2019年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 2019年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

2019年の春から夏にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価される物件を私の視点からピックアップした。

オハナ昭島中神

野村不動産

 郊外立地で上質・高規格のマンションを抑えた分譲価格で提供したい……そんな願いを込めてつくり出されたのが、野村不動産のマンションブランド「オハナ」。「オハナ昭島中神」は、建物が完成しているマンションであるため、実物の建物で、その魅力を知ることができる。

 じつは、野村不動産の「オハナ」には、建物ができあがってから評価がさらに高まる、という特徴がある。期待した以上に建物が重厚、エントランスホールなどがリッチなど、住戸内設備が使いやすい……等々、想像以上の出来になる点が多いからだろう。

 では、「オハナ昭島中神」はどんなマンションに仕上がっているのか。完成して間もない建物を見に行った。

 建設地は、東京都昭島市。JR中央線立川駅からJR青梅線で2駅5分の東中神駅と、隣駅の中神駅を最寄りとし、中神駅から徒歩9分となる。中神駅から歩いてみると、坂のないフラットアプローチで、歩道が整備されている部分が多く、歩きやすい。

 「オハナ昭島中神」は公園に隣接しているのだが、その公園には枝振りも見事な桜の大樹があった。4月の上旬で、その桜が満開。小さな子どもを連れた母親がひと組だけ、桜の木の下でのんびりとお弁当を広げていた。なんとも贅沢な空間である。

 「オハナ昭島中神」には、この公園と桜を正面に眺める住戸が多い。その点も、建物ができてから実感できる、同マンションの魅力だろう。さらに、建設地から自転車で5分ほどの場所に広大な「国営昭和記念公園」があるし、大型商業施設の「昭島モリタウン」へは自転車で7分ほどだ。利便性の高さと環境の良さを両立させる立地といえる。

 「オハナ昭島中神」の建設地は、もともと財務省の官舎があった場所。公務員宿舎はこのように絶好のポジションを占めていたわけだ。

 好条件を備えながら、「オハナ昭島中神」は3LDKが2900万円台から、4LDKでも3800万円台からの価格設定となっている。3000万円台で購入できる3LDK、4000万円台で購入できる4LDKが中心になっているわけだ。JR中央線の立川駅周辺では、5000万円台、6000万円の3LDKが多くなっている現在、ホッとするような価格設定である。

 この価格であれば、毎月のローン返済額が賃貸の家賃より安くなる、というケースも多いはずだ。さらに、即入居可能なので、9月30日までの入居で、消費税率は8%となる、という利点もある。

 建物は全185戸の規模となり、住戸は3LDK・4LDKのファミリータイプで構成される。価格は手頃であるが、商品特性は高い。

 建物の外壁にはタイル張り部分が多く、バルコニーの手すりにはガラスを多用。建物のエントランス前では、石積みの花壇が迎えてくれる。この石積みは、都心の高額マンションでよく目にするしつらえだ。タイル、ガラス、石はいずれも経年変化を起こしにくい建材であるため、長く住み続けて風格が増す外観と評価される。

 間取りは、人気の高い対面キッチン型で、収納スペースが多い。ペアガラス(一部窓除く)や高効率型給湯器のエコジョーズを採用することで、毎月の光熱費を抑える工夫もある。そして、修繕積立金は30年間変わらぬ定額制となっているのも特徴だ。

 施工は長谷工コーポレーションで、同社の「プレミアムアフターサービス」付きとなるため、安心して長く住み続けることができる。将来、経済変動など社会情勢が変わらない限り、修繕積立金を上げないで済むよう計画されており、まさに高規格の建物である。管理面では専有部のトラブル、不具合にも24時間365日電話対応で迅速に対応してくれる「リビングQコール」も利用できる。

 地震時に役立つ共用施設として、非常用マンホールトイレや、かまどスツールなどを備える。

 「オハナ昭島中神」は、価格を抑えながら総合点の高いマンションに仕上げられている。そして、オハナのよさを、実際の建物で確認できるマンションでもある。

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住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト: http://www.sakurai-yukio.com