住まいサーフィンレポート2019年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション 住まいサーフィンレポート2019年春から夏 櫻井幸雄が探した狙い目マンション

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ゴールデンウィークからのマンション見学をオススメする理由

 現在の首都圏不動産市況を取材していると、おもしろい現象が起きていることに気がついた。それは、分譲中物件が実に多彩であることだ。

 1LDKもあるし、4LDKもある、というだけの話ではない。

 都心部では高級マンションがあるし、郊外では非常に割安と感じるマンションがある。それこそ、数億円から2000万円台まで、価格のレンジが広い。

 そして、入居が2年先のマンションがあるし、即入居可の完成マンションもある。都心の便利な場所にも、郊外の駅近エリアにも、郊外で駅から離れた場所にも、マンションもある。

 このように、バリエーション豊富なマンションのなかから、自分にあったマンションを選ぶことができる時期は滅多にない。だから、「おもしろい現象が起きている」と感じたわけだ。

 今年のゴールデンウィークは、最大10日の連休になるので、いろいろなマンションを見学にゆく時間がたっぷりある。だから、マンション探しを始めるのに、最適な時期といえる。

 ゴールデンウィーク中、来場者を増やそうとして、マンション販売センターはいろいろな工夫を凝らす。小さな子どもが楽しめるゲーム大会を行ったり、抽選会が行われたりする。親子で楽しむ事ができる場になっている。

 自宅近くに販売センターがあれば、交通渋滞に巻き込まれることなく出かけることが可能。お金も使わずに、マンションのことを勉強しようか、という気分で一日を有意義に過ごすことができる。今の販売センターは、しつこい営業は行わないので、「ちょっと見に来た」と訪問することができる。もしくは、「果たして、自分にマンションが買えるのか」を相談するだけでも歓迎してもらえる。

 勤続年数が足りない、といった理由でローンがむずかしい、と言う場合も、営業員が「申しわけありません」と頭を下げてくれる。決して、嫌な思いはしないので、「今、購入が無理なら、何年後に購入可能か」を知るために訪問してもいいだろう。

 長いゴールデンウィークなので、1日マンション販売センターを訪ねれば、有意義な時間を過ごすことができるわけだ。

 

消費税が上がる前、上がった後の相談も可能

 今の時期にマンション探しを始めると、消費税が8%のマンションを購入することができる。建物が完成しているマンションで9月末までに入居できれば、消費税率が8%対応になるからだ。今は、その「消費税8%物件」を購入することができる希少な時期になる。

 一方で、消費税10%になることが決まっているマンションにも、住宅ローン控除が大型化するなどの恩恵がある。消費税が上がった後は、どのようになるのか、具体的なマンション、具体的な住戸を買った場合のシミュレーションを行ってくれるのが、マンション販売センター。税金の話は一般論として聞いても、分かりにくい。その点、具体的な住戸の価格を基に説明を聞いたほうが理解しやすい。

 消費税に関する具体的な説明を聞くことができるのも、この時期にマンション販売センターを訪ねるメリットとなる。

 このように、販売センターを訪ねてメリットの多い時期は滅多にない。このチャンス、大いに活用すべきだろう。

 

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住まいサーフィンレポートとは?

実際に販売センターを見て回り、マンションの「今」情報を提供
年間200件以上のマンション、建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト櫻井幸雄。実際に歩き、目で見て、耳で聞き集めた情報には、数字の解析だけでは分からない「生々しさ」があふれている。
この新鮮情報を「住まいサーフィン・レポート」としてまとめて主要マスコミに配布。あわせて、住まいサーフィン上でも公開する。住まいサーフィン上ではレポートとともに、旬の狙い目物件も紹介。マンション購入のアドバイスとする。

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト櫻井幸雄の経歴

1954年生まれ。1984年から週刊住宅情報の記者となり、99年に「誠実な家を買え」を大村書店から出版。
以後、「マンション管理基本の基本」(宝島社新書)、「妻と夫のマンション学」(週刊住宅新聞社)、「儲かるリフォーム」(小学館)などを出版。
最新刊は「知らなきゃ損する!21世紀マンションの新常識」(講談社刊)。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の人気コーナー「不公平公務員宿舎シリーズ」で住宅鑑定人としてレギュラー出演するほか、「毎日新聞」で、住宅コラムを連載中。「週刊ダイヤモンド」「週刊文春」でも定期的に住宅記事を執筆している。
◇オフィシャルサイト: http://www.sakurai-yukio.com