2018年秋から冬 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 2018年秋から冬 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

2018年の秋から冬にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価される物件を私の視点からピックアップした。

シティタワー大井町

住友不動産

 「シティタワー大井町」は品川区大井一丁目に立地するマンションだ。

 現在、品川区は品川駅を中心に再開発による新しい街づくりを広範囲に、そして優先的に進めている。リニア中央新幹線の始発駅となり、品川駅周辺に注目が集まってくることを考えれば当然だろう。すでに、品川駅の周辺には大手企業が拠点を構え、東京駅の丸の内・大手町の風情が出ており、新築マンションの登場は望みにくい。

 その品川駅からJR京浜東北線でひと駅3分に位置するのが「シティタワー大井町」の最寄り駅・大井町駅だ。

 同マンションは大井町駅から徒歩4分に位置し、大きく変わろうとしている品川エリアの希少な大規模再開発タワーマンションといえる。

 大井町駅からは、東京臨海高速鉄道りんかい線(以下、りんかい線)が利用でき、渋谷駅、新宿駅、池袋駅までの所要時間が短いという利点もある。参考までに、大井町駅から新宿駅は15分(通勤時は14分)だ。羽田空港。成田空港へのアクセスもよく、現時点でもすでに便利な立地のマンションといえる。

 加えて、「シティタワー大井町」の建設地には、落ち着きもある。大井町駅から「光学通り」と呼ばれる道を西方向に歩くと、ほどなく住宅エリアに入る。その住宅ゾーンのほぼ入り口に建設されるのが、同マンション。つまり、再開発による新しい街区と住宅地の落ち着きを併せ持つ立地特性を備えていることになる。

 複数のスーパーマーケットがあり、近年は、劇団四季のキャッツシアターが新設され、複合スポーツエンタテインメント施設「スポル品川大井町」がオープンするなど、街に勢いがある。まだテレビ等で取り上げられていないが、大井町は旬な場所なのである。

 「シティタワー大井町」は、地上29階建て全635戸の超高層大規模マンションで、「大井町」駅周辺では最大規模・最高層。建物デザインにも力が入れられ、クラシカルな趣を持つ点が特徴。特に、基壇部(下層部)は重厚感があり、都心部の歴史あるビルを思わせる。そして、縦横のラインを強調した全体デザインと一部住戸に採用される「ダイナミックパノラマウィンドウ」が、モダンなムードを醸し出す。

 美しく生まれ変わる駅周辺エリアのシンボルとなるマンションだ。

 建物1階には保育施設と店舗が入り、2階は一部がオフィス。2階の一部と3階以上が住居部分となる複合開発なので、マンションの利便性はさらに高まる。

 大規模のスケールメリットを活かして共用施設が充実。28階のビューラウンジや屋上展望デッキ、パーティルーム、2つのゲストルームなどが予定され、コンシェルジュ・サービスも用意される計画だ。

 城南エリアで、これだけ共用施設が充実するマンションは珍しい。一方で、毎月の管理費は抑えるという特徴もある。

 住戸はワンルームタイプから85m2を超える3LD・Kまでとなる計画で、間口の広いワイドスパン設計が特徴。超高層タワーマンションの場合、「窓のない部屋」が生じやすいのだが、「シティタワー大井町」では、ワイドスパンの効用もあり、1部タイプを除き、すべての居室に窓が付く。

 さらに、柱形を住戸の外に出すアウトフレーム構法を採用して室内の有効面積を拡大。下がり天井が少なく、天井高は9階以上で2.6m(8階までは2.5m)に設定される。

 設備機器のレベルも高く、キッチンにはディスポーザーと食器洗い乾燥機が標準設置(一部タイプ除く)され、カウンターは天然石仕上げに。手洗い器が別に設置(一部タイプ除く)されるタンクレストイレで浴室にはミストサウナも標準設置される。

 居住空間の質の高さも、「シティタワー大井町」の特徴である。

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住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト: http://www.sakurai-yukio.com