2019年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 2019年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

2019年の春から夏にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価される物件を私の視点からピックアップした。

リビオ東伏見公園

日鉄興和不動産

 事業主の日鉄興和不動産は、住まいサーフィンの「売り主別中古マンション値上がり率ランキング」で、3年連続第1位に輝いている不動産会社。その理由は、「新築時の分譲価格を極力抑える企業姿勢」にある、と私は分析している。

 といっても、建築費を節約するのではない。土地取得費用を抑えて、分譲価格を抑えている。利便性、環境面が決してわるい場所ではないが、どういうわけか見過ごされている場所、穴場といえる場所を探すのに長けた不動産会社で、そのおかげで分譲価格を抑えることができるわけだ。

 しかも、見つける場所は、その後注目度が上がり、マンション分譲価格の相場も上がってくる。そのとき、割安な価格で分譲された日鉄興和不動産のマンションは中古で大きく値上がりする……そういうケースが多いため。中古マンション値上がり率ランキングで、3年連続第1位に輝いているのだろう。

 分譲価格を抑えるため、華美な販売センターはつくらない。そのことで拍子抜けする人もいるだろう。しかし、購入者のことを第一に考えて極力価格を抑える姿勢は、不動産のことをよく知っている人の間で高く評価されている。プロ好みの不動産会社であり、マンションシリーズなのだ。

 「リビオ東伏見公園」も、土地取得費用を抑えて魅力的な分譲価格を実現しているマンションだ。その価格は、南向きで70m2を超える3LDKが3900万円台からの設定だ。

 同マンションの敷地には、かつて建設会社「淺沼組」の社宅があった。社宅跡地を日鉄興和不動産が相対で購入。価格が跳ね上がることが多い競争入札ではないため、土地入手費用が抑えられた。そして、施工は淺沼組に依頼。建設会社は、かつて自分たちの社宅があった場所という思い入れがあるため、一層力を入れてマンションをつくる……結果、抑えた分譲価格で、質の高いマンションが実現する。プロの目からしても「上手なやり方をしている」と感心するマンションが「リビオ東伏見公園」である。

 その建設地は、西武新宿線東伏見駅から徒歩9分、もしくは隣駅の西武柳沢駅から徒歩8分の住宅エリア。東伏見駅は早稲田大学東伏見キャンパスのある駅で、高田馬場駅から17分の所要時間だ。高田馬場駅ではJR山手線も利用できるため、都心各エリアから夜遅くまで電車がある、という利点もある。

 朝の時間帯、西武新宿線の各駅停車を利用しても、高田馬場駅まで30分の所要時間。各駅停車ならば混雑度が低く、150%程度の乗車率だ。これは、新聞を読むことができる程度で座ることができる確率も高い。その点に魅力を感じる人も多いだろう。

 マンション建設地前にあるバス停から三鷹駅へ約15分。自転車でも三鷹駅まで15分程度だし、吉祥寺へは自転車で20分程度。バスや自転車、マイカーで出かける楽しみが多い場所でもある。

 そして、「リビオ東伏見公園」の建設地は、大型スーパーマーケットの「いなげや西東京富士見店」が徒歩1分(約60m)となるのも特徴。小学校が徒歩6分で、中学校は徒歩3分。約13.7万m2の東伏見公園まで徒歩4分など、子育て環境のよさも特徴だ。

 建設地周辺は一戸建てを中心にした住宅地で、マンションが出にくい。都道が開通したことで、偶然にもできた希少なマンション用地となり、周辺では10年ぶりのマンション供給となる。希少性が高いマンションでもあるわけだ。

 このように、「リビオ東伏見公園」の建設地には、意外なほど長所が多い。しかも、希少な長所がそろう。まず、スーパーマーケットが近い。公園が近くて子育て環境がすぐれている。通勤にも便利で、日常生活の利便性が高い、と家族全員の満足度を高める要素に恵まれている。

 このように生活しやすい場所のマンションは資産性が保たれやすい、という特性が生まれる。「リビオ東伏見公園」はお得と判定される要素が多く、買って損のないマンションと評価される。

 地上7階建て全89戸は70m2台中心の3LDKとなり、収納が充実。居室は5畳以上(Gタイプ除く)の設計で、ゆとり重視だ。分譲価格は3LDKが3300万円台からで、ゴールデンウィーク中は20万円分のオプションが付く特典も用意されている。

 「リビオ東伏見公園」を取材すると、改めて長所の多いマンションであることがわかる、日鉄興和不動産らしいマンションである。

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住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト: http://www.sakurai-yukio.com