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住まいサーフィン編集部

[第55号]モデルルームに行ったら、買わないとダメなの?:モデルルームの見学お作法

2015年09月13日

モデルルームの見学には行きたいものの、答えを急かされてしまうと、「購入の検討期間が十分に取れないのでは?」と不安になるでしょう。
「モデルルームは見学だけでもいいの?」「検討する期間はどれくらいある?」そんなモデルルーム見学に関する疑問についてご説明します。

■モデルルームに行くと答えを急かされる?

モデルルームに見学に行ったからと言って、必ず購入を勧められるわけではありません。
もちろん良い住戸であれば、すぐに完売してしまうため、営業担当も機会を逃して欲しくないという気持ちはあります。

しかし、人生最大の買い物と言われるマイホームの購入です。
皆さんも、それなりの検討期間を設けて購入に至っています。

■購入検討の平均期間は?

「マイホームを購入したい!」とモデルルームを訪れてから実際に購入されるまでの期間は、3ヵ月未満が3割弱となっています。
しかし、半年未満、半年~1年未満、1年以上もそれぞれ2割程度に上っています。

希望物件を見つけられるかが鍵となるため、一概にはいえませんが、皆さんそれなりに検討期間を設けていることがわかるでしょう。

■モデルルームの平均見学件数は?

マイホーム購入までに訪れたモデルルームの平均は4~5件となっています。
最初の1件では掴めなかったことでも、他の物件と比較することで、メリット・デメリットを発見できるため、ある程度の数のモデルルームを見るのが無難でしょう。
なかには、7件以上見学する方も1割弱ほどいるようです。

■仮止めの申込金を支払ってしまった時は?

購入に踏み切れないものの、もう少しだけ検討期間が欲しいというケースもあるでしょう。
悩んでいる間に、他の人に取られてしまわないよう、物件を仮止めするために、申込金を支払ったとします。

しかしよく悩んだ結果、購入を見送る場合でも、その申込金は返却されます。
そのため、決めきれないけれど仮押さえしておきたい際に、申込金は有効な手段です。

しかしよく悩んだ結果、購入を見送る場合でも、その申込金は返却されます。
そのため、決めきれないけれど仮押さえしておきたい際に、申込金は有効な手段です。

■モデルルームはあくまでも見学

モデルルームには、日々たくさんのお客様が来られます。
「ぐいぐい営業されそう」「見学したからには買わないといけない?」など、マイナスのイメージも多いと思います。

しかし誰にとってもマイホームは大きな買い物です。皆さんしっかりと検討をされた上で購入に臨まれます。
断わるのは申し訳ないという気持ちが生まれてしまうかもしれませんが、自分が納得して購入できるように、有効なツールとしてモデルルーム見学を活用しましょう。