2019年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 2019年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

2019年の春から夏にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価される物件を私の視点からピックアップした。

ディアスタ横浜瀬谷

JR西日本プロパティーズ

 地図でみれば、横浜市の西端に位置する「ディアスタ横浜瀬谷」の建設地。住所は横浜市瀬谷区だ。その最寄り駅は、相鉄本線の瀬谷駅……といっても、その認知度は低く、目立たない駅といえる。

 瀬谷駅から横浜駅までの所要時間は20分(通勤時22分)。そして、同駅では今後、新しい交通手段を利用できることになっている。それは、相鉄線が都心に直通する計画があるからだ。

 相鉄本線の西谷駅から新横浜(仮称)駅間をつなぐ「相鉄新横浜線」が2019年11月30日の開業が決まっており、その先、東急東横線・目黒線の日吉駅間までの「東急新横浜線」が2022年度下期に開業予定。その2つが開通すれば、相鉄線の電車に乗ったままで都心部まで通勤・通学が可能になり、所要時間が大幅に短縮されることが予想される。さらに、途中駅の新横浜駅で新幹線も利用しやすくなる。

 都心に直結する計画があることは、相鉄線全体の注目度を上げている。まさに、「これからが楽しみな首都圏の注目路線」といえる。将来の夢が広がる相鉄線沿線だが、瀬谷駅の注目度はまだ低い。

 注目度が低いため、抑えた価格のマンションが購入しやすいのも、瀬谷駅周辺の特徴。注目路線の穴場駅というわけである。

 「ディアスタ横浜瀬谷」の場合、瀬谷駅からほぼフラットな道を歩いて7分の立地で、3LDKが3500万円台からの価格設定。4000万円前後で購入できる3LDKが多くなっている。相鉄線沿線では、横浜駅に近い駅周辺では3LDKが6000万円を超えることが多い。一方で、相鉄本線の終点・海老名駅周辺では5000万円台の3LDKが目立つ。そのなか、4000万円前後の3LDKが多いのは、納得感が大きい。この価格設定も「ディアスタ横浜瀬谷」も特徴だろう。

 最寄りの瀬谷駅では、駅北口側に大型スーパーマーケットが複数あり、便利だ。これに対し、「ディアスタ横浜瀬谷」が建設される南口側には住宅地が広がる。落ち着いたムードの南口側だが、現在、駅南口側で再開発計画が始動している。この再開発が進めば、南口側にも新たな商業施設が誕生し、街の活気はさらに増すだろう。そして、瀬谷駅の評価が改まる。現在はその前段階、いわば、“値上がり前夜”と言うべき時期にあたるので、今、瀬谷駅周辺のマンションを検討する意味は大きい。

 「ディアスタ横浜瀬谷」の建設地は住宅エリアなのだが、足元の生活利便施設も多い。スーパーマーケットは徒歩1分、保育園も徒歩1分だ。一方、敷地の南側は一戸建てを中心にした住宅エリア。しかも、敷地南側が下がった高台となるため、同マンションには見晴らしのよい住戸が多くなるのも特徴となる。

 近年、駅から離れた住宅は中古で買い手が付きにくい状況が生まれている。その点、駅から徒歩7分以内は、中古でも売りやすい立地条件となる。もちろん、駅から徒歩5分とか3分のほうがより便利だが、そこまで駅に近いと今度は分譲価格が高くなる。

 その点、「ディアスタ横浜瀬谷」は駅から距離と価格のバランスがほどよく取れたマンションといえる。

 建物外観は、ブラウン系のタイル張り部分が多くシックな印象。住戸の85%以上が南向きとなり、住戸は2LDKと3LDKのファミリータイプで構成される。宅配ボックス、屋内駐輪場など、マンション暮らしならではの便利な共用サービスも充実する。

 どっしりした建物とマンション暮らしの便利さも、将来の資産価値を保つ上で有利な要素だ。

 建設地は海抜約64mの相模原台地に位置するため、地盤が強固で建物を建設する際のくい打ちも浅い。液状化の心配もなく、大地震に強い住まいとなる。この安心感も、「ディアスタ横浜瀬谷」の魅力となるだろう。

このエントリーをはてなブックマークに追加

住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト: http://www.sakurai-yukio.com