2019年冬から春 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 2019年冬から春 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

2019年の冬から春にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価される物件を私の視点からピックアップした。

グローリオレジデンス稲毛

セコムホームライフ、三信住建

 JR総武線快速の停車駅・稲毛駅近くには、中古市場で人気の高いマンションがある。10年ほど前に販売されたプラウドタワー稲毛だ。駅に近く、イオン稲毛店にも近い立地条件で、「住みたい」という人が後を絶たない。結果、3LDKの中古価格が6000万円以上になるケースもあるようだ。

 その人気マンションの近接地で4月から販売を始めるマンションが、「グローリオ レジデンス稲毛」だ。稲毛駅からは、徒歩3分。駅併設の商業施設「ペリエ」の稲毛改札を利用すれば、徒歩2分となる。当然ながら、イオン稲毛店も近く、マンションから徒歩2分。駅近の資産性はもちろん、生活利便性の高さも強みとなる立地特性だ。

 その結果、4月からの販売活動開始前に、全44戸に対して400件以上の資料請求が生じている。注目マンションであることは間違いない。

 そして、「グローリオ レジデンス稲毛」は、実際の住戸を見て納得の上、購入できるよう、建物が完成してから販売を開始する方式をとっている。それは、安全・安心のセコムグループならではの特徴といえる。

 また、JRの線路に近いため、音の問題を気にする人もいるだろう。窓の遮音等級を上げるなどの対策を施しているが、どのくらい音が軽減されるのか、想像しにくい。そこで、完成した建物で、実際の音を確認して購入を検討してもらう方式をとったわけだ。

 確実なマンション購入を実現する手法で、セコムホームライフらしい配慮がうかがえる。

 住戸はすべて南東向き。そのなかには、1階で専用庭付き住戸や広いルーフバルコニー付きの住戸もある。駅から徒歩3分(時間帯によって徒歩2分)の駅近マンションで、このような居住性重視のプランがあるのは珍しい。

 実際、駅近に多い超高層タワーマンションでは、1階に住戸が設けられないのが普通。当然、庭付き住戸も生じない。「グローリオ レジデンス稲毛」では、その庭付き住戸やルーフバルコニー付き住戸を選ぶことができるわけだ。

 「セキュリティ・マンション」を打ち出すセコムホームライフのマンションであるため、建物に高い安全・安心性能を備えているのも、同マンションの特徴。オートロックや窓のセンサーといった防犯体制が整っているのは当然のこと、「グローリオ レジデンス稲毛」では、建物に入る際のオートロックを2箇所に設置するダブル・オートロックを採用している。これは、稲毛駅周辺のマンションのなかで際立つ特徴となる。

 さらに、各住戸内に壁埋め込み型の収納庫「ピタゴラス・ウォールセーフ」が設置される。これは、セコムによって開閉を監視される小型収納庫だ。

 キッチンでは、コンロ火災を感知すると自動的に消火薬剤が噴射される「トマホークジェットアルファ」が採用され、各居室、浴室、トイレ、キッチン、廊下など7箇所にセコムに通報できる救急ボタンも配置される。この緊急ボタンの数も多い。

 エントランスホール・エレベーターにも独自の特徴がある。それはセコムの「IXシステム」が採用されることだ。これは、非常ボタンを押すとモニター監視が始まり、スピーカーで警告が出されるもの。録音の警告ではなく、生の声で「今、監視され、録画もされている」ことが伝えられる。コンビニや銀行に採用されているセキュリティシステムがマンションに採用されているわけだ。

 「グローリオ レジデンス稲毛」には、住み心地を高める工夫も多い。たとえば、住戸内の室内ドアはすべて引き戸となり、玄関からリビングに向かう廊下は極力短くされる。これらの工夫により、室内の有効面積が広がる。また、廊下は幅が1m40㎝もある(通常のマンションは、廊下幅1mでも広いほう)ことで、大きなゆとりも感じさせてくれる。

 収納スペースも多く設定され、全戸3LDKタイプで収納率が平均12%以上に達する。その結果、すべての住戸にウォークインクローゼットが付き、さらにスケールが大きなグランドクローゼット付き住戸も用意される。

 取材時点で、価格は未定。5000万円台で購入できる3LDKが多くなることを期待したい。

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住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト: http://www.sakurai-yukio.com