

2018年の夏から秋にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価される物件を私の視点からピックアップした。

ライオンズ浅草橋ミレス

大京

物件名につけられた「ミレス」は、大京がつくる都心コンパクトマンションを意味し、これまでに早稲田、岩本町などで展開されてきた。

「ミレス」の住戸はワンルームタイプから2LDKで、シングル向け、DINKS向け住戸で構成されている。

ワンルームといっても、純粋な投資向けワンルーム(16m 2程度)より広く、約25m 2の広さがある。浴室・洗面所とは別にトイレを設置し、キッチンにも十分な広さを確保。システムキッチン、洗面台、便器などの設備機器のレベルを上げ、収納スペースも広く取る。何より、設備・仕様は全てファミリータイプのライオンズマンションと同等となっているので、安心だ。

居室スペースが8畳程度以上確保されるため、シングルベッドと2人かけのテーブル、椅子を置いて、まだ余裕がある。かつての「狭いワンルーム」の印象はなく、便利な都心で暮らせるなら、これで十分と納得できる間取りだ。

また、「ワンルーム」は中小の不動産が多く供給している中、大手が供給している安心感もある。

さらに、価格が抑えられているのも、「ミレス」が提案する25m 2ワンルームの特徴だ。

「ライオンズ浅草橋ミレス」の場合、JR中央・総武線「浅草橋」駅から徒歩8分、もしくは都営大江戸線・つくばエクスプレス「新御徒町」駅から徒歩7分など9駅8路線が利用できる便利な立地でありながら、取材時点でワンルームが2500万円台から、2LDKが4300万円台からという価格で分譲されていた。

ワンルームや1Kは3000万円を切る価格なので、「それなら、無理なく購入できる」という人も多いだろう。2590万円の場合、頭金を1割程度用意して、残りを35年ローンにすると、毎月の返済金は6万円程度に収まる(ボーナス時加算なし)。都心部で1人暮らし用の賃貸を借りるより、安く済みそうだ。

現在、都心部では家賃相場が上昇しており、将来、さらに上がるリスクもある。そのことを考えれば、借りるより買うことのメリットのほうが大きいだろう。

そして、将来、親の家を譲り受けたときや高齢者施設に移るときは、中古として売却する。その場合、売って損がでにくいし、利益ができることもありそうだ。また、将来、賃貸として活用するときも、家賃相場が上がっていれば、利回りが高くなる。

「ライオンズ浅草橋ミレス」の建設地は、東京駅までは直線距離で約2.5km。建設地から徒歩8分のJR中央・総武線「浅草橋」駅から電車に乗れば東京駅まで5分だ。同じく建設地から徒歩8分の「浅草橋」駅から都営浅草線で日本橋駅まで直通5分。天気のよい日は自転車で、もしくは歩いて丸の内や日本橋まで通勤したり、買い物に出かけたくなる距離である。

「ライオンズ浅草橋ミレス」に住めば、通勤ラッシュから逃れることができそう。この価値も大きい。

加えて、浅草橋周辺はスーパーマーケットや商店街が多く、24時間営業のスーパーマーケットもある。生活利便性も高いわけだ。

浅草橋は、新しい街づくりが進む日本橋や人形町と近接する台東区アドレスとなる。中央区と同様の都心立地で、目を付ける人がまだ少ない場所だ。この先、「まだ新築マンションを購入できる希少な都心エリア」として、注目度が高まるのではないか。そうなる前が、買い時でもある。

建物外観は、白と黒の市松模様を意識した和のテイスト。4重のセキュリティ対策・クワッドロックシステムを採用し、窓サッシの遮音性も高められる。さらに、留守中の宅配便等を受け取りやすくする仕組みも採用される。それは、各住戸のメールボックスと一体化する各住戸専用宅配ボックスを設置する工夫。各住戸にひとつずつ宅配ボックスがあれば、留守中に宅配が来ても、二重配達の面倒がない。それは、「ミレス」を含む大京のマンション独自の工夫である。

なお、「ライオンズ浅草橋ミレス」の販売センターは、すべての「ミレス」マンションを紹介するサロンの役割を担っており、菊川や三ノ輪、東向島など他物件の相談も行える。1箇所で複数の都心コンパクトを比較検討できるので、便利である。

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住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト: http://www.sakurai-yukio.com