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住まいサーフィン編集部

[第18号]耐震等級?省エネ等級ってなぁに?:住まいサーフィン編集部によるマンション知識

2016年03月20日

マンションを見学している中で、少なからず耳にするのが○○等級という言葉。パンフレットに記載するくらいだからちゃんとしてるんだな!以上のことはよくわからないという方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は○○等級のうち、耐震等級と省エネ等級についてご紹介します。

○○等級がいっぱい!

それぞれの等級の違いを覚えよう

■耐震等級とは?

耐震等級は全部で3段階。それぞれどの規模の地震に耐えられるかを客観的に評価した指標です。耐震等級1は数百年に1度の地震に耐えられるという評価。耐震等級2はその地震の規模の1.25倍に耐えられるか、耐震等級3はその地震の規模の1.5倍に耐えられるかどうかの基準で判定されます。
ちなみに現行の基準において、マンションで耐震等級3を満たしている物件はごくわずか。そのため耐震等級が3であれば、現存するマンションの中で地震対策がバッチリ!と判断できる指標になります。

■省エネ等級とは?

省エネ指標は全部で4段階。夏は冷房・冬は暖房を利用した際に、住宅の性能によって快適な温度になるまでの時間が違いますが、より効果的に暖房・冷房を使えるか=省エネになるのかという基準で判定されています。省エネ等級4が現行の基準だともっとも効率的に断熱などの対策がされているという評価になります。省エネ等級が高いマンション=電気代・ガス代の光熱費が抑えられる作りになっているということなのです。なお省エネ等級1は、省エネ2以上がつかなかったマンションという意味になります。

■何をどれくらい気にすればよい?

省エネ等級は長くマンションに住むのであれば、光熱費に直結する指標です。省エネ等級4のマンションと3のマンションで迷っているのであれば、省エネ等級が高い方をより深く検討してもよいのではないでしょうか。
一方耐震等級は、高ければよい!とは言うものの、今後発生する大地震の規模はなかなか予測がしにくく、耐震等級3だからといって絶対に安心!と言い切れないのが迷いどころ。ただローンの種類によっては耐震等級の高さによって金利や保障料を優遇してもらえるケースがあるようです。耐震等級が高いマンションが購入候補にある場合は、検討している金融機関に優遇処置があるかどうか聞いてみるのもよいでしょう。

■他にも○○等級はいっぱい!

上にご紹介した等級のほかにも、バリアフリー等級・劣化対策等級など、さまざまな住宅の評価制度があります。数字が高ければ高いほどしっかりしている証なので、パンフレットや物件情報を参考に、どんな特徴があるマンションなのかを確認してみてくださいね。