2018年夏から秋 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 2018年夏から秋 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

2018年の夏から秋にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価される物件を私の視点からピックアップした。

パークホームズ田無 ザ ガーデン

三井不動産レジデンシャル

池袋線と新宿線のある西武鉄道沿線には歴史ある住宅地が多い。「住みたい街」として長く認知されてきた沿線である。しかし、近年はJR中央線の注目度が高まり、西武鉄道沿線は、地味な存在になっている感がある。

特に、西武新宿線はJR中央線と並行して走る路線なのだが、JR中央線との価格差が大きくなってしまった。だからこそ、西武新宿線沿線は、狙い目の場所だと私は考えている。

その西武新宿線の急行停車駅「田無」駅を最寄りとし、同駅から平坦な道を歩いて8分の大規模マンションが「パークホームズ田無ザ・ガーデン」だ。その特徴で、まず注目されるのは、都心への近さと価格の妥当性だろう。

「パークホームズ田無ザ・ガーデン」の価格設定は、3LDKが4200万円台から。最多価格帯が4300万台、4500万円台なので、5000万円を切る3LDKを探しやすい。この価格設定は、5年ほど前に分譲された新築マンションと同レベルだ。現在のような価格上昇期にあっては、希少な価格設定といえる。

都心からの距離で、「田無」駅とほぼ同じくらいの場所をJR中央線で探すと、「三鷹」駅や「武蔵境」駅となる。「三鷹」駅、「武蔵境」駅で駅から徒歩8分の新築3LDKを探そうとすれば、その予算ではとても無理。間違いなく1000万円から2000万円は高くなってしまうだろう。

加えて、「パークホームズ田無ザ・ガーデン」には、住み始めてからのランニングコストが抑えられている、という特徴もある。具体的に言うと、毎月の管理費、修繕積立金が安くなっており、平均的な3LDK住戸で、2つ合わせて2万円前後。将来、高くなっても3万円を少し超えるくらいまで、と想定されている。

ランニングコストが抑えられているのは、ムダな共用施設を設けず、敷地内の駐車スペースをすべて平置式にするなどの工夫が多いから。機械式駐車装置を置いていないことは、毎月の管理費・修繕積立金を抑える上で大いに役だっているのだろう。

管理費、修繕積立金が抑えられているのは、教育費用がかかる子育て世帯にとってうれしい特徴だろう。永く住み続け、将来年金生活になったときのことを考えれば、大きな安心材料にもなる。

抑えた価格で購入でき、低負担で暮らし続けることができるマンションとなるわけだ。

といっても、立地条件が劣っていたり、建物が貧相というわけではない。

まず、「田無」駅は、JR山手線・東京メトロ東西線への乗り換え駅となる「高田馬場」駅まで急行で18分(通勤時22分)と近い。朝6時から8時台の通勤時間帯に、急行(準急・通勤急行含む)が36本もあり、ほぼ2,3分に1本の間隔で利用できる。さらに、「田無」駅からは通勤時間帯に始発電車が7本出るので、座って通勤も可能だ。

その「田無」駅から建設地までは徒歩8分。平坦な道で、駅からマンションまでの間に信号がひとつもないので、ストレスなく歩くことができる。その点は、地元の人たちから「いいね!」と評価されているポイントである。

再開発によって生まれ変わった「田無」駅北口側に位置するのだが、その北口側から青梅街道までの間には商業施設が豊富。マンションから歩いて10分以内に総合病院が2つあるなど、生活しやすい場所となっている。

「パークホームズ田無ザ・ガーデン」は、駅から徒歩8分で、生活しやすい場所に位置している。一方で、周囲には公園や東大農場などの緑が豊富で、環境のよさも特徴。利便性と環境のよさを併せもつ立地特性と評価される。

建物は14階建て、全170戸の規模となり、タイル張りの多い外壁で高級感が漂う。全戸南西・南東向きで、日当たりも良好だ。4階以上であれば、バルコニーからの眺望が開ける住戸が多くなる。この立地特性を活かすため、バルコニーに面した窓は高さ2.2mのハイサッシ。住戸内には下がり天井が少なく、開放的な暮らしが実現するプランニングである。

抑えた価格で、便利な場所、ゆとりある生活が実現するため、現実的に狙い目となるマンションである。

これから、消費税アップ前の駆け込み需要が始まると、真っ先に目を付けられるマンションではないか。早めに検討しておくほうがよさそうだ。

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住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト: http://www.sakurai-yukio.com