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住まいサーフィン編集部

保育園見学の予約方法や見るべきポイントを解説!

2023年09月15日

更新日最終更新日:

人によっては最長6年間通うことになる保育園。
入園申し込みをする前に、どのような保育園なのかは知っておきたいところです。

園の様子を知るための方法として、「保育園見学」があります。

保活激戦区のため、たくさんの園を見学するという方もいらっしゃるでしょう。
見学に行く前に、見るべきポイントを把握しておくことは大切です。

今回の記事では、保育園見学について詳しく解説します。

この記事の編集者

住まいサーフィン編集部

1998年開設、マンションの適正価格や資産価値を判断するための価格情報サイト「住まいサーフィン」が運営。
お子さんの保育園選びは住まい探しにも関わる重要なポイント。
保育園・幼稚園での勤務歴あり、仕事と育児を両立中のママスタッフが保活に役立つ情報を発信します。

Twitter:@sumai_surfin

1.保育園見学が必要な理由

そもそも、保育園の見学は必要なのでしょうか。
子育てをしながら生活をしていると、毎日時間に追われていて休む暇もないという方は多いでしょう。

しかし、保育園への見学は行くべきです。

保育園見学に行くことで、入園前と入園後のギャップをなくすことができます。
入園してから「保育園の方針が合わないかも」と気付いても、すぐに転園するのは難しいです。
最長6年通う方もいらっしゃるので、後悔しないためにも申し込み前に見学へ行く方が良いでしょう。

また、園や先生方の雰囲気・環境・施設・方針等、保育園のホームページやインターネットの口コミには載っていないことはたくさんあります。
分からないこともその場で聞くことができるので、小さな疑問でもすぐに解決できます。

見学には予約が必要なので、準備は少し手間がかかります。
しかし大切なお子さんを預けるのですから、ご自身の目で事前に確認した方が安心ですね。

2.保育園見学はいつから行くべきか

保育園見学をする場合、いつ頃行くのが良いのでしょうか。

4月からの入園を考えているなら、前年の8月~9月に見学を済ませておくと安心です。
なぜかというと、入園手続き等の申請は前年の10月~11月に始まる自治体が多いからです。

複数の保育園を検討されている方は見学も多く行くことになるので、ゆとりを持って見学日程を決められると良いですね。

年度の途中月での入園の場合は、一般的には入園希望月の前月に入園の申請をすることになります。
申請前までに、見学を済ませましょう。

保育園によっては、見学をしていないと申し込みを受け付けてくれないこともあります。
コロナ禍ということもあり、オンライン見学や動画配信を通して園内ツアーを実施している園もあるようです。

見学が必須なのか・見学方法は何かなど早めに調べることが重要です。

区役所や市役所の窓口でも教えてもらえるので、申請書等を取りに行った際に相談するのも良いでしょう。

3.保育園見学の予約方法

保育園見学に行くためには、基本的には予約が必要です。

予約方法は電話が主流ですが、保育園によってはホームページの申し込みフォームやメールで受け付けていることがあります。

電話予約の場合は、電話する時間帯に注意が必要です。
お迎えで忙しい夕方は避けるなど、先生が電話に出やすい時間を選んだ方がスムーズに予約できるでしょう。

昼食後~お昼寝時が比較的落ち着いている時間帯でありベストといえます。
園によって時間帯は異なりますが、12時30分頃~15時前にお昼寝する保育園が多いようです。
ホームページなどで1日の流れを紹介している保育園もあるので、不安であれば事前に確認しましょう。

予約は1度の電話で完了することもあれば、担当者が不在で再度電話をかけることになる場合もあります。
また、行事が行われている日だと電話がつながりにくいなんてことも。
余裕をもって予約ができるといいですね。

保育園見学は、何人かまとまって見学会を行うこともあれば、個別で行ってくれる園もあります。
その園のやり方で見学に行くのも楽しかったりしますよ。

何人かまとまって見学会を行う場合は、気の合う方や、育休がもうすぐ終わってしまう方など同じ境遇の方と知り合うきっかけになることもあります。
自分ひとりと思わず、保育園探しができるかもしれません。

保育園によって、見学のやり方は様々です。
時間にも余裕を持って行くようにしましょう。
心配事があるようなら、先に電話で聞いておくと安心です。

4.保育園見学に行くための準備

次に、保育園見学へ行くための準備について見ていきましょう。

誰と行くか

コロナ禍のため見学する保護者は1人となっている場合もありますが、園によってはご両親2人で見学できることがあります。
2人以上での見学を希望してる場合は、予約時に相談をしておくとスムーズです。

何年も通うことになる保育園は自分ひとりで決めるのではなく、家族みんなで納得して決めたいですね。

また、見学時は親せきなどにお子さんを預けるという方もいらっしゃるかもしれませんが、お子さんと一緒に行くのがおすすめです。
実際に一緒に通園してみることで、交通量や所要時間など大人だけでは見落としてしまうポイントに気付くこともあります。
ベビーカーや抱っこひもで行くことも考えなければなりません。
お子さんと一緒だとこんな風に通うことになるんだ、と体験しながら見学に行きましょう。

さらに、お子さんと一緒に行くことで、保育園の先生が自分の子どもにどのように関わってくれるのかを見ることができます。
挨拶、ぐずったとき、他のものに興味を持って遊びに行ってしまったとき等、小さなことでも先生とお子さんの関わり方を見ると預ける側も安心できますね。

どんな服装で行くか

見学の際は、スーツなど堅くかしこまった格好ではなく、清潔感があって動きやすい服装が良いでしょう。

説明をしてもらうときに、子ども用の椅子に座るということもあります。
露出が多い服装はもちろん、カジュアルすぎる格好も避けたほうが好ましいです。

持ち物

基本の持ち物はこのようになっています。

  • ● 筆記用具
  • ● スリッパ
  • ● メモ帳
  • ● クリアファイル
  • ● A4サイズの書類が入るバッグ

保育園から資料をもらう場合があるので、クリアファイルやA4サイズの書類が入るバッグを持参すると便利です。

コロナ禍ということもあり、短時間で終わる園もあれば、長く説明してくれる園もあります。
お子さんと行く場合は、おむつや着替えなどいつものお出かけセットがあると安心ですね。

見学の受付で、名前やアンケートを書くこともあります。
お子さんを抱っこしながらメモをとるということもあるかもしれないので、両手が開くリュックがおすすめです。

質問事項がある場合には、あらかじめメモしておきましょう。
当日の説明を聞きながら新たな疑問点が出て、うっかり聞き忘れてしまうこともあるからです。

5.見学当日に見るべきポイント

次に、見学当日に見るべきポイントについてご説明します。

立地

保育園は毎日通うところになりますので、通いやすさが重要です。
いくら評価が良くて人気な園であっても、自宅から遠かったり、交通機関を複数使うことになったりして時間がかかってしまうと、送迎するのに疲れてしまいます。
長く通うので、負荷が大きくならないようにしたいです。

お子さんを抱っこする場合や一緒に歩いていく場合は、距離と道路の交通量はしっかりチェックしましょう。
電車などの公共交通機関を使う方は、駅の近くに保育園があると雨の日でも通いやすいですね。

ベビーカーや自転車、車で行くことを考えている方は、ベビーカー置き場や駐輪場、駐車場があるかの確認も必要です。
駐車場はないけれど車で行くことを考えている方は、近くにコインパーキングがあるかどうかも調べなければなりません。
まずは、保育園に確認をしましょう。

保育園の全体と先生たちの雰囲気

先生たちの雰囲気が暗いと園全体が暗くなってしまい、子どもたちもつまらなくなってしまいます。
子どもたちとどのように接しているのかを見てみましょう。

また、先生の服装についても確認してみてください。
園によっては服装が自由なところもありますので、先生がワンピースやレースのような洋服を着ていて保護者の方と見分けがつかないことがあります。
服装や髪型等は園の方針によって異なりますので、見学に行くことで様々なポイントを見て把握することができます。

その他にも、子どもの人数に合った場所なのか、すべての子どもに目が行き届くところで遊んでいるのかどうかも見てみましょう。
自分の子どももこんな風に遊ぶのかなと想像できるので、これから安心して通わせることができます。

園庭の有無と広さ

園庭があれば、いつでもすぐに外で遊ぶことができます。
遊具が古くないかどうかも見ることができるので、安全に遊べるか確認できますね。

園庭がない保育園では、お散歩へ出かけたり、近くの公園へ遊びに行ったりします。

園庭があってもお散歩や他の公園に行くことはあるかと思いますが、園庭がない保育園よりは頻度が少ないでしょう。
お散歩をすることで子どもに体力がついたり、季節を感じたり、いろいろなものを発見したりすることもできます。

園庭の有無は、保護者の方の好みになります。
最終的に優先すべきことを自分の中でしっかり決め、保育園選びの判断材料の1つにしましょう。

設備の衛生状況

設備の衛生状況も、見ておくべき重要ポイントです。

保育園は生まれて数か月の子を預かることもあり、多くの年齢の子が通うところになります。
衛生管理がきちんとされていないと、体調を崩しやすくなったり、風邪や感染症もすぐに移ってしまうかもしれません。

保育園には、「保育園の洗礼」と言われるものがあります。
保育園の洗礼とは、保育園に通い始めた頃に多くの風邪や病気にかかることです。
子どもは免疫力が弱いので、初めて集団生活をすると様々なウイルスに感染します。

衛生管理や清掃状況をチェックして、しっかり行き届いているところだと安心ですね。

安全対策や防犯セキュリティー

保育園には、首が座る前の子から走り回る子まで、たくさんの子どもたちがいます。
子どもの手の届くところに危ないものがないか、顔がぶつかるところに尖っているものがないかなど、細かいことも確認することが大切です。

また、窓や部屋のドアを子どもが簡単に開けることができるようになっていないか等も見ておくと良いですね。

防犯セキュリティーについて気になる方も多いと思います。
防犯カメラの有無や施錠の仕方、登園・降園時の把握方法など、先生に聞けば教えてもらえるでしょう。


以上のポイントについてよく確認しておくと、安心してお子さんを預けることができます。
大事なお子さんを離れた場所へ預けることになるので、初めは誰しもが不安になるでしょう。
確認し忘れたことがあれば、見学後に電話やメールで聞くのも良いですね。

6.保育園見学の際に質問しておきたいこと

最後に、保育園見学に行ったときに質問をした方が良いことについて見ていきましょう。

保育時間の長さ・延長保育の時間と料金

保育園によって延長時間や料金は異なります。
基本の保育時間と合わせて、朝は何時からで帰りは何時まで預かってくれるのか、また土曜日の保育時間も念のため聞いておくと良いでしょう。

また、預かるのは2歳児までなど、保育園によっては年齢制限があります。
その場合は、再度保育園探しをしなければなりません。
仕事の都合や勤務時間、通勤時間等を考慮した上で、ご自身に合う保育園を探しましょう。

給食・おやつ

毎日食べる給食やおやつは、どのようなものが出るのか気になりますよね。
詳しいことは入園決定後に説明を受けることになります。
足りなかった場合におかわりはできるのか、アレルギー対応しているのか、など気になることは見学時に確認しておきましょう。

離乳食のお子さんについては、進み具合や何を食べたことがあるかを保育園に共有しなければなりません。
離乳食で心配事等ある方は、質問しておくと心強いですね。

また、おやつなどの副食費は年齢によっては別途料金が発生するので、確認すると良いでしょう。

おむつ

保育園によっては紙おむつではなく、布おむつのところもあります。
布おむつの園は通常よりも着替えの枚数が多くなるイメージですね。

紙おむつの場合は持ち帰りなのか、保育園側で捨ててくれるのか、もしくは保育園で捨ててくれるけれどもお金がかかるのか、ここも確認しておきたいところです。

最近はおむつのサブスクリプションサービスも増えているようなので、使いたいなと考えている方は聞いておくと良いでしょう。

慣らし保育のスケジュール

保育園は初日から1日預かってくれるわけではなく、事前に慣らし保育というものをします。
慣らし保育のやり方は園によって異なりますので、どのようなスケジュールで進めていくのか聞いておくと、仕事を始めるにも都合がついて良いでしょう。また、預ける側としての心の準備ができますね。

イベントの頻度と役員制度

保育園では、様々なイベントが企画されます。
保護者が見学するイベントが多いと、仕事を休まなければなりません。
イベントの頻度は保育園によって様々なので、仕事が休みにくい方は聞いておくと安心です。

また、ほとんどの保育園には役員制度があります。
役員になると仕事のほかにやることが増えてしまい、人によっては負担になることも。
入園する前に確認しておき、知っておきたいポイントです。

体調不良時の条件

保育園には、特定の体温以上だとお休みしなければならないというルールがあります。
お子さんの看病のために仕事を休むことになる方も多いでしょうから、解熱後どれくらいで登園可能なのかについても確認しましょう。
いざというときすぐに休暇取得や早退ができるように、職場にも情報は共有しておくと安心です。

お迎えについて

仕事が残業になったり交通機関が遅延したりなどの理由で、急にお迎えに行けなくなるということもあるでしょう。
普段とは違う人がお迎えに行ったときの対応は、保育園によって異なります。
お迎えを頼むかもしれない人と一緒に園に顔を出さなければならない場合もあれば、入園時に写真を提出すれば良い場合もあります。
事前に知っておくと焦らず準備ができます。

自由保育か一斉保育か

自由保育と一斉保育のどちらが良いのかは、保護者の方の好みかと思います。

自由な子ども中心の保育を希望するのであれば自由保育、保育士の定めた指導案に沿ってみんな一斉に同じ活動に取り組ませたいと思うのであれば一斉保育を選びましょう。

保育園がどちらの方針なのかは、説明会で分かることもありますし、聞かないと分からないときもあります。
気になる方は見学時に確認することをおすすめします。


この他にも、ご自身で質問したいことがあれば、質問リストを持っていき、忘れないように聞きましょう。

見学中にお子さんがぐずったらどうしようなどと不安な方もいるかもしれません。
しかし、保育園には保育のプロである先生がいます。
気兼ねなく見学に臨んで大丈夫です。

また、見学に関することは保育園の公式ホームページに載っている場合もあります。
予約前や見学に行く前に、事前に確認しておくとスムーズです。

7.まとめ

保育園見学について詳しく解説しましたが、いかがでしたか?

初めは自宅からの近さや人気の園を優先していても、いくつかの保育園を見学することで特徴が分かってきます。
自分の中で譲れない条件が出てきて、候補の園が変わってくることもあります。

地域や入園する年度によって変わってくることもあるので、親せきや友達の話だけでなく、ぜび見学に行ってご自身の目で見ることをおすすめします。

また、系列の保育園であれば1つの園を見学すれば良いと思うかもしれませんが、方針は同じでも園の雰囲気や施設が違うことはよくあります。
後から失敗したと悔やまないように、大変だったけれども、見学に行っておいて良かったと思っていただきたいです。

予約や見学に行く前には、自治体の窓口やホームページで最新情報を必ずチェックするようにしましょう。
そして余裕を持ったスケジュールを組み、無理のない保育園探しをしてください。
色々な保育園へ見学に行く機会はなかなかないので、この機会にぜひ楽しんで見学してみてくださいね。

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