2018年夏から秋 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 2018年夏から秋 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

2018年の夏から秋にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価される物件を私の視点からピックアップした。

ザ・パークハウス早稲田

三菱地所レジデンス

JR山手線内側の超都心部では新築分譲マンションの価格が上昇。3LDKが2億円から、いやこちらは3億円から、というような不動産市況になってしまった。

超都心部で新築マンションを購入できるのは資金的に余裕がある人……なのだが、さすがこの水準まで上がると、手を出せる人は限られるだろう。

希少な超都心3LDKであっても、希望金額は1億円から1億8000万円くらいまで。その価格水準で、民泊利用や賃貸利用が少なく、落ち着いた立地の高品位マンションを探したい。それが、現在の理想といえそうだ。 そのような理想を叶える場所を山手線内側で探そうとすると、港区や千代田区はむずかしいかもしれない。しかし、文京区や新宿区ならば……。

「ザ・パークハウス早稲田」は、そんな立地(文京区に近い新宿区)で、広大な公園に隣接。建物の質も高いマンションとして注目される物件だ。

その販売は11月から始まる計画で、いまはまだ販売センターが開設される前。当然ながら「価格未定」なのだが、価格面の期待が高い、注目マンションなので、いち早くその内容を取材した。

「ザ・パークハウス早稲田」の建設地は、新宿区戸山三丁目で、東京メトロ東西線「早稲田」駅から徒歩6分、もしくは東京メトロ副都心線「西早稲田」駅から徒歩9分。早稲田大学のキャンパスエリアから離れ、諏訪通りに面した住宅系の場所だ。

敷地の東側と南側は広大な戸山公園に面し、西側は学習院女子中・高等学校。第一種文教地区の指定を受けているエリア内である。

周囲には商店街もスーパーマーケットもあるのだが、マンションのまわりは文教地区。グルメスポットとして人気が高い神楽坂も生活圏となるなど、好ましい条件をいくつも備える立地条件と評価される。

「ザ・パークハウス早稲田」は、既存マンションの建て替え事業として誕生する。が、単純に建て替えるだけでなく、隣接する国家公務員宿舎跡地を取得して一体化。建て替え+新規開発で、スケールの大きなマンションをつくりだすという柔軟な発想の開発が行われる。

総戸数は115戸で、事業協力者住戸は38戸と比率は低い。

一般に分譲される住戸は、約70m 2〜107m 2の3LDKが中心。早稲田エリアに多いコンパクト住戸をそろえたマンションとは一線を画する特徴である。公園に隣接した住環境のよさを活かすべく、3LDKと一部2LDKのファミリー向け住戸をそろえたマンションとなったのだろう。

建物の外観は、アースカラーのタイル張り部分が多く、地上10階建てまでの中層の建物4棟で構成。角住戸比率が高く、キッチンにはディスポーザーと食器洗い乾燥機が標準設置され、浴室にはミストサウナも付く。ゆとりある広さで、居住性重視のプランニングが行われるわけだ。

戸山公園の緑を身近に感じるため、公園に向けて大きな窓を設けた住戸も多く、山手線の内側にいながら、リゾート気分も満喫できるだろう。

ちなみに、マンションの敷地は戸山公園より少し上がっているため、南向きは1階住戸から緑を眺めることができる。その南向き1階住戸はテラス付きになる予定。山手線内側で、庭のある生活が楽しめるとは、なんとも贅沢である。

建物の地下には全戸分のトランクルームが設置され、屋上には戸山公園の緑を見下ろす、共用のルーフガーデンも設けられる。

新宿区内で、「早稲田」駅から徒歩6分と聞くと、ザワザワした場所のマンションを連想しがちだが、実際には落ち着きある生活を実現するマンションとなる。文教地区に立地するため、子育てファミリーに向くマンションでもある。

そのモデルルームのオープンが楽しみだ。

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住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト: http://www.sakurai-yukio.com