2018年秋から冬 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 2018年秋から冬 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

2018年の秋から冬にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価される物件を私の視点からピックアップした。

ブランズ浦和別所沼公園

東急不動産

 「ブランズ浦和別所沼公園」は、決して目立つマンションではない。

 総戸数は74戸と中規模。最寄り駅となるJR埼京線中浦和駅は、急行が通過する各駅停車の駅……目立つマンションではないが、弱点と言えば、それくらい。いずれも致命的な短所ではなく、よくよく調べてみると、長所のほうが多い。見過ごしてしまうには惜しいマンションである。

 まず、立地の長所について。

 建設地は、JR埼京線中浦和駅から徒歩4分と近い。中浦和駅周辺には24時間営業の西友中浦和店をはじめ複数のスーパーマーケットがあり、大型商業施設がある武蔵浦和駅周辺へも徒歩15分程度となる。

 一方で、マンション建設地から別所沼公園が徒歩2分など、環境のよさも特徴となる。別所沼公園は、さいたま市内で希少な大型公園であり、緑と水が生み出す憩いの空間として親しまれている。旧・浦和市民、現在のさいたま市民にとって、「別所沼公園」は特別な場所。その近くに建設される「ブランズ浦和別所沼公園」もまた、特別な場所のマンションといえる。

 次に、最寄りの中浦和駅にも隠れた長所がある。

 同駅は埼京線の各駅停車駅なので、都心への通勤では隣の武蔵浦和駅で快速に乗り換えると思われがち。ところが、乗り換えを行わず、各駅停車のまま通勤する人が目立つ。理由は、そのほうが混雑しにくいからだ。

 埼京線というと、混む電車の印象を持つ人も多いだろう。しかし、各駅停車は新聞が読めるくらいの混雑度。そして、快速電車に乗り換えたときの時間差は意外なほど小さい。中浦和駅から池袋駅までの所要時間でみると、7分か8分程度の差でしかない。だったら、各駅停車のままでもいいか、という考え方ができる駅なのだ。

 ちなみに、「ブランズ浦和別所沼公園」の建設地を地図で見ると、浦和駅も思ったほど遠くない。歩けば25分くらい。そして、建設地近くから浦和駅までのバス便が豊富で、バスに乗れば、所要時間10分ほど。混んでいるときでも15分くらいだ。最近はバスの運行状況をスマホで見ることができるため、バスの時間に合わせてマンションを出ることで、効率的な通勤も可能だろう。

 「ブランズ浦和別所沼公園」の建物は、地上6階建て。圧迫感のないアットホームな印象の建物で、「高いところは苦手」という人にもなじみやすい。今、首都圏で「駅から徒歩4分」という便利な場所で、6階建てまでの中層マンションはどれだけみつかるだろう。多くは11階建て以上で、下層階はビルの影に入りがち。そして、交通量の多い道路に面していたりする。

 その点、「ブランズ浦和別所沼公園」は、駅から徒歩4分でありながら、6階建てで、開放感のある立地。住戸は南向き中心で明るい暮らしが実現する。そして、建設地周辺は車の通行量も少ない。立地の総合点が高いマンションといえる。

 建物は白を基調にしたタイル張り部分が多く、バルコニーにはガラス手すりの採用で高級感がある。

 住戸は約67m2〜88m2となり、70m2台の3LDKが中心に。バルコニーの奥行が2mもあり、6階住戸は天井高が2m55cmなど、ゆとりを重視したプランニングとなる。1階には専用庭付きのプランも用意される。

 全74戸の規模であるため、ディスポーザーは採用されていないが、24時間ゴミ出しOKなので実質的な不便さはないだろう。

 その分譲価格は、3LDKが4390万円から。ゆとりある広さの3LDKが5000万円前半で購入でき、4LDKも狙える価格設定だ。

 価格の魅力も含め、注目点の多いマンションであることは間違いない。

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住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト: http://www.sakurai-yukio.com