2019年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 2019年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

2019年の春から夏にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価される物件を私の視点からピックアップした。

シティタワーズ東京ベイ

住友不動産

 「シティタワーズ東京ベイ」は、湾岸・有明地区に建設される大規模複合開発のマンション。そして、将来の資産性を考えたとき、魅力的な要素を多く備えたマンションだ。

 魅力的な要素とは、国が開発に力を入れると決めた地区に複数該当していることを指す。

 まず、日本政府は都内数カ所に「アジアヘッドクォーター特区」や「特定都市再生整備地域」を制定。積極的に外国企業や研究所を呼び込もうとしている。日本の少子化が止まらないため、外国人呼び込みで経済を維持して行こうと考えているわけだ。

 現在、アジアヘッドクォーター特区と定められているのは以下の6地点。「東京都心・臨海地域」「品川駅・田町駅周辺」「新宿駅周辺」「渋谷駅周辺」「羽田空港跡地」「池袋駅周辺地域」だ。

 そして、「特定都市再生整備地域」には、この湾岸エリアや東京都心、品川・田町が該当。この2つの指定地域は、これからの狙い目エリアを考える上で欠かせぬキーワードとなる。

 「シティタワーズ東京ベイ」は、この特別な地域・特区内に位置し、しかも「国家戦略特区認定事業」に該当する。これから日本が目指す方向性において、重要な開発事業と認められているわけだ

 湾岸エリアには、このほかにも築地市場跡地の開発でグローバルなMICE・観光拠点への発展も見込まれている。

 将来性の高い湾岸に立地し、「シティタワーズ東京ベイ」は、これまで湾岸で建設されたマンションにはない特性を持っている。

 それは、「駅近」であることだ。最寄り駅は、東京臨海高速鉄道りんかい線(以下、りんかい線)「国際展示場」駅で、同駅まで徒歩4分となり、ゆりかもめ「有明」駅まで徒歩3分。それも、ペディストリアンデッキや陸橋など歩行者専用道路を歩いて4分と3分なので、早く、安全だ。

 湾岸エリアの事情を知っている人ほど、この「駅に近い」特性に飛びつく。そいういうマンションは少ないことを熟知しているからだ。

 加えて、「シティタワーズ東京ベイ」では、東京メトロ有楽町線豊洲駅まで直行する住人専用のシャトルバスを運行する計画があるし、東京駅や銀座界隈への路線バスも利用しやすい。

 「シティタワーズ東京ベイ」は総戸数1539戸の巨大マンションとなり、住友不動産が開発する大型商業施設、ホテル、イベントホールなどとともに複合開発される。

 マンションのすぐ隣で日々の買い物もできるし、お出かけ用のファッションをそろえることもできる。食事もコンサートも……そして子育て支援施設も併設される計画だ。

 湾岸における人気スポットのひとつとなる商業施設が身近にできれば、マンションの暮らしはさらに楽しくなるだろう。

 建物は3棟に分かれ、地上33階建てが2棟で、地下1階地上32階建てが1棟の構成で、すべてに免震構造が採用される。

 エントランスはホテルのロビーを思わせる2層吹き抜け。玄関キーをバッグやポケットに入れておけばオートロックが解除されるハンズフリー方式が採用される。

 キッチンにはディスポーザー(生ゴミ粉砕処理機)と食器洗い乾燥機、天然石カウンタートップを標準設置。浴室にはミストサウナ、タンクレストイレなどとひとクラス上の設備を備える。

 加えて、開放的な室内を実現するのも、同マンションの特徴。LD部分の天井高は最大2.6mと高く、ワイドスパンの採用ですべての居室を開口部側に設置————つまり、すべての部屋に窓が付く。バルコニー側の柱を極力住戸の外に出すアウトフレーム設計で、室内の有効面積を拡大。収納スペースを多く設置する、といった住み心地重視のプランニングが行われる。

 そのことが高く評価されたためだろう、同マンションはすでに、約690戸もの住戸が販売済みとなっている。分譲価格は、4月20日時点で1LD・K〜3LD・Kが4642万2000円から1億1114万8000円。最多価格帯が5754万円となっている。この価格設定に魅力を感じる人も多いのではないだろうか。

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住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト: http://www.sakurai-yukio.com