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住まいサーフィン編集部

省エネ性能表示とは!?エネルギー消費性能や断熱性能といった省エネ性能ラベルの各項目を解説!

2024年03月29日

更新日最終更新日:

2024年4月より不動産広告への省エネ性能ラベルの表示を必須化させる「省エネ性能表示制度」が施行されます。
消費者はラベルを参考にして、断熱・省エネ性能が高い住まいを選べるようになります。

本記事では、「省エネ性能表示制度」の制度概要をご紹介するとともに、省エネ性能ラベルの見方についても解説します。

この記事の編集者

住まいサーフィン編集部

1998年開設、マンションの適正価格や資産価値を判断するための価格情報サイト「住まいサーフィン」が運営。
宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を保有し、不動産の専門知識を持つスタッフが自宅売買に役立つ情報を発信します。
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1.省エネ性能表示制度とは?

2024年4月、国土交通省により「省エネ性能表示制度」が施行されます。
制度施行により、販売・賃貸広告への「省エネ性能ラベル」の表示が努力義務化します。

不動産ポータルサイトでの表示が必須に

不動産業者は、マンションや一戸建て、賃貸住宅の広告に省エネ性能ラベルを表示させる必要があります。

そして現在、SUUMOやアットホーム、LIFULL HOME’Sを中心とする不動産ポータルサイトによって表示のための準備が進められています。
大多数の方がインターネットで物件探しを行う時代ですから、不動産ポータルサイトの協力が不可欠というわけです。

省エネ性能ラベルの表示は、2024年4月以降に建築確認申請を行う建築物が対象となります。
具体的には、分譲マンション・分譲一戸建て・賃貸住宅、貸し事務所ビルなどが該当します。

中古マンションなどの既存建築物は制度の対象外となりますが、表示が望ましいとされています。
注文住宅や自社ビル、ウィークリーマンションなどは制度対象外です。

省エネ性能表示制度を導入する背景

省エネ性能表示制度の導入の裏には、日本政府が喫緊の課題として省エネ施策を進めていることがあります。
住宅分野に限らず、家電製品への「統一省エネラベル」の導入や、省エネ性能の高い家電製品への買い替え補助といった事業も行われています。

何故ここまでして、省エネへの取り組みを強化するのか?
その理由として、日本政府はカーボンニュートラルの実現を目標として掲げているためです。

カーボンニュートラルとは?

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにした状態を意味しています。
温室効果ガスを排出せざるをえなかった分については、吸収または除去することで、プラスマイナスゼロを目指すものです。
日本政府は2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指しています。

住宅・建築物は日本のエネルギー消費量の約3割を占めており、カーボンニュートラルの実現において住宅の省エネ化は必須となっています。

現在、住宅・建築物のエネルギー消費性能の向上のため、建築物省エネ法(建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律)を制定・改正するなど、様々な取り組みが進行中です。
その一環として導入されるのが、今回ご紹介している「省エネ性能表示制度」です。

また、省エネ住宅のメリットは環境保護だけではありません。消費者にとってもメリットが大きいものです。

省エネ性能が高い住宅を選ぶメリット

省エネ性能が高い住宅に住むメリットとして、冷暖房効率が良いことが挙げられます。

断熱性・気密性が高いため冷暖房が効きやすく、「冬は暖かく、夏は涼しい家」となっています。
毎月の光熱費も安くなります。

この他にも、省エネ性能が高い住宅には次のようなメリットがあるとされています。

省エネ住宅のメリット

  • ● 家全体が適温に保たれる
  • ● ヒートショックや熱中症のリスクが下がる
  • ● 外部騒音が軽減
  • ● 結露やカビの発生減少

住宅購入やリフォームの際に、住宅性能に目を向けることで、今までより快適な暮らしが実現できます。

2.省エネ性能ラベルとは?ポイントを解説!

省エネ性能表示制度では、「省エネ性能ラベル」と「エネルギー消費性能の評価書」の2種類が作成されます。

1つ目の「省エネ性能ラベル」は、SUUMOやアットホーム、LIFULL HOME’Sなどに表示される表示です。
消費者が物件を選ぶ際に、省エネ性能を一目で判断できるようにするために用意されます。

2つ目の「エネルギー消費性能の評価書」は、物件の購入者、賃借人の保管用として発行される資料です。

ここからは、住まい選びの新たな指標となる「省エネ性能ラベル」の見方をご紹介します。

省エネ性能ラベル

省エネ性能ラベルは、不動産ポータルサイトやパンフレット等に下記のような形で表示されます。


省エネ性能表⽰制度サイトより引用

ラベル内の項目が意味している内容について、順にご説明していきます。

エネルギー消費性能

エネルギー消費性能とは、住宅・建築物の一次エネルギー消費量※を、国が定める省エネ基準で除した値を星の数で示したものです。

建築物省エネ法では、エネルギー消費性能を示すこの指標をBEI(Building Energy Index)と呼んでいます。
省エネ基準を下回っている場合、BEIは1以下となり、省エネ基準に適合していることを示します。

一次エネルギー消費量とは?

照明設備、冷暖房設備、給湯設備などで消費するエネルギーの合計値です。
太陽光発電などの再エネ設備(再生可能エネルギー設備)を導入している場合、発電した分を消費量から差し引くことができます。

省エネ性能ラベルでは、再エネ設備がない住宅は4段階、再エネ設備がある住宅・住宅以外の建築物は6段階で評価されます。


省エネ性能表⽰制度サイトより引用

断熱性能

省エネ性能ラベルにおける断熱性能は、UA値・ηAC値という二つの指標から決められます。

UA値とは、屋根や外壁、窓、床を通じて、建物から外に逃げる熱の逃げやすさを示す指標です。
熱の逃げやすさを示しているため、UA値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能の高い住宅になります。

ηAC値とは、夏場に窓から入る熱と窓以外から日射の熱伝導により侵入する熱を評価した指標です。
ηAC値が小さいほど住宅内に入る熱量が少ないことを示しており、冷房効果が高くなります。

日本列島は南北に細長く、同じ季節でも地域によって外気温が大きく異なります。
そのため、8つの地域区分別にUA値・ηAC値の基準値が決められています。

UA値・ηAC値は7段階で評価され、省エネ性能ラベルではUA値・ηAC値のうちいずれか低い方の等級を表示する決まりとなっています。


省エネ性能表⽰制度サイトより引用

目安光熱費

住宅の省エネ性能評価をもとに算出された1年間にかかる光熱費の目安を示しています。
電気・ガス・灯油の消費量を燃料単価で掛け合わせて算出されます。

光熱費の算出には全国統一の燃料単価を用いているため、居住地域や契約会社により実際の金額は変わります。
また、任意項目のため記載がない場合もあります。

自己評価・第三者評価

省エネ性能評価は、自己評価と第三者評価の2通りあり、どちらかの方法で行われます。
そのため、省エネ性能ラベルでは、自己評価なのか第三者評価なのかが判別できるようになっています。

第三者機関による評価を行った物件には、国のお墨付きを得た物件としてBELSマークが表示されます。

建物名称

省エネ性能ラベルの評価対象となる物件名を設定します。マンションの場合、棟名や部屋番号も記載します。

再エネ設備の有無

再生可能エネルギー設備(太陽光発電・太陽熱利用など)を導入している場合、「再エネ設備あり」と表示されます。

ZEH水準

エネルギー消費性能の基準が3以上、断熱性能の基準が5以上でZEH水準が達成となり、チェックマークがつきます。

ネット・ゼロ・エネルギー(ZEH)

上記のZEH水準を満たした上で、再エネ設備で発電した分を差し引きし、年間のエネルギー収支がゼロ以下となる場合に、チェックマークがつきます。

3.まとめ

本記事では、「省エネ性能表示制度」の概要と省エネ性能ラベルの見方について解説しました。
省エネ性能ラベルが物件サイトに表示されることで、消費者は省エネ性能で住まいを選べるようになります。

省エネ住宅を選ぶと自宅で過ごす時間が快適なものになるだけではなく、性能に応じた税制優遇が受けられるなどのメリットもあります。
新しく設けられた「省エネ性能表示制度」を活用し、マイホーム購入を成功させましょう!

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