2019年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 2019年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

2019年の春から夏にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価される物件を私の視点からピックアップした。

シティテラス町田ステーションコート

住友不動産

 JR横浜線町田駅から徒歩2分。小田急線の町田駅からは徒歩7分。町田駅に近く、商店街が発達する側に立地する便利さが、「シティテラス町田ステーションコート」で最初に注目される長所だ。

 敷地の南東側にはスーパーマーケットのダイエーがあり、中央図書館や町田市民フォーラムなどに近接するため、生活利便性は申し分ない。JR横浜線町田駅の南口エリアでは、再開発の計画もあり、マンション周辺の活気がさらに増す、という楽しみもある。

 一方で、「シティテラス町田ステーションコート」の建設地を訪ねると、駅に近い割に落ち着きのある場所であることに驚く。駅周辺の商業ゾーンがちょうど終わった場所に立地するため、街のムードが切り替わっているのだろう。この「便利な場所だが、落ち着いていて生活できる」ことが、同マンションの大きな立地特性といえる。

 ちなみに、道路を隔てて隣接するスーパーマーケットのダイエーは、朝7時から深夜1時までの営業。十分に使い勝手がよく、しかも深夜の静けさも保ってくれる営業時間といえる。

 「シティテラス町田ステーションコート」は、全202戸の大規模で、免震構造を採用する。200戸を超える大規模マンションは、町田駅徒歩圏では久しぶり。私の記憶では、20年近く出ていない、と記憶される。

 そして、免震構造のマンションは町田市内ではじめてだ。免震構造であれば、大地震に対する安心感が増す。

 事業主の住友不動産は各地で免震構造マンションを開発しており、湾岸エリアに建つ同社の免震構造マンションを東日本大震災の直後に取材したことがある。そのとき聞いた話の内容は衝撃的だった。

 湾岸エリアでは大きく揺れて怖かったというマンションがあったのに、免震構造のマンションは揺れの感じ方が穏やかで、「寝ていた赤ん坊が起きなかった」「テーブルの上のワイングラスが倒れなかった」「地震の後、エレベーターで1階に下りた」……揺れが穏やかで、エレベーターも止まらなかったのである。

 その結果、東日本大震災の後、免震構造マンションが増え出したのだが、町田市内ではこれが初の免震構造マンションとなる。 「シティテラス町田ステーションコート」の場合、停電が発生したときのための非常用電源を備え、エレベーターを最大48時間動かすことができるようになっている。地震に強いマンションであることに心強さを覚える人は多いのではないか。

 建物は地上19階建てで、外観は白とグレーを基調にしたシックなデザイン。各階のエレベーター乗り場が大きなガラス張りとなり、エントランスホールには上り下りのエスカレーターがあるなど、他のマンションでは滅多に採用されない工夫もある。

 さらに、床や隣戸との戸境壁が標準より分厚くなっているのは、隠れた特徴。玄関キーをポケットやバッグに入れているだけでオートロックが解除されるハンズフリーキーが採用されているのは、分かりやすい特徴だ。

 すべての窓にペアガラスよりも断熱性にすぐれたLow-Eガラスを用い、バルコニーにはミニシンク(外部水栓)があるなど、ど、暮らしの質を高める工夫も多い。住戸設備ではディスポーザー(生ゴミ粉砕処理機)と食器洗い乾燥機を標準設置し、トイレは手洗いカウンター付きで、浴室はミストサウナ付き。住戸設備はフルスペックといえる充実ぶりだ。

 住戸プランは1LD・K+S(納戸)〜3LD・Kとなり、南東向き2LD・Kで4990万円からの設定。便利な場所の暮らしを好むDINKSやシニア世帯に特に人気の高いマンションになっている。

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住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト: http://www.sakurai-yukio.com