2019年夏から秋 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 2019年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

2019年の夏から秋にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価されるマンションを私の視点からピックアップした。

リビオシティ船橋高根台

日鉄興和不動産

 首都圏全域で、「駅近マンション」の人気が高まっている。駅から徒歩5分以内のマンションであれば、通勤・通学に便利であるだけでなく、資産価値も落ちにくい。将来、中古で売り出すと、購入時と変わらない価格で成約し、場合によっては買ったときよりも値上がりすることもある。

 そして、賃貸に出しても、高い家賃で入居者が短期間に決まる可能性が高い。これは、将来親の家を継ぐ予定がある人、子どもに資産として残したい、と考える人にとって、なによりも大事な要素となる。

 住んでよいだけでなく、売ってよし、貸してよしと三拍子そろっているため、駅近のマンションは人気が上がっているわけだ。が、問題は、その価格。現在は、駅近マンションの人気が高いため、価格が大きく上昇。神奈川県の川崎市や横浜市では、駅近マンション3LDKの価格が7000万円以上になってしまった。

 これは、埼玉県内でも同様。駅近マンションは人気が高いので、都心ターミナル駅から電車に乗って30分以上の場所でも3LDKは6000万円以上という水準になってしまった。

 そのなか、魅力的な駅近マンションの価格が抑えられているのが千葉県。駅近での暮らしが手に入りやすい“最後の聖地”ではないか、と私は考えている。

 その千葉県内にあって、駅徒歩5分なのに3LDKが2400万円台からの予定で、3300万円台最多予定という注目すべき価格設定になっているのが「リビオシティ船橋高根台」だ。

 その建設地は、新京成線高根公団駅から徒歩5分の船橋市内。船橋市は千葉県内でも東京寄りに位置し、高根公団駅からは日本橋駅へ35分、大手町駅へ36分となる。

 そして、「リビオシティ船橋高根台」の建設地はUR高根台団地再生事業のエリア内で、複数の商業施設、総合病院、公立の小学校とともに新しい街づくりが進んでいる。同マンションからスーパーマーケットまで徒歩3分、総合病院まで徒歩3分、小学校まで徒歩1分となる計画だ。

 このような場所は子育てしているファミリー世帯だけでなく、シニアにも利点がある。というのも、買い物と通院は人生で最後まで残る仕事。その買い物と通院がしやすい場所の価値は高いからだ。さらに、シニア夫婦でどちらかが長期の入院をするとき、見舞いに通う側にとっても負担の少ない場所になるという利点もある。

 便利な立地でありながら、「リビオシティ船橋高根台」の敷地南東側は一戸建て中心の住宅エリア。おかげで、眺望が開け、開放的な暮らしが実現する住戸が多いのも、同マンションの特徴である。

 建物は地上7階建てで、総戸数209戸の大規模。エントランス部分はタイル張りやガラス面が多く、豪華な印象を受ける。このように、見る人に好印象を与える外観、エントランスは資産価値を高める、と私は考えている。理由は、中古で売るとき注目される部分であるからだ。魅力的な外観とエントランスは、中古での購入を検討している人に好印象を与えることができる。その結果、住戸を売却しやすくなる。

 メリットは中古で売るときだけではない。住んでいる間、毎日眺める部分なので、それが魅力的であれば気分がよくなる。「素敵なマンションね」とほめられて、いい気持ちになることもあるだろう。

 「リビオシティ船橋高根台」のように外観とエントランスが魅力であることは、一般に想像される以上に価値が大きいわけだ。

 さらに、大規模のスケールメリットで、パーティールーム、ゲストルームなどの共用施設が充実。サービスデスク24(24時間、電話で要望を受け付けるサービス)やコミュニティづくりを助けるサービスなども用意される。敷地内に緑が多く(6600本の植樹)、四季折々の変化を楽しむことができる、という特徴も生まれる。いずれも、資産価値を高める要素と評価される。

 住戸は、南向き中心。平均74㎡と、ゆとりある広さの3LDKが中心となり、収納スペースが充実。下がり天井が少ない室内も好印象だ。豪華な設備はないが、必要な広さを確保し、邪魔になる柱や梁を少なくした、まじめなプランニングといえる。

 事業主の日鉄興和不動産は、新日鉄都市開発と興和不動産が統合して生まれた会社。新日鉄都市開発は新日本製鐵(現・日本製鉄)の系列として生まれたことで広く知られている。一方の興和不動産については、知らない人もいるだろう。が、不動産業界では、都心部における高級マンションシリーズの「ホーマット」を長く開発し続けてきたデベロッパーとして有名。基本的な品質が高いマンションをつくり続けてきた2社が統合したわけだ。その結果、日鉄興和不動産のマンションは、住まいサーフィン調査の「中古値上がり率ランキング」で3年連続1位になっている。

 建物の信頼度は高い。

 加えて、建設を受け持つ長谷工コーポレーションのプレミアムアフターサービスも付く。これは、住戸内のトラブルに24時間365日受付対応してくれるもの。真に住む人のことを考えたマンションになっていることも「リビオシティ船橋高根台」の特徴である。

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住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト: http://www.sakurai-yukio.com