2019年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 2019年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

2019年の春から夏にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価される物件を私の視点からピックアップした。

シティタワー所沢クラッシィ

住友不動産、住友商事

 ペディストリアンデッキで西武池袋線・新宿線の所沢駅と直結。改札口からマンションまで一般道に降りることなく、徒歩3分となる。一般道を歩かないので、信号待ちは発生しない。表示通り3分で駅とつながるマンションだ。住宅と商業の複合再開発となり、全311戸・地上29階建ての超高層制震構造マンション————注目要素は数多くあり、昨年9月に販売センターを開いたときには、見学希望者が殺到。あっという間に2ヶ月先まで予約が埋まった注目物件が、「シティタワー所沢クラッシィ」だ。

 所沢駅周辺では、再開発による超高層マンションがこれまでも複数建設されていた。しかし、それらは駅から徒歩10分前後が中心。これに対し、「シティタワー所沢クラッシィ」は駅徒歩3分で圧倒的に近く、ペディストリアンデッキで直結予定。多くの人が注目するのは当然だろう。

 注目が高まった結果だろうか、いろいろな評価が出た。そのなかには、「販売価格はすべて1億円以上で高すぎる」というのもあった。実際には、1億円を超えるのは上層階の一部住戸のみ。第1期分譲では、7000万円前後の3LDKが多くなっていた。70m2前後の3LDKが7000万円程度」は、郊外拠点駅の駅近マンションではスタンダードな価格水準。武蔵小杉も、立川も、浦和も、津田沼もこの「70m2前後の3LDKが7000万円程度」レベルだ。

 そして、最新の予定価格では「71m2角住戸3LDKが5,980万円」から、となっている。これは、納得感のある価格設定だろう。

 駅近くに建設されるマンションは、販売開始時点で「高い」と言われることが多い。しかし、建物完成した後には妥当な設定、もしくは安かったと言われることが多いのも事実。「シティタワー所沢クラッシィ」でも、同様のことが起きるだろう。

 「シティタワー所沢クラッシィ」は駅周辺の商業施設、商店街を利用しやすく、同マンションの下層部にも商業施設が生まれる。さらに、同マンションが位置する再開発エリア内には新たな商業施設が誕生する計画になっている。その事業主は住友商事だ。

 住友商事が開発するショッピングセンターといえば、湘南エリアに開業している「テラスモール」が思い浮かぶ。そういえば、「テラスモール」は松戸市にも新たな開業計画がある。「テラスモール」のような大型商業施設がマンションの隣にできるかも、と想像するとワクワクする。

 ちなみに、「シティタワー所沢クラッシィ」の建設地は、この大型商業施設予定地よりも駅に近い。資産価値の面でもワクワク感が高まるマンションである。

 その建物は黒と白を基調にしたお洒落な印象。所沢駅周辺のマンションとして、初めて内廊下方式を採用する。内廊下にはエアコンが設置され、夏は涼しく、冬は暖かで快適な空間となる。加えて、住戸への出入りを外から見られにくいなど、セキュリティ上のメリットも大きい。

 内廊下では、各フロアにゴミ置き場があり、24時間ゴミ出しが可能。白状すると、内廊下・各階ゴミ置き場のマンションで仕事をする私は、スリッパのままゴミ出しをしてしまうことがある。靴に履き替えるのを忘れるくらい、内廊下は清潔で安全な空間なのである。

 ファミリータイプ中心の住戸は、居住性の高さも特徴。多くの居室がバルコニーに面し、バルコニーは奥行2mとゆとりがある。バルコニーでは眺望が開ける。西向きの住戸であれば、富士山を望むこともできる。

 住戸の窓には、ペアガラスよりも断熱性が高いLow-Eガラスを採用。キッチンでは天然石のカウンターとディスポーザー(生ゴミ粉砕処理機)、食器洗い乾燥機を標準設置。浴室にはミストサウナが付き、トイレは手洗いカウンター付き……フルスペックと言えるほど、設備仕様が充実してる。

 建物のエントランスは豪華仕様で、コンシェルジェ・サービスも付く。オートロックには、玄関キーをポケットやバッグに入れているだけで解錠するハンズフリーキーを採用。これらの高品位ぶりを知ると、「70m2前後の3LDKが7000万円程度」という価格水準に納得感が増す。

 「シティタワー所沢クラッシィ」は、今買わないと後悔するマンションである。

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住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト: http://www.sakurai-yukio.com