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自宅購入検討中に一度は悩む「マンションと一戸建てのどちらを購入すべきか?」。
マンションと一戸建てのどちらを買うべきかについては、全ての人に共通する答えはありません。
マンションと一戸建てのそれぞれにメリット・デメリットがあり、居住エリアや家族構成等の諸条件によって向いている住まいが異なるためです。
本記事では、不動産市況や過去の売買データに基づいた検証から、マンションと一戸建てを徹底比較。
マンションと一戸建て、それぞれの住まいに向いている人/向いていない人について詳しく解説します。
マンション・一戸建てを購入検討中の皆様一人ひとりが、自宅購入で損をしないための一助となれば幸いです。
また、マンション・一戸建てのどちらを選ぶ場合も「資産価値」を見てマイホームを選びましょう。
長い人生の中でマイホームが足枷とならないよう、資産性を意識した住まい選びを行うことが大切です。
マイホーム選びで資産性を意識することの重要性や、資産価値の下がりにくいマンション・一戸建ての見つけ方については以下の記事で詳しく解説しております。
「資産価値」は何故重要なのか?価値の下がりにくいマンション・一戸建ての選び方
2022/11/08
資産価値の重要性を詳しく解説するとともに、住まいサーフィンの各種サービスの活用方法をご紹介しています。
目次
1. はじめに
1.1 これまでは一戸建てよりマンション推し
実は、これまで住まいサーフィンは一戸建てではなくマンションの購入をおすすめしてきました。
しかし現在、新築マンションだけを探していると、購入が難しい現状があります。
年々高騰していくマンション価格
2023年現在、マンションの価格は未だかつてないほど高騰しており、高所得層の方以外は手の届きにくい価格となりました。
それに加えて、建設費用の高騰によって最小限の設備仕様の新築マンションが増えたため、周辺の中古マンションと比べた際にグレード感で劣ると感じてしまう場合もあります。
勿論、今でも立地や価格などの様々な好条件が揃う素晴らしいマンションもありますが、そのような物件はごく一部。
価格高騰に反比例するようにマンションの供給数は下がり続けており、希望エリアを絞ると新築マンションを買うことは難しいのが現状です。
新しい提案「新築分譲一戸建て」
そこで、新築分譲一戸建て(分譲建て売り住宅)をマンションに代わるもう一つの選択肢として提示します。
一戸建て住宅は、マンションと比べて安い価格で手に入り、かつ2人以上のお子さんのいるご家庭やリモートワークの方でも対応できる広さを確保できます。
これまでは一戸建ては売却しづらいという理由で推奨していませんでしたが、現在の市況においては一戸建てがベターな選択肢となる場合もあると分かってきました。
ここからは、マンションと分譲一戸建ての違いについて詳しく解説していきます。
2.マンションと一戸建ての違い
新築マンションを買うことが難しくなった今、もう一つの選択肢として検討したいのが「新築分譲一戸建て」。
この章ではマンションと一戸建てを比較し、詳しく説明していきます。
2.1 一戸建ては価格上昇がゆるやか
マンションと一戸建ての価格差は、下記のグラフを見ると明らかです。
(出典)国土交通省
過去10年でマンション価格は約1.8倍まで上がりましたが、一戸建て価格は緩やかな価格推移となっています。
一戸建て価格は2020年中頃より2割程度の増加が見られますが、マンション価格と比較すると上昇幅は小さいです。
マンション価格の上昇理由
- ● 都心部土地価格の高騰
マンション価格が著しく高騰してしまった最大の理由は、土地価格の高騰です。
一般的に、分譲一戸建ては駅からある程度距離のある郊外住宅街に建設されることが多いです。
しかし、マンションは駅近好立地に建てられるため、ホテルや商業施設の建設用地と競合します。
好景気であればあるほどに土地の価格は上がっていくため、マンション用地の取得費用は嵩み、最終的に販売価格に転化されます。
今、販売されているマンションの多くは新型コロナウィルス流行前、東京オリンピックを控えた時期に取得された土地に建てられているため、価格が非常に高くなっています。
このような一戸建ての価格面でのメリットを知り、マンションと一戸建てを比較検討してみたくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここからは具体的に、一戸建て・マンションそれぞれのメリット・デメリットを整理していきます。
2.2 マンション・一戸建てのメリット・デメリット
マンション・一戸建てそれぞれのメリット・デメリットは下記のようになっています。
一戸建てのメリット・デメリット
- + マンションに比べて安い
- + マンションに比べて広い
- - 売却しにくく、大きく損をする可能性アリ
マンションのメリット・デメリット
- + 都心駅近で利便性の高い暮らしが送れる
- + 売却しやすい
- - 価格高騰により、高値掴みする可能性アリ
詳細はこちら:マンション購入のメリット・デメリットとは?一戸建て・賃貸と徹底比較!
※マンション・一戸建てそれぞれに向いている人や選び方、防犯面などの違いについて詳しく解説しています。
2.3 マンションと一戸建ての違い まとめ
- ● マンション価格は10年間で約1.8倍上昇、一戸建て価格の上昇幅は小さい
- ● 一戸建て・マンションのメリット・デメリットを知り、向いている住まいを選ぶことが大切
3.マンションと一戸建てを徹底比較! 属性別あなたに向いている住まいを解説
さてここまでは、マンションと一戸建てそれぞれのメリット・デメリットについて理解していただきました。
しかし、実際には世帯収入・予算・年齢・家族構成等のご自身の属性に応じて、マンションと一戸建てのどちらが向いているのかが異なります。
そこで、ここからは個人の属性別にベストなマイホームの選択肢をご提案します。
ご自身に一番近い属性に当てはまる項目を参照し、向いている住まいをチェックしてみてください!
3.1 年齢別購入に適したマイホームとは
まずは、当サイト「住まいサーフィン」が推奨する理想的な住み替えプランから見ていきましょう。
住まいサーフィンでは、いざというときに住み替えられる住まいを選ぶことをおすすめしています。
人生100年時代、「ライフスタイルの変化に応じて、柔軟に住み替えられる家」を選択することが将来の安心へとつながると考えています。
理想的な住み替え戦略プラン
- 20代
マンションを初購入 - 20代後半~30代
結婚をきっかけに住み替え - 30代~40代
子供が誕生することをきっかけに住み替え - 50代~
子供が独立したことをきっかけに住み替え
年齢別のご自宅購入についての詳細はこちらのページもご覧ください。
20代が選ぶべきはマンション
初めての自宅購入となる20代の方には、マンションがおすすめです。
特に単身者の方の場合は、部屋の広さよりも立地を優先した住まい選びを行いましょう。
通勤しやすく、休日の余暇を満喫できる都心立地に建つマンションを選ぶのがベストです。
将来、結婚で手狭になった場合にも、都心のマンションであれば売却でき住み替えが可能です。
20代の購入タイミングとして、早くて新卒入社後3カ月を経過すると、銀行や条件により住宅ローン借り入れが可能となります。
賃貸住まいで支払う家賃が無駄だと考えている方は、マンションを購入し、自宅で資産形成するのがおすすめです。
独身のマンション購入でおすすめの広さ・間取りはこちらのページをご覧ください。
30代・40代はライフスタイルに応じて選択
30代・40代の方はご自身の状況や属性に応じて、向いている住まいが異なります。
いずれにせよ、年齢が若ければ若いほど長期の住宅ローンを組むことができ、借入金額も大きくなるため、物件の選択肢が広がります。
住宅購入を考えている方は、早めに検討を始めて損はありません。
例えば、結婚をきっかけに自宅を探している方で、ご夫婦ともに都心勤務の場合には、通勤時間が短縮できるマンションが向いていると言えます。
また、すでに都心マンションを所有している方であれば、売却益で今よりも広いマンションへの住み替えも可能です。
もしくは、二人目のお子さんの誕生をきっかけに自宅を購入する方であれば、都区部から離れ、広めの一戸建てに住むという選択肢もあります。
実際に、東京都区部の人口流入推移を見ても、30~40代で都心を離れている傾向が見られます。
東京都区部からの流出がもっとも多い年齢層が、小学校に入学する前の未就学児と34-42歳。
お子さんが生まれたタイミングで都区部を離れる方が、一定層いると考えられます。
今、この記事をお読みの方の中にも、お子さんの誕生をきっかけに、マイホーム購入を検討し始めた方も多いのではないでしょうか。
「住まいサーフィン」では、子育て中の皆様向けにマイホーム購入の基礎知識をご案内しています。
子育て世帯の平均年収から見たマイホームの購入目安金額、住宅ローンの借り入れ事情、初期費用など、マイホーム購入に役立つ内容となっております。
下記のボタンから是非ご覧ください!
50代~の方は退職・子供の独立を機に住み替える選択肢も
お子さんの独立や定年退職をきっかけに、都心マンションから故郷にUターンするもよし、郊外一戸建てから都心の小さめの間取りに住み替えるもよし。
資産価値が保ちやすい自宅を所有しておけば、あなたの理想の老後に合わせた住み替え(ダウンサイズ)が可能になります。
老後の住まいの選び方については、下記記事をご参照ください。
老後のマンション暮らしはおすすめできる?一戸建てとの比較や体験談をご紹介!
2022/08/03
老後の暮らしをどうするべきか検討中の方向けに、マンション・一戸建てそれぞれのメリット・デメリットや、老後のマンション購入体験談についてご紹介します。
3.2 家族構成別購入に適したマイホームとは
つづいては、家族構成に応じたマイホームの選び方をお伝えします。
資産価値の高い自宅を手に入れることができれば、家族構成の変化に合わせて柔軟に住み替えられ、充実した暮らしが送れます。
家族構成別マイホームの選び方
- 単身者(独身)
都内マンション(45㎡未満) - 結婚後
都内マンション(60㎡未満) - 出産後
マンション(郊外含む)or 一戸建て - 老後
マンション(郊外含む)or 一戸建て
単身者の方は都心コンパクトマンション(45㎡未満)がおすすめ
都内勤務・一人暮らしの方は、職住近接、休日も都心を満喫できる都心コンパクトマンションをおすすめします。
都心での生活により生活の利便性や満足度も上がり、将来の売却時にも困ることがありません。
広い郊外物件を検討する方もいますが、都心のコンパクト物件を選択した方が将来住み替えがしやすいです。
郊外よりも都心の方が価格維持しやすいため、高値で売却しやすく賃貸にも出しやすいためです。
パートナーと2人で住む方は東京23区の1LDK~2LDK(50㎡台)のマンションをおすすめ!
結婚や同棲を機にお二人で住む家をお探しの方には、23区内のマンションをおすすめします。
50㎡台など小さめのお部屋であれば、ファミリータイプのお部屋(70㎡前後)に比べ、都心に近い立地でマンションを見つけることが可能です。
お子さんの誕生や転勤による住み替えリスクを考慮し、立地にこだわることをおすすめします。
お子さんのいる家庭の方はマンションor一戸建てのどちらもおすすめ!
子育て中のファミリーで住む家をお探しの方には、マンションと一戸建てどちらもおすすめできます。
基本的に、共働き世帯の場合は職住近接、23区内のマンションをおすすめしています。
しかし、通勤時間が長くても大丈夫という場合は、郊外の一戸建ても選択肢に含めてもよいでしょう。
ただし、一戸建てを選択する場合は、一生同じ場所に住み続けることを覚悟しておく必要があります。
15年以下での短期売却を行う場合は、多額の売却損が発生する可能性があるためです。
そうはいっても、住み替えリスクを考慮して、相場より割安な一戸建てを購入しておくことがリスク回避策となります。
現時点で住み替えるつもりが無くても、近隣トラブル、離婚、転勤など万が一の可能性を考慮し備えておくと安心です。
ただし、一戸建ての場合はすぐに住み替えることは難しいため、周辺環境を念入りに確認した上で購入しましょう。
子育てに向いている住まいの選び方については、下記の記事もご参照ください。
マンションと一戸建て、子育てに向いているのはどっち?メリット・デメリットを解説!
2022/08/10
マンションと一戸建てのどちらが子育てに向いているか、それぞれのメリット・デメリットや子育て世帯の購入体験談をご紹介します。
子供の独立・退職後はご自身のライフスタイルに合った家を
資産価値が保ちやすい自宅を所有しておけば、あなたのシニアライフに合わせた住み替えが可能になります。
マンションは流動性が高いため、資産価値が高い物件を正しく選択すれば、売却も容易に行えることがほとんどです。
一方、一戸建ては資産価値の下落がマンションより顕著です。
一戸建ての住み替えで損を出さないためには、少なくとも15年以上住み続ける必要があります。
また、過度に辺鄙な立地は避け、なるべく相場より割安な価格で購入しておくことが大切です。
3.3 予算(取得費用)別購入に適したマイホームとは
ここまでご説明してきた通り、住まいサーフィンでは売却が可能な資産価値の高い自宅の購入をおすすめしています。
そして、「資産価値の高い物件」に共通していえるポイントが、ズバリ好立地であることです。
好立地とは主に、駅近・都心へのアクセス良好・再開発エリア内といった利便性の高い立地条件を指しています。
立地が良い物件はその分価格も高額になってしまうのが常。
予算が多いほど、資産価値の高い物件が買える可能性は高くなります。
しかし、購入予算は人それぞれ。
都心部以外でも価格の落ちにくい物件は見つかりますのでご安心ください。
ここからは、予算にあったマイホームの選び方を解説します。
世帯年収からみる予算については住まいサーフィンの沖式適正購入価格&住宅ローン借り入れ可能額シミュレーターをもとに算出しています。
予算別物件の選び方
- 7000万以上
都内マンション - 5000万以上
都内マンション or 一戸建て - 5000万未満
マンション(郊外含む)or 一戸建て
物件予算:7000万以上
世帯年収目安 900万円以上
物件予算が7,000万円以上の場合、東京23区で自宅が手に入る予算感です。
東京23区で自宅を購入検討している方におすすめなのは、やはりマンションです。
駅近の立地や充実した共有部など、都市部の利便性を十分に享受できます。
また、資産価値の高いマンションに狙いを定めて購入すれば、短期での住み替えを前提とした購入も可能です。
住まいサーフィンでは資産価値の高い自宅を手に入れるためのサポートとして無料で利用できるさまざまなサービスを提供しています。
ご自身の目的に合わせたサービスをぜひご利用ください。
7000万円のマンションを購入する場合の返済額や住宅ローンシミュレーションについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
物件予算:5000万以上
世帯年収目安 600万円以上
物件予算が5,000万円以上7,000万円未満の場合、都心部からは少し離れた立地で検討した方が良いでしょう。
価格高騰が続くマンション市場。
ファミリー向け3LDK以上のマンションですと東京の中心部での購入は難しい価格帯ではありますが、東京23区東エリアなどでは購入が可能です。
また、マンションと合わせて一戸建てを検討するのもおすすめです。
新築マンションの場合、3LDKで70㎡を切ってしまう物件が多くなっていますが、一戸建ての場合は80~100㎡前後の物件が多く、広めの家を手に入れることが可能です。
そして、マンションと一戸建てのどちらを選ぶ場合も大切なのが、割高な物件を選ばないようにすることです。
住まいサーフィンでは相場感や割高・割安が一目で分かるサービスを提供していますので、ぜひご活用ください。
物件予算:5000万未満
世帯年収目安 600万円未満
物件予算が5,000万円未満の場合、東京市部や首都圏全域(神奈川県・埼玉県・千葉県)での自宅探しをおすすめします。
価格高騰が続くマンション市場。
駅から遠い立地のマンションを買うよりも、郊外の一戸建てを選択した方が満足度が高い場合もあります。
しかし、辺鄙な立地に購入してしまうと売却時に残債割れ(住宅ローン残高を下回る売却額)してしまう危険性がありますのでご注意ください。
一戸建てであっても割高物件を選ばないよう、立地に対する適正相場把握、エリア選定、価格判断は慎重に行うべきです。
3.4 属性別 考え方まとめ
- 予算が多い&世帯人数が少ない場合
・23区内マンションをおすすめ! - 予算は抑えたい&世帯人数が3人以上の場合
・首都圏の一戸建てもおすすめ!
4.マンションと一戸建てを徹底比較! エリア別あなたに向いている住まいを解説
最後の章では、エリア別に住まいの選び方を解説します。
あなたの購入検討エリア内で、心から欲しいと思える自宅が見つかるようサポートします。
4.1 一戸建ての場合も立地はしっかりチェック!
ここまで度々ご説明してきた通り、自宅の資産価値を考えるうえで最も重要なポイントが立地です。
自宅の資産価値は立地で決まる
つまり、立地条件はマンション・一戸建て共通で必ずチェックしたいポイントです。
駅近・都心部へのアクセスが良好・再開発エリア内といった好立地であればあるほど、資産価値が下がりにくくなります。
そのため、自宅購入で利益を出したい「産性重視・投資志向の強い方」は東京23区内の都心駅近マンションを購入することが最も安全です。
(一戸建てに比べ、マンションの方が駅近立地であることが多いためです)
具体例として、首都圏エリア別、購入後のマンション値上がり額を調査した結果(※2020年10月から2021年6月に売却されたデータが対象)が以下です。
※横が販売年・縦が値上がり率(値下がり率)を表す
住まいサーフィンが独自に作成
(分譲年別行政区別マンション中古値上がり率)
東京23区を見てみるとほぼ全ての販売年のマンションが値下がりしていません。
リーマンショックの発生した2008年に販売されたマンションであっても、購入時の金額を保っています。
それに対し、他首都圏エリアの場合は購入年(市況・景気)によっては大きく値下がりしてしまっている年もあります。
ただし、23区別にみると値下がりしている区もありますし、神奈川・埼玉で大幅に値上がりしたエリアもあります。
自宅購入で損をしないためのエリア(立地条件)の選び方
山手線の内側などの都心立地であればあるほどに資産性は上がりますが、その分購入価格も高くなってしまうのが難しいところ。
自宅購入を検討している多くの方は、「自宅を買って絶対に利益を出したい」というわけではなく、「万が一の売却時に備えたい・損をしたくない」という気持ちが強いのではないでしょうか。
損を出さずに売却できる家を手に入れるために重要なのは、予算に合った価格内で以下の条件に当てはまる自宅を購入することです。
- ● 商業、教育、医療の面で利便性が高く、一定の需要が続くと見込まれるエリアを選ぶ
- ● 人口減少が加速していく時代 アクセスの悪い辺鄙な場所は避ける
- ● エリア相場よりもなるべく安く購入する
まずは、検討中エリアの中でなるべく利便性が高く、アクセスの良い場所を選ぶことをおすすめします。
東京に限らず、各都道府県で街の中心部に近く、快速停車駅など移動がしやすい場所の近くに購入するべきです。
そして、3つ目のポイントは、意外にも見逃してしまう人が多いポイントですのでご注意ください。
不動産取引は金額が大きいことから、周辺相場プラスマイナス5~10%程度の誤差が生まれやすいです。
価格判断を冷静に行うために住まいサーフィンを活用し、事前にエリア相場を把握しておくことをおすすめします。
住まいサーフィンでは、沿線・駅別に、新築マンション・中古マンション・一戸建ての価格相場を掲載しています。
マイホーム選びにお役立てください。
沿線・駅からマンション・一戸建て価格相場を調べる
4.2 首都圏マンション/一戸建て価格比較データ
マンション価格が高騰を続けた結果、今現在マンション・一戸建ての間には1.5倍ほどの価格差が生まれています。
マンション・一戸建ての価格差
※参考 2021年首都圏の平均価格
- 新築分譲マンション平均価格 6,260万円
- 新築分譲一戸建て平均価格 4,170万円
もちろん、首都圏と言えど全く同じ条件というわけではなく、マンションの方がより駅からの距離が近く、都心立地に集中している傾向があります。
予算に余裕があり、資産性を重視したいなら都心マンション、ファミリーで広い家に住みたいなら一戸建てと、ライフスタイルに合わせて選択してください。
注意したいのが、郊外エリアの新築マンションです。
郊外の新築マンションの多くは相場よりも割高な値付けがされているため、中古売却時に大幅に値下がりしてしまう可能性が高いです。
同エリアの中古マンション&一戸建て相場と比較検討し、多少割高であってもほしいと思えるマンションであるか結論を出すことをおすすめします。
4.3 エリア別考え方まとめ
- ● 資産性で自宅を選ぶ際に最も重要なのは立地
- ● マンション・一戸建て問わず、エリア相場を把握し高値掴みを避けることが大切
- ● 自分の検討エリア内で、なるべく利便性が高い立地を選ぶ
5.徹底比較まとめ
この記事では、「マンションと一戸建て、どちらを購入すべきか?」について解説してきました。
マンションと一戸建てのどちらがご自身に向いているか、理解は深まりましたでしょうか?
本文内でもご説明した内容となりますが、マンションと一戸建てのどちらを選択したとしても、損をしないための自宅購入で最も重要なのは以下です。
- ● エリア相場を把握
- ● 相場より割安物件を選び、高値掴みしない
- ● 資産価値の高いマンションor一戸建てを購入する
そして、住まいサーフィンでは、住まい選びに役立つ、専門知識不要で相場や資産価値が判断できるサービスを提供しています。
下記の記事では資産価値の重要性を詳しく解説するとともに、住まいサーフィンの各種サービスの活用方法をご紹介しています。
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早速使ってみたいという方は是非お試しください。