2019年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 2019年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

2019年の春から夏にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価される物件を私の視点からピックアップした。

リストレジデンス高津

リストデベロップメント

 「リストレジデンス高津」は、神奈川県でも東京寄り、東急田園都市線で二子玉川駅から2駅目の高津駅を最寄りとするマンションだ。全73戸なので、目立つマンションではない。が、取材すると、現実的な長所を数多く備えていることに驚かされる。

 長所は、立地の面にも建物のつくりの面にもあるのだが、同マンションはすでに建物が完成しているため、いくつもの長所を実際に確認できる。

 「リストレジデンス高津」のような完成済みマンションは、今、首都圏全域で注目度を上げている。その理由としてまず挙げられるのは、価格の納得感が大きいこと。現在のようにマンション価格の上昇が著しいとき、以前から販売されているマンションに割安感が生じる。

 新規販売のマンション3LDKが5000万円、6000万円になっているのに、以前から販売されている3LDKは4000万円前後で購入可能……そういう状況が生まれているわけだ。

 そして、完成済みマンションであれば実際の建物と住戸内を見て購入を検討できるし、入居までの時間が短い。建物が完成し、今年9月30日までの入居が可能であれば、消費税8%が適用される。このことに魅力を感じる人も多いだろう。

 「完成済みマンション」には以上のように、いくつもメリットがある。だから、人気が上がっていると考えられる。

 では、「リストレジデンス高津」には、どんなメリットがあるのか。具体的に見て行こう。

 現在、東急田園都市線で高津駅から2駅先の二子玉川駅周辺(東京都世田谷区)では、新築分譲マンションの価格が大きく上昇している。高津駅から1駅下った溝の口駅でも価格上昇が見られる。そのなか、「リストレジデンス高津」は、3LDKが3900万円台からの価格設定だ。4LDKでも4900万円台から。平均72m2の広さで、この価格設定は魅力が大きい。

 もちろん、即入居可能で、今年9月30日までに入居すれば消費税率は8%が適用される。

 マンション分譲価格に大きな差があるが、「リストレジデンス高津」は、買い物施設が充実する二子玉川駅周辺に近い。電車に乗れば、高津駅から二子玉川駅まで2駅3分の距離。二子玉川までほぼフラットな道なので、自転車でも行きやすい。“二子玉川ライフ”が身近なのだが、住所は「東京都世田谷区」から「川崎市高津区」に変わるため、価格が抑えられるわけだ。

 世田谷区内で二子玉川駅徒歩圏の新築マンション3LDKを探すとなると、億を超える予算が必要。そのことを考えれば、リストレジデンス高津は穴場立地のマンションといえる。

 最寄り駅は、東急田園都市線の高津駅のほか溝の口駅も利用可能。高津駅から徒歩14分となるが、坂のないフラットアプローチであり、建設地周辺は一戸建て中心の住宅エリアなので落ち着いて、静かだ。駅近くの便利さもいいが、夜は静かなど、住環境のよさを重視する人には、好ましい立地条件となる。

 実際、完成した建物に入ると、周囲は一戸建てを中心にした住宅地であるため、見晴らしのよい住戸が多くなっていることが分かる。そして、タイル張りとガラス面の多い外観は、スタイリッシュだ。個性的で洗練され、デザイナーズマンション風でもある。

 最後に、高津駅からの通勤事情について。

 高津駅から都心に向かう場合、渋谷駅まで13分(通勤時18分)だが、これは途中の二子玉川駅で急行に乗り換えた場合の所要時間となる。しかしながら、住んでいる人の多くは乗り換えをせず、各駅停車のまま渋谷駅に向かう。その場合の時間差は5分程度しかなく、それなら混雑度の緩やかな各駅停車のほうがよい、と考えるからだ。

 ラッシュ時の混雑度が高い東急田園都市線では、各駅停車で都心まで出やすい駅が狙い目といえる。それが私の持論で、高津駅はその条件を満たす駅となる。そして、坂の多い田園都市線沿線なのだが、同マンションは駅からフラットアプローチだ。

 「リストレジデンス高津」は、複数の狙い目要素を備えるマンションと評価される。

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住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト: http://www.sakurai-yukio.com