2021年秋から冬 櫻井幸雄が探した新築狙い目マンション

2021年の秋から冬にかけて購入可能なマンションのなかから、狙い目と評価される新築マンションを私の視点からピックアップした。

シティテラス若江岩田(大阪府東大阪市)

住友不動産
物件の写真

 大阪市中心部のマンション価格上昇が著しい大阪府内。本町周辺や梅田エリアでは3LDKが8000万円以上の水準となってしまった。それに伴い、北摂・阪神間でもマンション価格が上がりはじめ、5000万円台の新築3LDKを探すのが困難、という場所も増えてきた。

 これから2025年の大阪万博まで、大阪府内では開発計画が多い。府内全体で活気が出るのはうれしいが、問題は景気上昇とともに、住宅価格がさらに上がる可能性もある。

 そこで、今、求められるのは、これからさらに便利になりそうな場所、注目度が上がりそうな場所を先取りすることだ。

 今から3年前、私が審査委員長を務めさせていただいている「本当に住みやすい街大賞 in関西2018」では、JR神戸線の尼崎を大賞にさせていただいた。3年前はJR尼崎が「大阪中心地に近い住宅エリアとして生まれ変わりつつある注目の街」として狙い目だったわけだ。

 同様に、2021年の今、まだ不動産価格が抑えられて、これからの伸びしろが大きい場所はどこかを探したとき、東大阪市は注目のエリアとなる。

 豊中市や吹田市、摂津市などと同様、大阪市に隣接する市となるが、東大阪市の不動産価格は抑えられている。それでいて、大阪市中心部への距離は近く、新大阪駅に直通するJRおおさか東線も利用しやすい、大型商業施設開設の予定もあるなど、東大阪市には注目すべき理由がある。

 東大阪市では、今まさに販売を開始する大規模マンションが2つある。

 そのうち、ここでは「シティテラス若江岩田」の注目点を解説したい。


●シティテラス若江岩田

 「シティテラス若江岩田」の最寄り駅は、近鉄奈良線の若江岩田駅。駅周辺に複数のマンションが建つ住宅エリアだ。

 若江岩田駅周辺にマンションが多いのは、「価格の手頃さ」が大きいと考えられる。

 大阪中心部で新築マンションを購入する場合、たとえば近鉄奈良線の始発駅・大阪難波駅エリアでは3LDKが6500万円以上する。

 それに対して、大阪難波駅から20分ほどの若江岩田駅周辺ではあれば、4000万円台前半で購入可能。2000万円以上の差があることで、堅実な購入層に支持されている場所なのである。

 その若江岩田駅周辺では、新たな路線駅の計画がある。

 2029年開業予定の大阪モノレール本線で、(仮称)瓜生堂駅が新設されることになっているものだ。この大阪モノレール本線の沿線では、大規模な商業施設がオープンする計画もあり、エリアが活性化することが期待されている。

 (仮称)瓜生堂駅は大阪モノレール本線の始発駅となり、近鉄奈良線の若江岩田駅と八戸の里駅の間に開設される計画。新駅開業に合わせて、近鉄奈良線の若江岩田駅と八戸の里駅の間に新駅が開設されることも予想されている。

 そうなったとき、(仮称)瓜生堂駅周辺は、エリアの新たな拠点になるだろう。

 じつは、「シティテラス若江岩田」の建設地は、この(仮称)瓜生堂駅予定地まで徒歩3分に立地しているのだ。

 現在は、若江岩田駅から徒歩8分なのだが、将来はもっと便利になる可能性が高い。その新駅に近鉄奈良線の急行が止まるようになれば……夢が広がる立地なのだ。

 ちなみに、2019年にJRおおさか東線が開業したとき、河内永和駅周辺の中古マンション相場がいきなり3割以上上がった。まさに、夢が広がる話である。

 「シティテラス若江岩田」の建設地は、新駅の話を別にしても、高い利便性を備えている。マンション建設地から徒歩1分に「スーパーマルハチ瓜生堂店」があり、「ウエルシア東大阪瓜生堂店」が徒歩2分。徒歩3分には「ニトリモール東大阪店」があり、そのほかにも複数のスーパーマーケットが徒歩圏に集まっているからだ。

 もうひとつ、「シティテラス若江岩田」には、注目すべき特徴がある。

 それは、東大阪市で最大級となる、全436戸の大規模マンションである、という点だ。

 大規模マンションは、共用施設を充実させやすい。

 「シティテラス若江岩田」でも、来客が宿泊できるゲストルームにパーティルーム、キッズルームにテレワークラウンジなどが設けられる計画だ。

 近年、マンションの共用施設は人気が高い。不動産会社が、「本当に利用度が高い共用施設を選び、利用しやすいようにつくる」ためだろう、居住者に喜ばれており、それが大規模マンションの人気が高まる理由にもなっている。


 「シティテラス若江岩田」の住戸は、南向き中心の3LDKで構成される。暮らしを快適にするための設備が充実し、キッチンにはディスポーザー(生ゴミ粉砕処理機)と食器洗い乾燥機を標準設置。バルコニーで水が使えるミニシンクも全戸に設置される計画だ。

 このほか、敷地内の駐車場はすべて平置き式となる計画。機械式駐車装置を使わないので、車の出し入れが楽。将来、機械のメンテナンスにお金がかかる、といった心配もない方式である。

 「シティテラス若江岩田」では、若江岩田駅方向にメインエントランスを設けるほか、(仮称)瓜生堂駅が設けられる方角にもサブエントランスが設置される。サブエントランスも、メインエントランスに劣らぬつくりにする計画だという。

 (仮称)瓜生堂駅が開業したときのことを見越しているわけだ。

 将来が楽しみなマンションであることは間違いない。その販売は来年2022年春からの予定で、2021年11月末から、事前のオンライン案内会が始まることになっている。

住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供。
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目である新築マンションも紹介。マンション購入のアドバイスとする。

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

櫻井幸雄の顔写真

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。

オフィシャルサイト
http://www.sakurai-yukio.com