編集部厳選!マンション知識最前線!? 不定期
住まいサーフィン編集部

[第6号]予定価格?申し込み?抽選?マンションを買うまでの流れは?:住まいサーフィン編集部によるマンション知識

2015年09月13日

マンションの購入は、数千万円にもおよぶ大きな買い物ですから、少しの価格の増減でも、負担率が大きく変わってきます。
せっかく出会えた物件なのに「予定価格って何?」「抽選に漏れると買えないの?」など、分からないことだらけではスムーズな購入は望めません。
そこで、こちらではマンション購入の流れについて解説します。

予定価格?申し込み?抽選?マンションを買うまでの流れは?

■そもそも予定価格ってなに?
予定価格とは、販売価格が正式決定する前の予告広告で表記される価格のことです。
そのため、新規分譲広告における正式な販売価格と異なってくる場合があります。

基本的には、消費者の誤認や不利益のないように「予定最多販売価格帯3,000万円台」などいう表記が多くなります。
しかし、最近の傾向としては「未定」で発表する物件が増えているのも現状です。
一度、掲載してしまうと、基本的には値上げができないため、最終決定されるまでは、値段を打たないことを選択される傾向にあります。
■申し込みの先着順?抽選?どっちで決まるの?
物件によっては、「先着順」と「抽選」の2つのパターンが存在します。
一般的には、モデルルームなどの来場者数などから、早期完売が予想される人気物件の場合には抽選方式、完売が難しいと予想される物件は先着順の方式をとることが多くみられます。
また、抽選の場合には、公開抽選と非公開抽選がありますが、多くの物件が公開抽選を取り入れています。
■抽選に外れてしまったらどうなる?
惜しくも抽選に外れてしまった場合には、キャンセル待ちをすることも可能です。
当選した方の中には、何らかの理由でキャンセルする方も出てきますから、そうした場合には抽選に外れた方に、購入できるチャンスが巡ってきます。

また、抽選後にキャンセルが相次ぎ、空き住戸が発生した場合でも、再度抽選を行うのではなく、申し込み順で購入者が決定されます。
■当選した方の購入の流れ
抽選で当選した方には、その場で重要事項説明を行うことが多く、不明点がある場合などは、この時に質問できます。
そして重要事項説明への押印を済ませ、手付金を支払います。
振り込み用紙が配布され、後日振り込みとなるケースがほとんどです。

そして、手付金の振り込みが完了すれば、正式契約へと移行します。
手付金を支払ってしまうとキャンセルをする場合でも返却されないため、注意が必要です。
■正しい予備知識が身を守る
決定していない予定価格に踊らされてしまった、抽選で外れてしまい他の物件を探していたら、せっかくのキャンセル待ちを見逃してしまったなど、知っていれば防げる事態はいくつも考えられます。
不動産業界においては特有の方式や決まりがあるため、わからないことはその都度、担当営業に確認しておくのが無難でしょう。