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住まいサーフィン編集部

建売住宅で後悔しないためのポイントとは?リアルな失敗体験談もご紹介!

2023年11月16日

建売住宅で後悔しないためのポイントとは?リアルな失敗体験談もご紹介!

更新日最終更新日:

建売住宅は、注文住宅と違い土地と建物がセットで手に入り、注文住宅よりも比較的安く手に入ります。そして、建売住宅は多くの人が住みやすい間取り設計で建設されているため、注文住宅よりも決めることが少ない特徴があります。

そんな魅力的な建売住宅ですが、生活スタイルや家族構成が違えば、住みやすいとされる間取りに不満を感じることもあるでしょう。実際に暮らしてみたら、こんなはずじゃなかったと後悔する気持ちになりかねません。

建売住宅を購入して泣き寝入りしないように、購入する前にチェックすべき大事なポイントをご紹介していきます。

建売住宅を購入した『リアル』な後悔体験談や建売住宅のメリットもご紹介しますので、ぜひご一読ください。

この記事を書いた人

住まいサーフィン編集部

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1 建売住宅で後悔しがちなポイント

建売住宅にいざ住んでみると『思ったより不便だった』『注文住宅のように自分に合う家が良かった』など、後悔する事例はあります。

どのような理由で後悔してしまうのか、詳しく解説していきます。

住んでみてわかる不便な間取り

一般的に建売住宅は、多くの人が使いやすい間取りになっています。しかし、生活スタイルや家族構成は人それぞれ違うため、実際に住んでみると使い勝手が悪いことがあります。

窓やドアが邪魔で、思うような家具のレイアウトが出来ないこともあります。

間取り以外にも、コンセントが足りない・位置が悪いなどの声も聞かれます。模様替えしたくても、いつも同じ位置に家具を置くしかなく、マンネリ化した空間になってしまいます。

日当たりが悪い

戸建ては日当たりが良いイメージがあるかもしれませんが、建物の立地によってはそうとは限りません。内覧は、天候の良い晴れた日中の短時間だけで室内を確認する方がほとんどでしょう。そのため、違う時間帯には家の中が薄暗くなることを見抜けないこともあります。実際に、いざ住んでから室内が暗いことに気づき、日中にも関わらず電気をつけなければいけない住宅に住んでいる方もいます。

日当たりの悪さは、室内のカビの発生リスクを高めてしまいます。また、日当たりの悪い住宅は、とにかく寒いです。これは光熱費がかさむ原因にもなります。

思ったより収納スペースが少ない

戸建てだと収納は多いイメージがあるかもしれませんが、そうでもありません。家族の人数によっては十分な収納スペースがないという後悔の声もあります。子供をもうけた場合、成長するごとに荷物はどんどん増えます。そのためにも余裕の持った収納スペースが必要と言えます。

また、収納スペースが足りないからと収納家具などを室内に置くことで、部屋が狭くなってしまうケースもあります。内覧時に見たイメージよりも、狭く感じる戸建てに住むことになるかもしれません。

さらに、建売住宅のキッチンやリビングは見栄えの良い設計にしていることが通常です。そのため収納スペースが十分でなく、荷物の保管場所に困り、頭を悩ませてしまうこともあります。

グレードの低さ

建売住宅は、リーズナブルな価格で住宅を販売するため、グレードの低い材質や設備にしているケースがあります。そのせいで生活に不満が出てくることがあります。例えば、下記のようなケースが起きることがあります。

  • ● 防音性の低さ・・・2階の物音が1階にダイレクトに響きます。2階がリビングの住宅であれば、2階の生活音が1階に響き、睡眠の妨げになりかねません。
  • ● 断熱性の低さ・・・天井や壁の断熱性が低いと、室内を快適な温度で保つことが困難になります。冷暖房機器をフル稼働させることになるため、光熱費が上がることでしょう。
  • ● 外壁のグレードの低さ・・・安価な外壁の場合、劣化が通常より早く進み、リフォームが必要になるケースがあります。

住んでからわかる不具合

購入時には理想の家が買えたと思っても、いざ住んでからあちこちと修理やリフォームが必要になったというケースがあります。法整備により悪質な手抜き工事は減っていますが、コスト削減のために安価な材料を使用していたり、人件費削減から起こる施工不良などが起こることがあります。施工の質が悪いことを後から気づき、後悔することがあります。

立地・周辺環境の悪さ

意外な点かもしれませんが、周辺環境の悪さを後悔するケースがあります。内覧時には、外観や間取り、設備などの確認に気を取られ、周辺環境まで気が回らないこともあります。そのため実際に住むと生活がしにくく感じたり、子供の学校が思いのほか遠いケースや、ご近所にトラブルメーカーがいたりと後悔することがあります。室内や外観は修繕やリフォームができたとしても、周辺環境は自分の力では変えられないため、慎重にチェックするべき点です。

2 建売住宅購入で失敗!リアルな後悔体験談!

次に、実際に建売住宅を購入して、失敗してしまった・後悔している方の『リアル』な体験談をご紹介します。貴重な後悔体験談を、自身のマイホーム購入に役立ててみましょう。

後悔体験談①大きな団地、ママ友たちとの付き合いは大変!

団地が大きく、その規模と同じようにママ友づきあいもしないといけません。正直、育った環境など全く違う人たちが集まるので、相性や子育てのし方など、ガチャガチャです。子ども同士のかかわりが増えてくると、それがよく表れます。こちらも合わせるべきかどうかなど、悩みが増えます。悪いことばかりではないのですが、ある程度覚悟をしないといけないと思いました。

後悔体験談②建売住宅の内装が雑で、がっかり!

内装の職人さんが未熟だったようで、壁紙などの内装が雑です。何度か無料で直してもらいましたが、無料期間が過ぎたら、どれだけガタが来るのか心配です。資材も安いものを使っているので、傷がつきやすいです。リフォームありきだと思って、今は諦めています。

後悔体験談③十分な断熱材がなく、とにかく寒い家!

建売住宅なので、実際に住んでみないと分からないところがありました。失敗したのは、冬が特に寒いので、断熱材について強化しておけばよかったということ。当然、夏も非常に暑いです。また。外壁も大分汚れてきて、外壁の色についてももっと慎重に検討しておけばよかったと思います。

後悔体験談④狭い駐車場、ミニバンでも乗り降りに苦労!

駐車場が狭く、ミニバンでも乗り降りが少し不便だと感じます。夫はゆくゆくはハイエース等大きい車が欲しいと言っていましたが、その夢は叶いそうもありません。また、今はほぼ乗る機会がないですが、これから家族が増えたときや近所の友人が家に来るとき、自転車を何台も置けないことに気づきました。その時はどうしようかと今から考えています。

このように実際に新築建売住宅を購入して後悔している話はあります。しかし、購入前に大切なポイントを知っておけば、お悩みが解決し、後悔しない建売住宅を購入することができるでしょう。

3 建売住宅購入で後悔しないためのチェックポイント

後悔しない建売住宅を購入するには、購入前の入念なチェックが大切です。これまでの後悔談ばかりで建売住宅購入が不安になってしまった方もいるでしょう。そんな不安な気持ちを払拭するために、マイホーム購入を成功させる大切なチェックポイントをご紹介いたします。

建売住宅購入で後悔や失敗しないように、どんな点に気をつけて購入すれば良いかチェックしていきましょう。

実際に暮らすイメージを持ち、入念な間取りや収納スペースの確認をする

いかに実際に生活するイメージを持ち、チェックできるかが重要です。内覧時にはメジャーを持っていき、希望のサイズの家具が置けるか、家具がドアや窓の邪魔にならないかなど、実生活を想像して入念にチェックしましょう。家事同線がスムーズかどうかも忘れずに確認しておきましょう。

コンセントの位置は意外と重要です。ここにコンセントがあれば…と思うことはしばしばあります。コンセントの位置や数が満足するものか、実際の生活を想定して確認しておきましょう。

また、私物がどれほど自宅にあるか把握しておくことも大切です。内覧に出かける前に、自宅の収納スペースの様子をカメラに保存しておくか、リスト化しておき、内覧時にチェックできるようにしておきましょう。将来、家族が増える計画があれば、さらに多くの荷物を収納することができるか確認することも大切です。

時間帯を変えて、何度も内覧に足を運ぶ

一度きりの内覧でマイホームを決めてしまうのではなく、同じ建売住宅に、時間帯を変えて何度か足を運ぶことをおすすめします。朝・昼・夕に内覧できると、日当たりの悪さで後悔することが少なくなるでしょう。

実際に手で確認して、不具合がないか確認する

内覧では、部屋の間取りを目で確認するだけではなく、実際に手を使って隅々まで確認しましょう。ドアや窓、戸棚の開け閉めは良好か、トイレの水の流れは良好か、キッチン下は異臭がしないか、床の軋みがないかなど隈なくチェックしましょう。

アフターサービスが充実しているか確認する

住宅購入後のサービスが充実しているかどうかは、入居後の資金にも影響してくるのでしっかり確認しておきましょう。法律で『雨漏り』と『建売住宅の主要構造部分』には10年間の保証が設けられていますが、その他のアフターサービスはハウスメーカーや工務店によって様々です。例えば、購入後の1年~2年までであれば、クロスの剥がれ、床鳴り、建具の不具合の修理を無料で行ってもらえるケースがあります。

ホームインスペクションの利用

料金はかかりますが、素人の目では確認できない耐震性や断熱性、防音性など、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が第三者の目で入念にチェックしてくれます。相場は5万円~6万円です。施工不良に後から気づいてリフォーム代がかかるよりはお得と考える方は、利用してみると良いでしょう。

駐車スペースを確認する

建売住宅の購入後に、十分な駐車スペースがなかったという後悔の声は多いです。家族が増えれば、将来大きな車に買い替える可能性があります。大きなタイプの車でも駐車可能か確認しておきましょう。また、親や友人などの来客が多い場合、来客用の駐車スペースが欲しかったという後悔の声もあります。自身の生活スタイルに合わせた駐車スペースのある住宅を購入すると良いでしょう。

立地条件や周辺環境を確認する

室内や外観といった家の敷地内ばかりに気を取られがちですが、周辺環境、ご近所さんの様子は必ず確認しましょう。

子供を保育園に預ける場合は通いやすい位置にあるのかどうか、将来子供が学校に登校する際に一人で歩けるような距離なのか確認しておきましょう。現在は、自分の子供時代とは違い、気候が変化しており、夏場の登下校の時間は灼熱の暑さです。子供の為に確認をしっかりしておきましょう。

また、集合ゴミ置き場を確認することで、周囲にどのような方が住んでいるのか推測することができます。汚れていたり、分別されていないゴミが残っているような集合ゴミ置き場の場合は、注意が必要です。

災害リスクを確認する

安心に暮らすためには、自然災害のリスクを知ることが重要です。ハザードマップは必ず確認しましょう。土砂崩れ、洪水、浸水、地盤沈下などリスクの少ない土地を選ぶことをおすすめします。

4 注文住宅よりも建売住宅を選ぶべき注目のメリット

こんなに建売住宅は後悔することが多いなら、注文住宅の方がいいかも…と思った方もいるかもしれません。

しかし!建売住宅には、注文住宅にない『大きなメリット』があります。建売住宅のメリットをご紹介しますので、ぜひご一読ください。

注文住宅と比べると、比較的手頃に購入できる

建売住宅は、建物の仕様が統一されているため、資材を大量に注文することで材料費を抑えることができているローコスト住宅です。よって、一つ一つ注文が必要な注文住宅よりも比較的安くマイホームを購入することができるでしょう。

既に建設されているケースが多いので、入居までの時間が短い

中には建物が建つ前に販売をしているケースもありますが、多くは既に建設された建物を販売しています。よって、購入してから早ければ約1か月で入居することができます。賃貸アパートやマンションに暮らし、子供の足音による騒音の苦情が続き、早く引越したい方や、急な転勤や子供の進学などで転居を急いでいる方にとって大きなメリットです。

注文住宅であれば、一から全てを設計し、それが完成してからさらに何か月も入居を待つことになります。注文住宅は一般的に設計から入居まで約1年~1年半はかかります。

購入前に建物をチェックできる

注文住宅は、自分で一から設計したとしても、出来上がるまではどのような出来栄えになるかは完成してからでないとわかりません。一方、建売住宅は、既に出来上がっている建物が多いため、実物を自分の目で確認できる点がメリットです。

実際の間取りを目にすることで生活のイメージがしやすく、自分のライフスタイルにマッチしているかチェックすることができます。

住宅ローンを使って土地と建物を一括で購入できる

注文住宅は、ローンを使用する際に規約が多く、仕組みが複雑です。しかし、土地と建物をローンで一緒に購入できる建売住宅は、購入までの流れがスムーズです。資金巡りに頭を悩ますことが少なく、月々の返済計画も立てやすいことでしょう。

建売住宅(分譲住宅)は、注文住宅よりも資産価値が高い

建売住宅(分譲住宅)は、注文住宅よりも資産価値が高く将来的に安心な住宅です。

注文住宅は、独自の生活スタイルに間取りを設計するため、残念ながら万人が好むスタイルの住宅ではありません。一方、建売住宅は多くの人が好むように設計されており、注文住宅より買い手が見つかりやすいです。不測の事態が起きた際に売りやすい建売住宅は、建売住宅の最大のメリットともいえるのではないでしょうか。

マイホームは一生に一度の大きな買い物のイメージが強いです。しかし、人生の転機である離婚・転勤・介護や生活スタイルの変化などにより、マイホームを手放すケースは少なくありません。その際に『高値で売れるマイホーム』を所有しておくことは、将来の安心材料になることでしょう。

戸建ての資産価値については、こちらで詳しく解説しております。ぜひご一読ください。

5 まとめ

今回は、建売住宅で後悔しないためのポイントとリアルな失敗談、建売住宅のメリットについてご紹介しました。建売住宅購入の参考になると幸いです。

そして、物価上昇が続いている今、戸建て購入で損をしたくないと考えている方も多いのではないでしょうか。
多くの方にとって初めての経験となるマイホーム購入。人生最大の買い物に不安を感じるのも当然のことです。

例えば、新築戸建て購入検討中の皆さんは、こんな経験はないですか?

  • ● 「戸建てを買いたいけど価格が高い気がする。相場より高いか安いかが一目で分かったらいいな」
  • ● 「良さそうな物件がたくさんあり、高い買い物でもあるので、どれが一番希望条件に近いのか正直迷う」
  • ● 「相場が分からないので、高値掴みしないか心配」

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