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住まいサーフィン編集部

[第56号]モデルルームのアンケートってどうすればいいの?:モデルルームの見学お作法

2015年09月13日

モデルルームの見学に行った際、受付で渡されるアンケート。
「どこまで正直に書けばいいの?」「しつこく営業されない?」そんな不安が浮かびます。
今回は、モデルルームにおけるアンケートの正しい対処法について解説します。

■アンケートって何を書くの?

実際に、モデルルームを見学された方は、アンケートの記入経験があると思います。
アンケートには、氏名や住所、生年月日の他にも、現在の住居情報や家賃、世帯主の職業や年収、希望の間取り、予算、購入目的に至るまで、さまざまな記入事項があるはずです。

資産に関する情報は、いくらマイホーム購入に必要な情報といえども、記入を躊躇してしまうかもしれません。
しかし、正しい情報を記入しないことには、営業担当も正確なアドバイスができません。少しでも納得のいくマイホーム購入を叶えるためには、正直に書くことが不可欠になってきます。

■アンケートの記入は断れる?

もちろん、アンケートの記入は拒否することも可能です。
「様子見で来た」「この後に他のモデルルームも回る」など、中にはお断りされる方も出てきます。

アンケートには、商談時にローン試算をするなどの目的もありますが、現在の住まいや年収など、どのような客層がこの物件に興味を持って訪れているのか統計を取る目的もあります。
「住所を知って営業をかけたい」というよりは「この先の参考にしたい」という理由もあるため、一概に疑ってかかる心配はありません

■正直かつ正確に記入する

資産面においては「こんなに詳しく聞かれるの?」と戸惑ってしまう方もいらっしゃるでしょう。
しかし営業担当者は、アンケート内容から顧客の要望を読み取り、物件をお勧めします。

そのため空欄が多かったり、正確な数字が記入されていなかったりすれば、提示される間取りやローン商品が変わってくるのです。
有意義な商談時間を設けるためにも、正しい情報を記入されることをお勧めします。

■せっかくの機会を有効活用

商談スペースにおいては、資産計画も行ってくれます。
フラット35や提携ローンを利用した、いくつかの返済シミュレーションを提示してもらえます。

返済期間や金利など、この先の金利変動でどういうリスクがあるのかも含めて、不安要素はすべてぶつけてみましょう。
希望の間取りや物件の疑問点だけではなく、じっくりと資産計画の相談ができるのは、大きなメリットといえます。

■アンケート記入時の心構え

せっかく足を運んだモデルルームの見学です。
元々そこまで興味のなかった物件でも、周辺環境や住宅ローンのシミュレーションをしてみることで、気付ける点も出てきます。

満足のいくマイホーム購入の実現には、営業担当を味方につけることが大切です。
頭金や貯蓄額など、現在の家計状況をすべて把握してもらった上で、プロに資産計画を立ててもらいましょう。