上階の子供の足音に悩まされる日々…

東日本大震災が発生し、「災害に強い街」に住みたいと思うようになりました。かつ、生涯独身で過ごすつもりなので、賃貸では将来高齢を理由に借りられなくなると考え、持ち家購入を親に相談しました。親も賛成してくれたので、新築中古関わらず、とにかくハザードマップを見て、災害の被害が少なそうな高台の土地を選び、物件を探しました。幸い、若い夫婦に家族が増えたためという理由で3年目という築浅のマンションを手放すということで、不動産会社から紹介され、無事購入にこぎつけました。

親から住宅購入の資金援助をしてもらうことができました。おかげで借入額が大幅に少なくて済みましたので、定年退職の年までに返済できる期間でローンを組みました。親は古い人間なので、大手銀行で借りる方が良いのではと言いましたが、私は自分で調べて、ネット銀行の変動金利を選択。そこから金利が上がらない保証はありませんでしたが、大震災が発生した後で、当面低金利政策が続くと予想しました。これまでは外れていませんし、それどころかあの当時よりも金利は下がっています。借り換えをすると各種手数料でかえって高くつくので、同じ金融機関で返済し続けています。

物件購入の内見の段階ではわかりませんでしたが、購入した後、階上の部屋に子供が生まれたようで、入居から数年して、朝となく夜となく、ドタドタと部屋中を走り回る足音が聞こえるようになりました。管理会社に相談してチラシを掲示板に貼ってもらい、各戸に配布してもらいましたが、効果なし。失敗といえば失敗と言えますが、こればっかりは、購入の際に予測や調査の出来ることではありません。子供は大きくなるものだし、耐えられないほど苦痛というほどでもないので、コロナ禍で外出もままならない子供が暴れるくらいは仕方ないという気持ちもあり、あきらめています。ひとつ言えるのは、鉄筋コンクリートのそこそこのグレードの分譲型物件であっても、子供が踏み鳴らした音は、周辺へ響くということです。集合住宅に住むなら、まず自分が音の発生源になっていないかを意識して暮らすことだと思います。