田中和彦が斬る!関西マンション事情 不定期
田中 和彦

[第18号]セントプレイスシティ セントプレイスタワー

2016年01月27日

【ベルパークシティよりも駅近な「ニュータウン」~セントプレイス】
ベルパークシティといえば大阪市都島区ある有名な高層マンション群。いわゆるバブル時代を中心に分譲された総戸数3000戸を優に超える巨大なニュータウンだ。そのベルパークシティと比べると広域での知名度には劣るが、交通利便性と新しさではベルパークシティに勝るマンション群、それがセントプレイス大阪/セントプレイスシティだ。2006年から2012年にかけて順次竣工、総戸数は合わせて2000戸超。このような「ニュータウン」が都心から地下鉄でわずか6分(大阪市営地下鉄「東梅田」駅~「都島」駅間の所要時間)、駅から徒歩3分~の場所にある。今後もっと注目されてもいい「ニュータウン」である。

【都心近接、広大な敷地の「ファミリータワー」】
そのマンション群の中で最後に竣工したのがセントプレイスシティセントプレイスタワー、総戸数445戸38階建てのタワーマンションだ。本件マンションの特徴はいい意味でファミリーマンション然としていること。当マンションは同一敷地内に別の2物件(15階建、19階建)が存在し「一団地」となっており、その敷地面積は約36,000平米、軽く1万坪を超える。広大な敷地に高層マンションを配しているため空地も十分に広い。小さい子供は安全に、小学生なら走り回って遊べる余裕がある。近くを流れる大川、少し足を伸ばして北に行けば淀川にもそれぞれ散策等できるしつらえがあり、「都心10分圏」と交通至便でありながらゆとりある住環境である。もちろん、スーパーから個性的な路面の個人商店まで、買い物至便であることは言うまでもない。過去に多くのデベロッパーが「ドル箱」として多数のマンションを供給し続けてきた都島区である。

【上品でバランスの良いタワーマンション】
ファミリーマンション的な雰囲気のあるセントプレイスシティセントプレイスタワー。その特徴は外観にも表れている。白っぽく淡い色調の外観は、遠目には周囲のマンション群と調和しており「一つのマンション群」として見える。ところが近づいてみると、少し建物の主張が感じられる。二層目までは黒を基調としたタイル張り、エントランス部分に大きく張り出したキャノピーは黒い色調とコントラストをなす白い石貼りの三層構造。厚みがあり上の部分ほど大きくなっているため奥行きを感じる。建物西側には長方形の小さなプールのような池とそれを囲む階段状の親水広場。周辺マンション群の中でもランドマーク的な存在といえ「ここに住んでいる」ということに優越感を感じることができる。押し出しは強くなく、上品な雰囲気を持つセントプレイスシティセントプレイスタワー。都心近接でありながら郊外型ファミリーマンションのエッセンスを持つバランスの良いマンションである。

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田中和彦 
株式会社コミュニティ・ラボ代表。マンションデベロッパー勤務等を経て現職。
ネットサイトの「All About」で「住みやすい街選び(関西)」ガイドも担当し、関西の街の魅力発信に定評がある。