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住まいサーフィン編集部

マンションを売却するときはリフォームをするべき?

2022年12月20日

更新日最終更新日:

マンションを売却するとき、少しでも早く売るにはどうすれば良いのでしょうか。
また、築年数がある程度経過したマンションだと、売却前にリフォームするべきなのか悩む方も多いでしょう。

今回の記事では、マンション売却時のリフォームの必要性について解説します。
内覧時などに印象を良くするための方法についてもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の編集者

住まいサーフィン編集部

1998年開設、マンションの適正価格や資産価値を判断するための価格情報サイト「住まいサーフィン」が運営。
宅地建物取引士の資格試験に合格し、不動産の専門知識を持つスタッフが自宅売買に役立つ情報を発信します。
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Twitter:@sumai_surfin

1. マンション売却時にリフォームは必要?

マンションを売却するときには、リフォームをした方が良いのでしょうか。

結論としては、売却前は基本的にはリフォームは不要です。
むしろ、リフォームしない方が良い場合もあります。

売却前のリフォームが不要である理由

なぜリフォームは不要なのでしょうか。
それは、リフォームをしたからといって高値で売却できるわけではないからです。

リフォームといっても、壁や床の張り替えや水回りの交換など内容はさまざま。
リフォーム内容によって費用は変わりますが、数十万円以上かかることがほとんどでしょう。
大掛かりなリフォームだと、数百万円かかります。

しかし、リフォームしてもその費用をそのまま売却価格に上乗せできるとは限りません。

中古マンションは、立地と築年数でだいたいの価格相場が決まります。
競合物件と同じような価格であれば、リフォームしていた方が有利になるということはあります。

しかし、リフォーム費用を上乗せすることで相場よりも高くなり、結果、なかなか売れなくなるかもしれません。
そうなると結局は値下げすることになってしまいます。
リフォームをすれば必ず良い効果が生まれるという保証はないのです。

また、買主が好きなようにリフォームやリノベーションをしたいというケースもあります。
例えば好きな壁紙にしたいという人、キッチン設備を自分で選びたいという人もいるでしょう。
その場合、リフォーム内容によっては物件が検討対象外になってしまいます。

リフォームするか悩んだときはどうする?

マンションによっては、壁や床がボロボロの状態になっていることや、水漏れしていた箇所を補修テープ等で応急処置をしていることがあります。
このように劣化がひどい場合や設備の調子が悪い場合は、リフォームするべきか悩みますよね。

また、マンションの状態が良くないと内覧時の印象が悪くなります。
中古マンションなので、ある程度の劣化は仕方ありません。
しかし、自分のマンションが一般的にどうなのか、素人が判断するのは難しいです。

そのため、リフォームするべきか悩んだときは、査定時に不動産会社に相談しましょう。
競合物件や過去の成約事例を基にアドバイスしてもらえます。
査定前に独断でリフォームをすることは避けるべきです。

また、複数の不動産会社で査定することをおすすめします。
査定金額や売却するためのアドバイスは、不動産会社によってさまざまです。
信頼できる不動産会社や担当者に出会えると良いですね。

ただし、複数社への査定といっても、一括査定サービスを利用する場合には注意が必要です。
査定時のポイントについては、記事の後半でも詳しく解説しています。

2. マンション内覧時にやるべきことは?

中古マンションは、内覧時の印象が重要です。
少しでも良く見せるために、何ができるでしょうか。
リフォーム以外の、内覧時の印象を良くするためのコツをご紹介します。

壁や床の傷を修繕

長年生活をしていると、気付かないうちに壁や床に傷がついていることがあります。
どれだけ気を付けていても、全く傷がない状態を維持するのは困難です。

内覧のときには、少しでも良い状態にしたいですよね。
小さな傷であれば、ホームセンターなどで売っているもので補修ができます。
手ごろな価格で手に入れることができる商品も多く、自分で作業すれば良いのでいつでも補修可能です。
小さな傷が気になるという方は、試してみてください。

ただし、深い傷や目立つ傷、穴などについては、補修せずそのままにしておきましょう。
そして必ず仲介不動産会社と購入検討者に説明をしてください。
隠したまま売却をすると、後々トラブルになることがあります。
小さな傷を補修した場合についても、説明する方が望ましいです。
買主と気持ちよく取引するためにも、正しいことを伝えるようにしましょう。

ハウスクリーニング

部屋が綺麗なのかどうかは、内覧時での重要なポイントです。
中古マンションとはいえ、清潔感がないと印象が悪くなります。
整理整頓はもちろん、掃除も隅々まで丁寧にやりましょう。

特に水回りは汚れが目立ちやすく、素人の掃除では完全には綺麗にならないことが多いです。
そんなときは、専門業者へハウスクリーニングを依頼することをおすすめします。

ハウスクリーニングは、家の中の掃除して欲しい箇所だけをピンポイントでお願いすることができます。
水回りだけのセットプランを取り扱っている業者もあるので、是非探してみてください。

なお、ハウスクリーニングを取り扱っている業者には、繁忙期があります。
繁忙期は、年末(12月)、春の引っ越しシーズン(3月~4月)、夏前のエアコンクリーニングシーズン(6月~7月)です。
予約が取りづらくなるので、内覧前に掃除してもらいたい人は早めに予約をしましょう。

物を減らして、整理整頓する

どれだけ頑張って掃除をしていても、散らかった部屋だとイメージが悪くなります。
物が多いと部屋が狭く見えますし、収納スペースが不十分なマンションだと思われてしまうことも。
特に玄関とリビングについては、極力、物を少なくしましょう。

クローゼットなど収納スペースの中を見せる予定がある場合は、中を詰めすぎないこともポイントです。

どうしても整理や処分が難しい場合は、荷物一時預かりサービスの使用も検討してみてください。
最近はサービス内容も豊富になっていて、段ボール一箱分から預かってくれるところや、1日単位で預かりをしているところもあります。

3. マンションを売却するときのポイント

最後に、マンションの売却を上手く行うためのポイントについてご説明します。

スムーズに売却するために重要なのは、「適切な売り出し価格」です。
売り出し価格に失敗すると、たとえリフォームされて綺麗になった中古マンションであっても、売れ残ってしまいます。

適切な売り出し価格を知るためには、まずは査定をして、自分のマンションがいくらで売れるのかを把握します。
このとき、複数の会社に査定を依頼しましょう。
※一括査定サービスではなく、個別に複数社へ査定依頼することを意味しています。

不動産会社によって、査定額が数百万円違うこともあります。
査定額を鵜吞みにして高く設定してしまうと、売却活動が長引いてしまうことも。
逆に相場より安くしてしまうと、「もっと高くすれば良かった」と後悔することになります。

リフォームするか悩んでいる場合は、リフォームする前にまずは査定に出しましょう。
査定時にリフォームについて相談しても良いですし、しっかりとした不動産会社であれば必要なリフォームについてはアドバイスしてくれます。

また、さまざまなサイトで、複数の不動産業者にまとめて査定依頼できる「一括査定サービス」を取り扱っています。

一見便利に見えますが、注意するべきこともあります。
どの不動産会社も仲介依頼を獲得したいので、現実的ではない高すぎる価格を提示してくる業者も多いのです。
結局は後から大幅に値下げすることになってしまいます。

まずは不動産業者を介さず、WEB上で確認できる自動査定サービスを利用し、相場を把握してみましょう。
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また、自宅査定の結果を確認した上で、売却を進めていきたい方におすすめなのが「高値売却支援サービス」です。
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4.まとめ

今回の記事では、マンション売却時のリフォームについて解説しました。

基本的に、マンション売却時にリフォームは必要ありません。
リフォームすべきか悩ましい箇所があれば、不動産会社に相談しましょう。

リフォームは費用だけでなく、手間もかかります。
工事内容の打ち合わせや工事の立ち合いなどもしなければなりません。

マンション売却活動には多くの準備が必要で、活動期間が長期戦になることもあります。
途中で息切れしないためにも、まずは信頼できる不動産会社探しから始めましょう。

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