売主別 中古マンション値上がり率(騰落率)ランキング2022(関東版)
目次
要旨
- 関東1位は7年連続 日鉄興和不動産
調査概要
分譲マンション購入・売却検討者28万人を有する分譲マンションのセカンドオピニオンサイト「住まいサーフィン」(https://www.sumai-surfin.com/)は、売主別中古マンション価格の値上がり率ランキング(2022年関東版)を発表します。「住まいサーフィン」は不動産ビッグデータを活用しコンサルティングを行う、スタイルアクト株式会社(東京都中央区・代表取締役:沖有人)が運営しています。
本調査は、2008年以降に竣工した首都圏の新築分譲マンションを対象に各住戸の新築分譲時の価格と、2021年10月から2022年6月までの間に中古マンションとして売り出された価格の値上がり率を算出し、2022年10月迄の経過年数で除算することで年間当たりの値上がり率を算出し、ランキングしています。関東圏で30棟以上のサンプルがあるデベロッパーを対象としています。
調査結果
関東売主別1位 7年連続 日鉄興和不動産
関東売主別値上がり率ランキングは、1位は日鉄興和不動産、2位は三井不動産レジデンシャル、3位は三菱地所レジデンスとなりました。
関東1位の日鉄興和不動産は、都区部や政令指定都市などを中心に、「リビオ」ブランドで都市型のライフスタイルを意識したマンションを供給しています。首都圏の中でもさらに中心部を中心に厳選されたエリアにおいて、富裕層や単身者・ファミリー層など幅広いターゲットの多様なニーズに合った商品を企画することで、物件に対する品質評価と昨今の都市部のマンション価格高騰の影響もあり昨年よりもさらに価格が上昇、関東圏において7年連続で値上がり率1位となりました。
2位の三井不動産レジデンシャルは、大手デベロッパーとして幅広いエリアに多くの物件を供給しながらも、各立地に適切なブランドでの提供で、その中でも特に都心部の物件や「パークタワー」シリーズなど都市型大規模タワーの価格上昇が大きく寄与し、関東の値上がり率2位となりました。
また、同社の物件は入居後の管理満足度における当社調査(※1)においても2位となっており、資産性と入居後の満足度のいずれにおいても高い競争力を有していることが分かりました。
3位の三菱地所レジデンスは、「ザ・パークハウス」シリーズをはじめとして、都心部の高額物件からDINKSやファミリー向けなど幅広い世帯のニーズに沿った高品質な物件を供給する大手デベロッパーで、同管理会社の評価も例年TOP5位置しており、2位と同じく資産性、入居後の満足度も高い傾向にありました。
(※1)入居後の管理満足度における当社調査とは
分譲マンションに特化した「住まいサーフィン」会員28万人のうちマンション購入済みの入居者や全国の大規模マンションの理事長様などに対し、管理状況に関する満足度について調査をしました。より正確に入居者の声を聞くことを目的とした管理会社に関する調査です。
売主別中古マンション値上がり率(騰落率)のランキング(関東圏)
順位 | 売主名 | 平均値上がり率 (1年あたり) |
物件数 (棟数) |
事例数 (件) |
---|---|---|---|---|
1 | 日鉄興和不動産 | 4.37% | 41 | 559 |
2 | 三井不動産レジデンシャル | 4.16% | 125 | 1770 |
3 | 三菱地所レジデンス | 3.57% | 156 | 1793 |
4 | 東京建物 | 3.57% | 30 | 382 |
5 | 伊藤忠都市開発 | 3.31% | 42 | 502 |
6 | 野村不動産 | 3.21% | 149 | 2008 |
7 | 東急不動産 | 3.19% | 59 | 570 |
8 | 阪急阪神不動産 | 3.02% | 37 | 504 |
9 | 大和ハウス工業 | 2.79% | 56 | 691 |
10 | 住友不動産 | 2.60% | 119 | 2817 |
※中古マンション値上がり率(騰落率)
新築販売時と中古売り出し時のマンション価格を比較し、価格が上がったか下がったかを%で表現したもので、マンションの資産価値を示しています。
計算式:中古値上がり率=中古売出価格/新築時価格/経過年数
※少数事例による誤差を抑制するため、総戸数10戸未満のマンションならびに事例数が5件未満のマンションは除外。
発表は上記を満たすマンション数を30棟以上販売した売主上位10社のみを公表している。
スタイルアクト株式会社
ITコンサルティング事業部
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