2019年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 2019年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

2019年の春から夏にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価される物件を私の視点からピックアップした。

パークコート南麻布

三井不動産レジデンシャル

 三井不動産レジデンシャルの分譲マンションにおける上位ブランド「パークコート」で、港区内の高級住宅ゾーン「南麻布」に立地……高品位マンションである「パークコート南麻布」で、これから始まる第2期分譲でIK、1DK、1LDKのコンパクト住戸が登場することになった。パークコートで、コンパクト住戸が販売されること自体、珍しい。そして、南麻布でパークコートのコンパクト住戸を購入できることも注目すべき出来事だ。

 都心のセカンドハウスとして、将来的な投資も含めた資産形成で検討してみたいという人は多いだろう。残念ながら、取材時点で分譲価格を含めた詳細は不明。しかし、希少価値のある事案なので、そのような分譲がまもなく行われることをいち早くレポートした。

 同マンションの建設地は、東京メトロ南北線と都営大江戸線が利用できる麻布十番駅から徒歩5分。商業施設、飲食店が充実する麻布十番商店街を身近に利用できる場所だ。併せて、都営三田線と東京メトロ南北線の白金高輪駅からも徒歩9分だ。都心の中でも中心エリアに位置するため、便利さは格別といえる。

 建設地は麻布通りに面した場所となるのだが、そのことからいくつかの特徴が生まれる。

 ひとつは、仙台坂など坂の多い南麻布エリアで、地下鉄駅(麻布十番駅)からフラットアプローチであること。これは、坂の多い麻布エリアでは価値ある特徴となる。

 そして、敷地が港区立東町小学校に近いことも高く評価されているポイントだ。東町小学校は、国際学級を設けていることで知られ、「インターナショナルスクールに入学させるのと同じ」と評価する人もいる。教育環境のすぐれたマンションでもある。

 敷地東側が麻布通りだが、建物との距離が約50m離れていることも、同マンションの立地特性となる。

 「パークコート南麻布」で注目したいのは立地条件だけではない。その建物はパークコートらしいグレード感を備えるだけなく、独自の工夫が多い。

 地上15階建ての外観は、クラシカルな装いとなり、石張りを思わせるエントランス、アート作品が飾られる1階グランドラウンジなど重厚さがある。グランドラウンジは「ザ サロン」と「ザ ホワイエ」に分かれて、ゆとりがある。

 そして、屋上には水盤のある「スカイヴィラ」が設けられる。この屋上空間ではガラス手すりの先に壕を設けることで、手すりの高さを抑制。安全を確保しながら、大きな開放感を味わうことができる趣向だ。

 さらに、屋上にはエレベーターで上がることができる。これまで建設された都心マンションの多くは屋上への出入りが階段になっている。そのことを知れば、屋上着床のエレベーターは、うれしい特徴となるだろう。

 全143戸は約26m2〜103m2の1K〜3LDK。二重床二重天井を採用し、逆梁工法で2.3mのハイサッシを実現し、天井は梁の下がりが少なく住戸内の開放感が大きい。

 最後に注目したいのは、玄関キーの工夫だ。まず、玄関キーをポケットやバッグに入れているだけでオートロックが解除されるハンズフリー方式となる。加えて、スマホにアプリを入れると、パスワードでオートロックの解除や玄関の電気錠の解錠が可能となる仕組みも導入される。これにより、留守中に親類が部屋に入ることもしやすい。都心マンションにふさわしい工夫といえる。

 現在、港区内では、新規分譲マンション、それも大規模マンションがめっきり減っている。「パークコート南麻布」は、その港区内・南麻布に誕生する希少な大規模マンション。そして、パークコートの高級感、大規模のスケールメリットで充実する共用施設を利用できるマンションでもある。

 コンパクト住戸であっても、これらの高級感とスケールメリットは同様に享受できる。買い得感の大きいコンパクト住戸となるだろう。

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住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト: http://www.sakurai-yukio.com